2007/10/29

うちのハナちゃん

昨日の天気予報によると今日は快晴。
どの番組でも鬱陶しいほど洗濯日和を強調していたのに、思いっきりどんより曇っているし。ほんと天気予報あてにならないわーと思ってたら、曇っていたのはここ周辺だけのようです。車で北東に1時間の場所に住む友人も、西に40分のとこに住む親も「朝から普通に晴れてる」だって。なぜかうち付近に雲が集中していたらしい。何がどうなったらそんな現象が起こるのか、ゲリラなんとか的な?

そんな本日届いた猫マンガ本。どどーん!!



松本英子著の「うちのハナちゃん」。
これ最高すぎ。作者宅の猫ハナちゃんもユニークですが、ミャウリンガル内蔵の作者母には大爆笑でした。
ハナちゃんがとらえた大物、ガマガエルがハナちゃんにくわえられたまま放尿という必死の抵抗を試みる場面とか、体力消耗するほど笑えます。作者と作者母の恐るべき猫バカっぶりに何故か安堵感を覚えたりして。

私が愛するほど彼女は私を愛していない
しかしそこに不幸はない
この一匹の猫が多分そう長くない一生の中で
これれほどまでに一人の人間に愛されたという事実がそれを救っている(p.73 無常)
うんうん。シンパシー?エンパシー?共感しまくりです。

ハナちゃんはuniより年上の老猫さんとのこと。ハナちゃんもuniも全く年を感じさせないほど元気だけど、老猫なんだねと思うとこちらの受け止め方が変わってくる。未だ子猫みたいなやんちゃなoviだってもう8歳だものねー。月日の経つのの早いこと。

2007/10/28

誘惑のアイランド

誘惑のアイランド DVD-BOX
TVバラエティ
B000PDZJAS


「あいのりが好きなら絶対ハマるから!」と友人に勧められていたものの、すんません、あいのり見た事ないっす…とチェックしてなかったのですが、100円レンタルの日にババーンと並べられていたので借りてみました。

舞台となるのは南国の楽園、参加するのは4組のカップルと、男女14人ずつのシングルたち。カップルはバラバラに引き離され、彼女たちは14人のイケメン集団と、彼たちは14人のセクシーな美女軍団と16日間を共に生活します。携帯電話も使えず、恋人と話すことはNG。唯一相手の様子を見られるのは、監視カメラで撮影された映像だけ。16日後に再会し、彼らは無事元さやに収まるのか…という、なんとも悪趣味な素人参加型リアリティ・ショーです。

よくまあこんな企画考えるもんだ…と呆れつつも、ちょっと見ちゃうとハマっちゃうのがこの類いの番組の恐いとこ。結局立て続けに3本一気見しちまいました。

ゲーム内容自体は違うのですが、番組の進行は以前放送していたサバイバーに近いものあり。と言ってもサバイバル要素は全くなく、美味しそうな食事と連夜のどんちゃん騒ぎで完全にパラダイス状態。そんな浮かれた精神状態で過ごしつつも、シングル達の誘惑に勝てるのかってのがポイントのようです。

それぞれ何度か気に入った相手を選びデートをする日があり、その録画映像を後々自分の彼&彼女がチェックします。それで傷ついたり相手に不信感を抱いたりと、最初は揺らぐはずがないと信じていた気持がぐらぐらと崩れてゆくわけですな。自然がいっぱいで開放的な空間と思いきや、とりまく環境は意外にも閉鎖的だったりして。なにしろ16日の間、何をするでもなくそのためだけに過ごすのだから、有り余る時間の中、余計なことも色々考えちゃうわけですよ。

ちょっと見ているとそれぞれのキャラがハッキリわかり、その辺りから番組も面白くなってきます。定期的にシングル軍団から何名か脱落させるのですが、その人選で意見が合わずギクシャクしたり。てか、女同士のののしり合いみたいのが一番ビックリしたわ。

トラブルメーカーで、みんなが次の人選で必ず落とされるだろうと思っていた男を、彼女のひとりが救済しちゃったのが発端なんだけれど。他の彼女がその行動について意見したところ、一気に火がつき大げんかに。副音声のビビる大木&小池栄子の会話では、救済した彼女を悪く言っていたけれど、正直どっちもどっちかな〜って気も。意見するにしても言い方ってあるしねぇ。少しは相手の性格を考えてから、もの言えばいいのに…と思いました。

でまあ、16日後には元に戻ったカップルもあり、微妙なカップルもあり。彼&彼女以外の人との疑似恋愛が当たり前の16日間だったけど、それって完全に南国マジックだからね!と、テレビの前で見ているみんなが感じていることでしょうが、当の本人たちはなかなか冷静になれない様子である。この企画、日本でやったらどうなるんでしょうね。深夜枠かなーやっぱ。

2007/10/27

クワイエットルームにようこそ*17歳のカルテ

10月に入ったら時間できるし〜なんてほざいていたあの日に戻りたい気分の今日この頃。毎年同じようなことを繰り返しているような気もしないでもないのですが、何故突然こんなに忙しくなってしまうのか。おかげで私の壮大な人生計画は狂いっぱなしですよ!

なんて言いつつも、映画館にはしっかり出向く私であった。本日は松尾スズキ監督のクワイエットルームにようこそ見てきました。面白かったよ。 なにしろ出演者が豪華。しりあがり寿、塚本晋也、庵野秀明、しまおまほ、川勝正幸など、あまりスクリーンではお目にかかれない面々がちょこちょこと顔を出していて、それだけで楽しめました。主役の内田有紀もハマってた感じだし、蒼井優や大竹しのぶは相変わらず上手だし。未だ妻夫木聡=リトル山田(by木更津キャッツアイ)のイメージが抜けないのですが、この映画での妻夫木君がまんまそんな雰囲気で面白かったっす。

しかしこの映画、どっかで見たことね?と首をかしげつつ思い出したのがこれ、

17歳のカルテ
ウィノナ・ライダー .アンジェリーナ・ジョリー
B000R8X9Z8


奇しくも先日見たばかりの、17歳のカルテでした。

クワイエットルームと同じく、アスピリンでオーバードープして気がついたら精神病棟に。今までの自分の生活からはあり得ない閉鎖的な場所に移され、狂気に満ちた周囲の人達に戸惑いながらもいつしか現実を受け入れてしまう。人間の適応能力というか、強いんだか弱いんだかわからないけど、なんだかんだ言っても図太いもんだよね人って。と思わずにはいられない内容でしたな。

年齢的なこととか邦画ってのもあるからか、見ていて映画に自然に入れるのはクワイエットルームの方かな。比べちゃうと似ている所と同時に対照的な箇所もあるのですが、どちらも終わり方がわざとらしくなく、さっぱりしていて良かったです。

2007/10/26

ジェイムズ・ジョイスとダブリン市民

ちょいと小耳に挟んだ、トルシエさんがアイルランド代表監督になるかもって話は事実なんでしょうか。前回のワールドカップは予選敗退だった大好きなアイルランド代表チーム。誰が監督でもいいから、次のワールドカップには出場してもらいたいものです。

前世はアイルランド人と言われる私ですが、最初にそれ聞いたとき、ケルト神話やジョイスの小説、イエーツの詩が好きだったからちょっと嬉しかったけど、それ以外に特に感想はなし。でも、2002年の日韓ワールドカッブでの、アイルランド代表チームのやたら粘りまくるゲームを見て思いっきりシンパシー。何を隠そうワタクシ、小学6年間全ての通知表の「粘り強く何事も最後までやり通す」ってとこに必ずチェック入ってたんですよ。

ま私の場合、その粘り強さを「しつこい」の4文字で表現されることも多いのですが。確かにしつこい。雪印の件を根に持って、未だに雪印製品&牛肉は絶対に買いません。ちなみに不二家や白い恋人はOK。てかすごく不思議なんですけど、賞味期限改ざんするくらいだったら、最初から長めに設定しときゃいいじゃんね…と思うのは私だけ? ずーっと改ざんしていても、腐りもしなきゃ誰かが腹を壊したわけでもなし。それだけ保存料てんこ盛りで不気味な食べ物ってことなんでしょうが、みやげ物ってそんな感じだよね大体。

話は思い切り戻りますが、アイルランドって人口400万人くらいの小さな国なのに、世界的に有名な映画監督や俳優、作家が沢山いるじゃないですか。アイルランドを舞台にした映画も多いし。それってやっぱ移民が多いからなんでしょうかね。マライア・キャリーとかニコール・キッドマンとか、ケネディファミリーやレーガン元米大統領もアイルランド系だし。

ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻
ユアン・マクレガー
スーザン・リンチ パット・マーフィー
B0002ZEVRQ


タイトルにあるのはアイルランドを代表する作家、ジェイムズ・ジョイスの妻の名前。二人の生涯を描いた作品です。

この映画観てジョイス夫妻について感じたのは、ざっくばらんに言えばバカップル? 猜疑心と嫉妬の固まりで支配欲が強く、妻の言葉より友人の言葉を信じる夫と、無駄にプライドが高く気分屋で、平気で他人を傷つける妻。情熱的とか愛に生きてるとか言えば聞こえは良いけど、ハタ迷惑この上ないって感じ。ま、お似合いの夫婦なのかな。友達にはなりたくないけど。

と言ってもジョイスはユーロになる前は紙幣に描かれるほど著名な人だし好きな作家だし、その人生のドラマチックな波乱っぷりには興味ありまくり。焦点を夫婦ではなく、ジョイス自身と交友関係などに合わせた作品が見てみたいと思いました。

ザ・デッド/「ダブリン市民」より
アンジェリカ・ヒューストン
ドナル・マッキャン ジョン・ヒューストン
B0000677OH


ジョイスの初期短編集「ダブリンの市民」の中の話(死せる人々)をジョン・ヒューストンが映画化した作品です。ダブリンと言えばジョイスの出身地ですが、赤狩り(ってほんとに嫌な言葉だね)を逃れてヒューストン監督が移住した場所でもありました。脚本は息子ののトニーが、主人公のグレタは娘のアンジェリカ・ヒューストンが演じています。これが監督の遺作となりました。

これは本当に素晴らしい映画でした。静かに流れる深い川のような。ドラマチックな展開は全くありませんが、感動が腹というか、体のど真ん中にくる感じ。ジョン・ヒューストンって白鯨とか許されざるものとか、ごつい雰囲気の映画が多いのに、最後の作品がこれって。監督は撮影中に肺気腫に冒され、酸素ボンベを使いながら完成させたそうですが、本当に撮りたかったのは、こんな映画だったんだねと思うとまた感動。クリスマスの晩に降る雪に死生観を例えた原作のイメージそのままで、原作が好きな人にもおすすめですな。

ジョイスを読んでいる者として、ジョイス自身を描いたノーラ・ジョイスの方を見ると、あーーこうゆう人なんだね〜と妙に納得できるところもあったりして。映画の楽しみ方って色々なんだねーと改めて思いました。

2007/10/25

すみれノオト。手紙が書きたくなったら、

あともう2ヶ月でクリスマス。いつまでも暑いよ!と思っていたら、いつの間にやらすっかり秋らしくなっちゃったし。月日が経つのは本当に早いですな。こっから年末年始まで一気に駆け抜けちゃうんだよねこれがまた。

そんな慌ただしい日々を送る中、心癒される超ローテク冊子、すみれノオトが届きました。



月桂樹に似た葉とローズマリーの押し葉付き。テーマは「手紙が書きたくなったら、」です。



北欧切手のページ。海外からの便りは本当に切手が楽しみです。私も手紙を送る時は特に、季節や封筒の色、内容に合わせた切手を使うようにしています。



なんと手書きのページもあり。ミニコミながら、ゆったり読み応えのある一冊です。

2007/10/24

アマロ神父の罪 : プチメキシコ祭り中

さて。メジャーリーグもワールドシリーズを残して今期は終了。月曜から金曜までは毎朝立て続けに放送する、スペインTVE、ドイツZDF、韓国KBS、ロシアRTR、カタールアルジャジーラ、アメリカABC、イギリスBBC、フランスF2と中国のどっかの局(忘れた)のニュース番組を見ていますが、野球シーズン中は時間が合わない事が多く、見逃す事が多いのでした。

シンガポールとかベトナムとかタイとか、アジア各国のニュース番組は早朝3時くらいに放送しているので、こちらはたまにしか見てません。でも、たまに見ると本当に面白い。フィリピンのニュース番組とか特に。

野球シーズンが終わってしまうのは寂しいのですが、毎朝、家事とか仕事とかしながら各国のニュース番組見ている時間もかなり好きですな。日本語に翻訳して流しているので、内容も選んでいるのでしょうが、それでも日本では全く報道しない日本の話題とかもあったりして目からウロコ状態になることも。アメリカABCだけは現地から10分遅れで同時通訳で放送しているらしいけど。

韓国の番組で流している北朝鮮の映像とか、日本で見るものとはまるで違ってビックリした。日本の番組で見かける映像って大体、灰色でどよ〜んと暗い平壌の光景とかだけど、韓国の番組では北朝鮮の若い女の子たちが、みんなお洒落して楽しそうにショッピングしている映像が流れていました。もちろんどちらも現実だと思いますが、イメージ違いすぎ。北朝鮮の女の子たちが、あんな普通に色のあるラフな服装で、楽しそうに町中を歩いている姿を想像したことがなかったから。報道が100%だなんて思ってもないのに、何度も目にする光景で勝手な印象を抱いちゃってる自分がちょっと恐かったわ。

それとほぼ同じ時間帯に放送している別局のニッポニアNIPPONを行ったり来たりしてますが、それに毎週出ているメキシコ人のおじさんが可笑しくて! なんつーか、本音炸裂しすぎで笑える。そういやメキシコには伝統的な死者の日という祭りがあるそうです。日本のお盆のように死者を弔うという意味と、死はナチュラルなもの、恐いものではありませんというメッセージが込められた祭りだとのこと。

メキシコと言えば、メキシコのかわいいデザインたち程度の知識しかない私ですが、実は最近プチ祭り中。パンズ・ラビリンス見てメキシコ人のギレルモ・デル・トロ監督にハマッたのとほぼ同時期に、適当にレンタルしたDVDに軒並みメキシコ人俳優のガエル・ガルシア・ベルナルが出ていたこともきっかけとなり、それじゃついでに…と、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とかアルフォンソ・キュアロン監督作品とか、今まで見てなかったものを次々と見ている次第です。

20歳くらいの頃のガエル・ガルシア・ベルナルってウエンツ瑛士にちょっと似てるよね。と、アマロ神父の罪みて気がついた。今すっかり男の顔になっちゃったけど。ずっと誰かに似てるなーと思っていたのでスッキリ。背格好も同じくらいだし。

アマロ神父の罪
ガエル・ガルシア・ベルナル
アナ・クラウディア・タランコン
カルロス・カレラ
B000OPOBFQ




メキシコの小さな町の教会に派遣されたエリート神父アマロが、美しく信仰心の強い少女と親しくなるうちに、聖職者として許されない関係になってゆくストーリー。教会の汚職というショッキングな内容はカトリックの方々の怒りをかい、アメリカやメキシコで上映禁止を求める声も多かったそうですが、皮肉にもそれが話題を呼び映画はヒット。ゴールデングローブやアカデミー外国語映画賞などにノミネートされたそうです。

クリスマスケーキ食べた一週間後には除夜の鐘を聞きながら年を越し、正月には神社にお参りに行くのが当たり前。そんな典型的ジャパニーズな私にはなかなか理解しづらいのですが、信仰心強いといろいろ大変だよね。なんて軽く言ってみたりして。聖職者としてあり得ない行為をしておきながら「自分は聖職者が天職」なんて言っちゃっている様子は、単に権力に取り付かれているだけの人に見えてしまう。と、今ざっくりしすぎの感想を書きながら、この映画もう一度見ておさらいしたいと思いました。ガエル君の演技はかなり良かったです。

2007/10/23

Fairyopolis: A Flower Fairies Journal

Amazonから可愛い本が届いたよ!

Fairyopolis: A Flower Fairies Journal
Cicely Mary Barker
0723257248


値段からして普通の妖精たちの絵本を想像し、プレゼント用に購入したのですが、これがかなり凝った作りのしっかりとした本でした。



飛び出す絵本というわけではないけれど、いろんな所にカードや手紙が貼ってあり、それらを開いて見るのがお楽しみ。手描き風の筆記体のフォントもいい感じです。




一番後ろに貼り着けられた封筒の中には何やら謎の物体が。3Dスコープ?と組み立てて(と言っても折るだけ)中をのぞくと、妖精たちの立体画像が見られます。すっかり自分が楽しんでしまったので、プレゼント用にもう一冊注文しました。あと、ついでにこちらも予約してみた。

How to Find Flower Fairies (Flower Fairies)
Cicely Mary Barker
0723258902




こちらはpop-up絵本のカテゴリにあったから、飛び出すのかな?最近のポップアップ絵本は、凝っていて可愛いうえ値段も手頃だから、ついつい集めたくなっちゃうのですが、なにしろ場所をとるんだよね。と言いつつ何かっつうと買ってしまうのですが。

2007/10/22

ねこねこ動画

そろそろ猫たちが固まって眠る季節になってきました。



↓続き



猫たち可愛過ぎ! ばあちゃん完全にガリバー状態だよ! と、鼻息荒くパソコン前で見続けてしまいましたが、今や猫界のアイドル、ねこ鍋の猫たちの寝姿&遊ぶ姿です。

子猫の束って本当に可愛いんだね。うちはうにがもうすぐ1歳という時期にオビがやってきたので、その時点で大きさがかなり違う。オビはうにの頭より小さいくらいだったから、本人(猫)達が楽しく一緒にじゃれていても、私の目にはうにがオビにヤキ入れてるようにしか見えなくて。ほのぼの気分を味わうというより、大丈夫なのか?というハラハラ気分ばかりでした。

最近のうにオビは、午前中は別々に寝ていますが、午後になるとくっついて寝ている。何故午後から? よく分からないのですが、毎日そんな感じで、どっちにしても寝てばかりです。

2007/10/21

空飛ぶモンティ・パイソン

Amazonにアクセスしたら、いきなりトップベージにこれっすよ。

MONTY PYTHON'S FLYING CIRCUS
エリック・アイドル(広川太一郎)
マイケル・ペイリン(青野武)
ジョン・クリーズ(納谷悟郎/近石真介)
B000X431A4


ファンの間でも既に音源は失われたと伝えられていた、モンティ・バイソンの日本語吹替え版。ディスク7枚に加えて100ページの特製ブックレット付き。画質はデジタルリマスターって、そら買うよ! 当たり前じゃん! 後で欲しくなった時にゃ売り切れ状態なんてことになったら、一生後悔するでしょこれは! と、ワンクリックで予約してしまいました。

発売が2月20日なので、ま、自分への誕生日プレゼント☆ってことで。って、気色悪いわそれ。よく「頑張った自分へのプレゼント」なんて言い方聞くけどよ、単に自腹で欲しいもの買うだけの話じゃんね。と思う私である。

そんな話はさておき。テレビ東京で放送していたこの番組、タイムリーには見た記憶はないのですが(時代的に無理)、BBC製作とのことあってかNHKでよく字幕スーパーで放送していたのを覚えています。それにしても日本語吹替え声優たちの豪華なこと。こりゃ吹替え版で見た方が面白いでしょきっと。

日本で上映する映画の字幕率は他の国に比べて格段に高いとのこと。見ているこちらも字幕に慣れてしまっているし、本物の声の方がなんとなく安心だし。翻訳の戸田奈津子さんによると実際に演じる俳優達にとってもそれは喜ばしいことのようです。でもコメディ映画とか、たまーに吹替えで見た方が面白いのってあるよね。私が一番それを感じたのは香港映画のMr.Booシリーズ、マイケル・ホイ役の広川太一郎の吹替えが超面白く、私と弟の間で一大ブームになった事があります。

ちなみにBoo三兄弟の長男マイケルの他、次男三男はビートたけし&きよしが吹き替えてました。くっだらないダジャレ連発で、冷静に考えると何が面白いんだか全然わからないんだけど、見ているうちにテンション上がって爆笑しちゃってるんだよね。Mr.Booは日本でも大ヒットしたようですが、広川さんの吹替えがあったからこそだと思います。あと、ビリー隊長のエクササイズも、あの吹替えで注目されたんだよね。

似たようなところで、翻訳本を読んでいるうちに、作者より翻訳者を好きになっちゃうことが多々あります。柴田元幸とか澁澤龍彦とか。実際に作家ではなく翻訳者で本を選ぶ事も多いし。原書が読めりゃそりゃ良いんだろうけど、これはこれで楽しい文化だなーとか思ったりして。

2007/10/20

ヘアスプレー

今日はヘアスプレー見てきました。想像通りのハッピーで楽しい映画。でもやっぱヘアスプレーつったらディヴァインさんなんじゃないでしょうか。

ヘアスプレー
リッキー・レイク
レスリー・アン・パワーズ ディヴァイン
B0002MOL1U


リバイバルの噂と同時に、この映画を舞台化したものがブロードウェイで大ヒットしているというのを聞きぶったまげたのを覚えています。悪趣味の帝王と囁かれるジョン・ウォーターズ監督作品にしちゃマトモですが、それでもこの映画もカルト的な扱いを受けていたはず。どれだけ毒気を求めているんだアメリカ人は!?と思いつつ今回の作品を見たら、若干の風刺はあるものの、楽しくて可愛い映画になっていました。差別用語連発しまくっているのには笑っちゃったけど。

以前の映画でディヴァインが演じていた主人公の母役、本作では53歳のジョン・トラボルタが楽しそうに演じていました。あとお父さん役がクリストファー・ウォーケンて! トラボルタばかり話題になっているけれど、私は父親のキャスティングに驚いてしまったわ。クリストファー・ウォーケンは大の猫好きらしいし、私も好きな役者ですが、その名前を聞いたら殺人鬼とか異常者の役だよね?というイメージしかなかったので、トラボルタと楽しそうに踊る姿にマジでウケまくり。それ見ただけでものすごく得した気分になりました。

あと、ミシェル・ファイファーも良かった。年とっても本当に綺麗だよね。綺麗すぎるからか、最近は嫌な奴の役ばかりなんだけど、それがまたハマってる。なにしろみんな可愛いし、歌もダンスも申し分なし。最初から最後まで超楽しめる映画でした。見て良かったっす。

2007/10/19

april&I

8月に頼んだのに全然届かないよ!と以前書いていたMELEEのDEVILS&ANGELS、やっと届きました。洋盤を注文した後に国内版も発売しちゃったし…と思ってたら、先日来日したらしく、笑っていいともに出てたよ。正直、既に忘れかけてました。

到着が遅れた理由はこれ、

April & I
Paul Steel
April & I
曲名リスト
1. April's Theme
2. April
3. Worst Day
4. Take It Or Leave It
5. School Bully
6. I Gave Her My Number
7. Honkin' (On My Crackpipe)
8. Grown Up & Away
9. April & I
10. Imaginary

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


合わせて注文した、Paul SteelのApril&I待ちでした。

一度ラジオかなんかで聞いて興味を持ち注文してみたのですが、このCD聞いてビックリ。すっげ好みの音楽でした。洋盤なのに何故か日本語シールが貼ってあるんだけど、それによると

 ビーチ・ボーイズやエルビス・コステロの影響を感じさせながらエレクトロニクスも取り入れたサイケデリックなポップソングでUK次世代を担う注目の新人。ヴァン・ダイク・パークスなどから賞賛されたメイジャー・デビュー前の自主制作版。

だそうです。って、Paul Steelで検索したら、このCDしか出てこなかったんだけど、メジャー盤あるのかいな。なにしろこの宣伝文句に偽りはなく、まず頭に浮かぶのがビーチ・ボーイズ(コーラスがね)、そしてコステロ。360度地平線が見えるような緑の草原を1人で走り回っているような心地よさ。目を閉じて、床に寝たまま聞いているだけでどこにでも飛んで行けるような感じ。リフレッシュ効果は絶大ですよこれ。

このCDのケース自体が10ページほどのボードブックになっていて、可愛いイラストも楽しめます。これはいい買い物でした。

2007/10/18

羊化計画

一年通して室内では半袖ショートパンツの格好ですが、これからの季節はそれにスパッツやらセーターやらが重ねられていきます。最近羽織っているのはモコモコのパーカーです。

去年か?ラフで購入しました。ふわふわとした肌触りで着心地もよく、今はTシャツの上に羽織っています。このふわふわは猫にとっても肌(肉球)触りが良いらしく、ソファに置いておくとオビがやってきてふみふみした後そのまま寝てしまう。私の頭には相変わらず羊カチューシャが乗っかっているので、このパーカー着るとますます羊に近づいているような。こんな生地のパンツ欲しいな。全身羊。完全に着ぐるみだよねそれ。



羊と言えば、ビックリニュース。スイスの右傾化が止まらないらしく、町ては右派政党・国民党が作った白い羊が黒い羊をライン(国境)の外に蹴り出すイラストのポスターや看板が至る所で見られるとのこと。黒い羊=移民を表しているわけですが、金さえもってりゃ何でもOK!って感じのスイスでもそんな大っぴらな人種差別が? 格差が激しすぎて、低所得者層から右傾化するんだろうけど…。

スイスには日本でよく聞く公職選挙法のようなものがないらしく、基本的に選挙運動は自由にのびのびやり放題。3日後に控えた選挙では、そんな国民党が圧勝しそうな勢いだそうです。と、そこに驚きました。ヨーロッパ全体的に右に寄りつつあるし、どこの国にも過激な右派政党はあると聞くけれど、それがそこまで国民に支持されてるなんて思わないもの。だってスイスっすよ? ハイジの国っすよ? まあ無知な私が勝手に平和的なイメージ抱いていただけなんだけどさ。でもちょっとショック。血腥い歴史を重ねたうえで永世中立国として現在に至っている国だけに、外からの影響力には過敏になってしまうのだろうか。

2007/10/17

奇妙な会見でした

いやあ、以前の職場にもいましたよ。口では「すみません」とか言ってるけど、全然謝ってないじゃんその態度!って奴。と思いつつ、亀父の会見とやらを見てしまいました。てかさ、そんなんニュース番組で放送しちゃうのって何なんでしょうかねほんと。

以前にも書きましたが、もともと亀ファミリーに興味がないので、試合中継を見るまでは対戦相手が誰なのかも知りませんでした。あの試合後によく耳にする"ゴキブリ"とか"切腹"などというキーワードもなんのこと?って感じで。今回の一件の後、散々いろんなところで流れているので見ちゃったけどさ。あれ、すごい暴言だよね。並んで会見しているにも関わらずひどいこと言われて、それでも冷静な内藤選手は後光射して見えました。大人やね。

私は試合以外のパフォーマンスに全く興味がなく、逆にそればかりが話題になる選手には嫌悪感を抱いてしまうので、ここで言うのもなんだが辰吉選手とかもあまり好きになれなかったんですよ。ま、それも偏見なんだけどさ。でも、亀兄弟の試合後の歌とか暴言とか、奇妙なパフォーマンスを喜んでいた人も沢山いたんじゃなかったの?それなのに、何で一転してこんなバッシングされてるんだろう…と、すっごく不思議に思ってしまう。あれが好きだった人は今の亀ファミリーをどう思っているのだろうか。

会見を見れば親がどーしょーもないっつーのは一目瞭然。あとマスコミ・メディアの責任も追求されつつありますが、それより何より一番悪いのはボクシング界そのものなのでは?という気が。野球だってサッカーだって、金の匂いがするところにマスコミやメディアが群がるのは今に始まったことじゃなし。選手に負担がないよう、そいつらを上手にさばくのが周囲の大人達の仕事かと思いますが、思いっきり乗っかってたじゃんボクシング業界。TBSのスポーツ中継がくその役にも立たないこともマスコミがどうしょーもないことも周知の事実だし、それを利用して散々稼いでいるくせに、都合が悪くなったら自分たちは関係ありませんみたいな顔されてもねぇ。

あともひとつ気になるのが「試合前の威嚇」ってやつ。それはあの暴言の事でしょうか。 試合前に親子揃って目ぇむいて睨むような顔するけど、それじゃないよね。あの親子ってもともとお笑い系マヌケ顔だから、目ぇむかれても全然恐くないっつーか、あれ見る度に笑っちゃうんだけど。にらめっこなら世界チャンピオンになれるかも。もひとつ笑っちゃったのが「投げろは亀田用語で打ての意味」って言い訳。そんな事言っても、あんたんちの息子、実際投げちゃってるじゃん! と、誰かに突っ込んで欲しかった。用語覚えられなかったのかなぁ次男。

チャンピオンの内藤選手は今回のことですっかり知名度が上がりましたが、こんなことで有名になりたくなかったでしょうね。チャンピオンなのに、おめでとうより先に亀の話題だもの。早くこの騒動から抜け出せるといいのにね。

2007/10/16

文房具さんぽ

本屋さんで見かけた、いかにも私が好きそうな本、木下綾乃さんの文房具さんぽ。さっそく購入しました。

文房具さんぽ
木下 綾乃
441807516X


まずページをめくると、描く道具が。なんと私と同じ色のサファリを持ち歩き用ペンにされているとのこと。親近感沸きますな。



普段使いのノートとペン、袋物コレクションとか盛りだくさん。100ページ弱の本なのですが、ほんの少し手を加えるだけで作れる可愛いオリジナル文房具の紹介やえんぴつ工場見学記、ラッピングやディスプレイのアイディアなど内容はかなり充実。この類いの本の中でも、満足度の高い一冊です。



文房具関連書籍の紹介や京都・東京の文房具店マップなども掲載。こうゆう本って見ているだけで本当に楽しい。仕事の合間にパラパラと開くだけで、かなり気分転換できます。

2007/10/15

善き人のためのソナタ

先日見たパンズ・ラビリンス。素晴らしい内容だったけど、確かアカデミー外国語映画賞を受賞したのはドイツ映画だったよな…と気になり、受賞作をレンタルしてみました。

善き人のためのソナタ
スタンダード・エディション

B000PWQS3G
ウルリッヒ・ミューエ
セバスチャン・コッホ
マルティナ・ゲデック


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ベルリンの壁が崩壊する5年前の1984年東ドイツ。社会主義国家に忠誠を近い、反体制分子を摘発することを生き甲斐としている優秀なシュタージ(東ドイツの秘密警察・諜報機関)のヴィースラーが主人公です。

上司から作家ドライマンの監視を指示させたヴィースラーは、彼の留守に入り込み部屋中に盗聴器を設置。部下と2人で24時間態勢で監視し続けます。そんな中、ドライマンがピアノで弾き始めたのは、反体制分子と見られ仕事を奪われた演出家の友人からプレゼントされた楽譜、善き人のためのソナタ。それを監視部屋で聞いているヴィースラーの心に、目には見えない変化が起こり始めます。

と、これまたベタにざっくりと紹介しましたが、実に素晴らしく良く出来た映画でした。超オススメ。どちらが好きか聞かれたら、迷わずパンズ・ラビリンスと答えるけれど、人に勧めるのならこちらです。アカデミー賞貰うのも納得だわ。

途中、2時間弱くらいの辺りかな? ちょうどキリがよく、ここでラストかな?と見てたらその続きがあり、これが蛇足にならなきゃいいけど…なんて思っていたら、そこからが更に良かった。驚いたのは本作の監督は33歳。これが初の長編作品だそうで、4年間に渡り関係者のリサーチを続けたそうです。それだけにリアリティもあり、さらにエンタテイメント作品としての見応えも充分。たいした才能だと思いました。

実際のところ、旧東ドイツでは家族や親しい人の中にもシュタージがいたとのこと。ベルリンの壁崩壊後、シュタージによる膨大な個人情報は一般に公開されますが、その時、自分の監視情報を閲覧している際に、それまで疑いもしなかった家族や恋人が諜報活動に従事していたことを知り、人間関係が崩壊する例も少なくないようです。壁が崩壊してから18年も経った今でも、癒されぬ傷を持ち続ける人は沢山いるのだと思います。

希望の持てるラストシーンに思わず拍手。あまりにも良かったので、思わず2回続けて、更にラストだけ何回も繰り返し見てしまいました。蛇足なんじゃ?なんて思った私が本当にバカだったよ。多くの人に見てもらいたい映画です。

2007/10/14

オビ式秋の午前中の過ごし方

相変わらず朝っぱらから押し入れにこもりがちのオビ。起きてひと暴れして、朝ご飯を食べたらさっそく布団に潜り込みます。



行き倒れボーズで爆睡中。



数時間後、ようやく目が覚めたらしい。布団から頭だけ出して辺りを伺っているもよう。



そのましばらくボーっとしてるかと思ったら、



アクビして



再び爆睡。平和な一日です。

2007/10/13

パンズ・ラビリンス

今日は以前から楽しみにしていた映画、パンズ・ラビリンスを鑑賞。アカデミー賞授賞式の時に紹介されているのを見て以来、この映画が日本で公開される日をずっと待っていたのです。



内戦の数年後、1944年のスベインでの話です。内戦終結後もゲリラたちは圧政に反発し、森の中で戦いを繰り広げていました。仕立て屋だった父を内戦で亡くした少女オフェリアは、妊娠中の母と母の再婚相手である大尉に引き取られ、その森の中で暮らす事になります。義理の父となった大尉は冷酷残忍な性格で、母のお腹の子を男と決めつけ、オフェリアを疎ましく思っている様子。辛い現実から逃れるように、オフェリアは不思議な世界へ足を踏み入れて行きます。

これは期待以上の、本当に本当に本当に素晴らしい映画でした。残酷でおぞましく、ぐちょぐちょでドロドロでこれこそがファンタジー。ファンタジーは子供向けの絵空事ではなく、悲惨な現実を語るため、伝えるためのひとつの方法なのだと改めて感じます。優しさに溢れた美しいラストシーンに涙が止まりませんでした。

1日に2本ほどDVDで、週1の頻度でスクリーンで映画を見ていますが、年に1本でもこれだけ素晴らしい作品に出会えりゃラッキー。実際には5年に1回くらい?って感じもします。なにしろこの映画は私の宝です。早くDVD出ないかなー。てか、も一度スクリーンで見たいな。

この映画を不思議の国のアリスに例えた人がいたけれど、どちらかといえば千と千尋? スペイン内戦がらみのファンタジーということで、ミツバチのささやきに似ているという人もいるけれど、それもまた違うような。監督がジブリの大ファンというのもうなずけるような場面もいくつかありました。オフェリア役の女の子はほたるの墓が好きなんだそう。撮影前に監督に勧められ、風の谷のナウシカを見たそうです。

映画館から帰る途中、この監督に澁澤龍彦の高丘親王航海記を映画化してもらいたいと思いました。高岳親王航海記はまぎれもなく私の一番好きなファンタジー小説ですが、今まで映像で見たいなんて考えたことは一度もなかった。でもきっとこの監督なら満足できるものを作ってくれるような気がして。ま絶対にあり得ない話なんだけどさ。ともかくこの映画のおかげで、しばらくは幸せな気持で過ごせそうです。

2007/10/12

主役はチャンピオンで

なんだか昨晩の内藤×亀田戦の内容が大騒ぎになっていますな。ボクシングは好きだけど亀ファミリーには全く興味なし。なので、昨晩の試合も見るつもりはなかったのですが、ちょうど1Rが始まったタイミングにたまたまチャンネルを合わせてしまったため、そのまま最後まで観戦しました。

試合前から予想されていた通り、亀田次男はひたすら高いガードのまま打たれまくり。あれだけ打たれても向かって行けるんだから、結構強いんだ? でも、チャンピオンにボディ打たれてるうちにガード下がるよねぇ。と思いつつ見てると、何ラウンドか忘れたけど終わり際にチャンピオンに思いっきりボディに入れられていました。しかし、確実に決まっているにも関わらず、実況アナウンサーも解説者もその事にはいっさい触れず。ほんと相変わらず役立たずだよな、TBSのスポーツ中継のアナウンサーって。知ってたけど。

いくらアナウンサーや解説者が無視したって、あれだけ打たれりゃ打ち返したくなるもの。次第に亀田次男も手が出るようになり、その分ガードが甘くなり打たれまくり。もうこれ、どうしたってチャンピオンの勝ちでしょ。いくらなんでも、これは覆せないでしょ?と思ってたら、いきなり投げ技ですよ。ビックリ。

普通だったらその時点で反則負けだと思うんだけど、結局最後まで終えてから、チャンピオンの防衛成功となりました。しっかしひどい試合だったわ。誰かが「どっちにしても、挑戦者なんだからガードしてるだけじゃ勝てないでしょ」と言ってたけど、それが何故か判定で勝っちゃってたのが亀田ファミリー戦ですから。しかし今回だけはどうしようもなかったみたいですな。

いつかの長男戦の疑惑の判定の際も大騒ぎでしたが、そんなのは今に始まったことじゃあないです。その時も今回も解説していた、元チャンピオンの肩書きのある鬼塚も、亀田長男並みのあり得ない判定勝ちでチャンピオンになってました。その時は、まさかの勝利に試合を見ていた私も驚いたけど、いきなり勝利の喜びコメントを求められたセコンドの片岡鶴太郎も、あれで勝てたとは思いもよらなかったらしく、言葉につまっていたのを今でもよく覚えています。

日本で開催する日本人選手の試合って、どうしてもね〜と思ってしまいますが、たまにいい試合もあるんです。私が覚えている限りだと、一番近いところで2000年10月11日のWBAライト級タイトルマッチの畑山×坂本戦が素晴らしかった。防衛したチャンピオンの畑山選手ももちろんだけど、打たれても打たれても前に出続ける坂本選手の根性には本当に感動しました。今後もずーっと見続けていれば、いつかまた、あんないい試合が見られるかも知れないしね。昨晩の妙な試合に懲りずに、私も頑張るよ。と、ワイドショー見ながら何故か意味のない決意をする本日でした。

2007/10/11

もこもこマフラー

なんだか今日は耳が寒い。耳当て作ろっかなーと思いつつも今は時間がないので、取りあえずマフラー出してきてマチコ巻きしてみました。一昨年に散々編みまくったニット帽があるのですが、4月頃に大掃除した時、まとめてしまい込んじゃったのだ。あれどこにあるのかなー。この仕事終わったら探そう。

そういや先月、いち早くマフラーを買いました。



ラフ&チープのアップリケ柄マフラー。ちびっこ向けですが、Mサイズなら長さ的には大人でもOKでしょ!と購入。長さ的にOKでもデザイン的にどうなの?と四方八方から激しいツッコミ声が聞こえますが、いいじゃんマフラーくらい可愛くてもさ。赤のボンボン×アイボリーのボア生地に可愛いイラストと、最初は写真左側のオフ白に飛びついたのですが、もう一方のピンク×水色も大好きな色合わせじゃございませんこと?と思ったら選べなくなり、結局2色買っちまったんだ。肌触り最高。しかも温かくてお気に入りっす。そういや去年だか一昨年にも似たようなことしてたっけ。



上のマフラーも色が選べずに2色購入したのだった。こちらはSM2で購入。アンゴラ入りっぽく、ふわふわしていて気持良い。ちなみにこれは大人もの。冬が待ち遠しいのう。ってもう既にマチコ巻き状態だけど。

2007/10/10

MiawMiaw

日中、日が射せば暖かいものの、朝晩はすっかり涼しくなりました。



午前中のうに様定番ポジションは押し入れの中の畳んだ敷き布団の上。ちなみにオビは掛け布団の中にいます。

これからはなんと言っても猫が気持いい季節です。素足にすり寄られると、ふわふわとした毛が温かく本当に心地よい。心から幸せを感じる瞬間ですな。

そういや最近ペット百科の時間帯に流れているアイシアのCM。ミャウミャウロック編の猫が超可愛いんすよ。



この鳴き声がたまらん! 可愛過ぎ! この前に流れていたジャズ編の、ミャンと控えめな鳴き方にも心を鷲掴みにされてました。



鳴き方ももちろんだけど、目をパチクリとする仕草とか、可愛過ぎて発狂しそうになります。アイシアのCMは猫好きのツボ押さえまくりだよね。

2007/10/09

かぼちゃの王様

ここ数日秋らしい良い天気が続いていましたが、昨日今日の関東地区はまたパッとしない感じ。そういや少し前に半蔵門サミットで、どうして日本人はそんなに天気の話ばっかするの?意味分かんない! というロシア人の疑問を聞いて、実際私自身も天気の話よくするなーと自覚しました。

私が天気の話が好きなのは、人がどうしようも出来ないことだからです。人間の力じゃ天気変えられないものね。天気の話をすることで、自然の中で生きていることをいちいち実感しているんだと思います。桜の季節になりゃ花見をし、秋になれば紅葉を楽しむ。日本に自然が少なくなったと言われても、それを楽しみ愛でる気持は老若男女を問わず、いつまでも心の中に宿っているわけで。土の上なんて全く歩かない日々を送っていても、農耕民族のDNAは失われないってことかねぇと、しみじみ感じる次第です。

そんなわけで、秋っぽい縁取りにしてみました。って思いっきりハロウィン仕様。欧米か! タカトシって本当に面白いなーと思うけど、未だにどっちがタカでどっちがトシかわからないんです。ごめんなさい。全然面白いとこ見た事ないよ…と思っている品川庄司の区別はつくんだけど。

ハロウィンといえばカボチャだけど、毎年恒例、カリフォルニアのかぼちゃコンテストで先日優勝したのは、重さ691キロの巨大かぼちゃだそうです。691キロって…小錦2人+朝青龍くらい? でかっ! 食べられるのかなそれ。

2007/10/08

SONY BRAVIA

今更なんだけど、携帯をソフトバンクからauに変えたことを猛烈に後悔しています。やっぱauは私には合わなかった。本当に私がバカだったわ。CM見てわかるじゃんね。仲間由紀恵に速水もこみち(速見?調べるのもかったるい)のauに対し、市川美日子と加瀬亮のソフトバンク(当時)って。どっちのターゲット層よって言ったら間違いなく後者だし。商品購入時にCMの影響を殆ど受けない私ですが、今回のことでやっぱCMって大切だわ!と思った次第です。

CMと言えばここのところもう、夢中になっていると言っても過言ではないほど気に入っているのがSONYのブラビアの欧米向け(?)CM。日本で放送している風船バージョンも可愛いけど、手の掛け方が全然違います。



ネットだと画像がアレですが、このCMを初めてテレビで見たときはあまりの美しさに瞬きも息をするのも忘れたほど。倒れるゴミ箱の中の生ゴミまで美しく見える。メーキング映像見ると、結構すごいことになってるんだね。撮影より後始末の方に時間がかかったと聞きました。



こちらのペンキバージョンもすごすぎ。建物の下から上へ、一気にペンキが吹き出すシーンで涙が出そうになります。こちらも後始末に時間がかかりそう。



これが最新バージョンなのかな? どれだけ手間がかかってるんだろうと想像するだけで胸が熱くなる。別にソニー信者じゃないけれど、こんなCM見せられると応援したくなります。ほんの何十秒かの映像ですが、志の高さは充分すぎる程伝わってきます。

2007/10/07

絵本の町のパン屋さん

昨日、映画館の帰りに立ち寄った本屋で発見。なんと今月号のMoeの表紙が寺田順三さんのイラストでした。

MOE (モエ) 2007年 11月号 [雑誌]
B000W4L4HC


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しかも今回はおいしくてかわいいパン屋さん特集。そら買わずにはいられないでしょう。てか、MOEって必ず毎月買ってるよね。定期購読すりゃいいんじゃないの?と思いつつ既に2〜3年経っているような気もしますが。

今月号は内容も私にとって楽しめるものばかり。さすらいのコックちゃんも拡大バージョンだったし。なにしろ寺田さんのイラストが随所にあって嬉しかったわ。5年前くらいかな?寺田さんのイラストの木製バッヂを初めて見て、あまりの可愛さに大興奮。鼻血吹きそうになるのを押さえつつ、商品が購入できる店を探しまくりました。当時はネットでも扱う店がなかなか見つからず、名古屋の雑貨屋さんに無理言って頼んで通販させてもらったのでした。Tシャツとかファブリックとか、寺田さんイラスト商品の種類も増え、色んなところで気軽に購入できるようになった今でもその可愛さは全く変わらず。相変わらず見つけてはちまちまと購入しているのでした。

カムズのクリスマスカード (新風舎文庫Post card book)
寺田 順三
4797494891


このクリスマスカードブックも可愛い。寺田さんのイラストは温かみのある雰囲気のものが多いからか、夏より冬のイメージ。クリスマスシーズンなんてピッタリだよね。もったいなくて一枚も使えずにいます。

2007/10/06

クイーンとサウスバウンド

徹夜明けで朝っぱらから超ハイテンション。と言っても寝ない訳にはいかないので、DVDで映画を1本見て気持を落ち着け、その後4時間就寝。起床後に1本DVDを観賞してから、シネコンに行きクイーンとサウスバウンドを見てきました。

って、似たような文章を最近書いた覚えが…と思ったら、先々週も似たようなことしていたもよう。これじゃ月日の感覚もなくなるわけだ。

クィーン<スペシャルエディション>
B000UVXHSQ
ヘレン・ミレン


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エリザベス女王を演じたヘレン・ミレンがオスカーを受賞したことで、日本でも一躍注目を集めた作品です。アカデミー賞に関わらなきゃ日本ではせいぜいミニシアター上映どまりだったのでは?と思うと、アカデミー効果って本当にすごい。1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなった直後の英国王室の混乱とエリザベス女王の苦悩、首相就任直後のブレアの姿を描いています。

なんで今頃クイーンを上映してるの?という疑問を抱きつつも、スクリーンで見られてラッキーと浮かれまくり。想像以上に素晴らしい映画でした。ゴールデングローブ賞授賞式で主演女優賞(プラダを着た悪魔)に輝いたメリル・ストリープが「私が受賞できたのは単に上映館数が多かったから。本当に素晴らしかったのはエリザベスを演じたヘレン・ミレンだ」とコメントしたの見て驚きましたが、全くもってその通り。マジで感動しまくりです。しかし自分が受賞しているにも関わらずそんなこと言ってしまうなんて、メリル・ストリープも勇気あるよね。同時に映画配給の矛盾についても軽く批判していましたが、彼女が常に映画界でもてはやされている存在だけに、意味ある発言だったと思います。

とくにダイアナ妃に思い入れがなかったからか、亡くなった後の王室の対応も別に冷たいともなんとも感じていなかったのですが。イギリスじゃあ大バッシングされていたんですね。ダイアナさんがまるで王室に殺されたかのような雰囲気で、もう集団ヒステリー状態。明らかにマスコミに操られているんだけど、集団心理って本当に恐いなと思いました。

大体パパラッチが追いかけまくったからこそあんな事故が起きたんじゃん…と思っていたから、何でそこもっと責めないんだろう。責任はマスコミにあるんじゃないの?と当時はものすごく不思議でした。でも、この映画の中の「世間はダイアナの"表"の顔しか見ていない、"裏"の顔を知らないんだ、だがダイアナが"裏"の顔を見せるわけがないじゃないか、絶対に」というチャールズ皇太子の言葉を聞いて、ちょっと納得。ボランティア活動に参加したりエイズ患者を抱きしめたりわざわざ地雷のある場所を歩いてみたり。ダイアナ自身が散々マスコミを使ってイメージアップしてきたのだから、自分にとって都合が悪い時だけそれをシャットアウトしたくても許されるわけがない。もともと人の不幸を食い物にしているような職業だもの、尚更だよね。

世間の王室バッシングから女王を救い、国民と和解させようと、首相になって間もないブレアが奔走するわけですが、労働党の党首である首相の周囲に王室に暖かい目を向ける人間がいるはずもなく。エリザベスが女王として守るべき王室の尊厳と国民感情のギャップに揺れながらも下す決断を軽んじる側近に対し「女王は自分が一生を捧げ大事にしてきた伝統と歴史を、コケにしたあげく後ろ足で泥をひっかけて去った女に弔いの言葉をかけようととしているんだぞ!」とブレアが一喝する場面が印象的でした。

他に印象に残ったのは、女王自ら運転していた四駆で川を突っ切ろうとし、途中でエンストしちゃう場面。電話で人を呼び、待つ間に現れる大鹿に自らの姿を重ね合わせる心情がよく表れていました。あと少女が女王に花束を捧げる場面では思わず涙が出た。てか、後半は結構泣けたなぁ。望んだわけでもなく、生まれた瞬間から特別な存在として注目され追いかけ回され。国のために人生の全てを捧げてきたのに、国民からあれほど激しく非難されるなんてね。その苦しみの大きさは想像を絶する程だと思います。旦那はぼんくらだし息子はすっとこどっこいだし。あれじゃ本当に大変だと思うわ。

私はもともとブレア元首相夫人が嫌いなんですけど、この映画の中でも本当に嫌な女に描かれていて笑ってしまった。って、そんなことで喜ぶ私も相当嫌な奴だと思うけど。やっぱみんなそうゆう印象受けてるんだ〜と思うと可笑しかったし、演じた女優も本当に上手でした。でもこの映画上映した当時はまだ首相はブレアだったはず。よくもまあこの内容で許されたもんだ。まあ、夫人と相反してブレア自身は本当にいい奴に描かれていたけれど…。イギリスって芸術には寛大な国なんだね。素晴らしいことですな。

そしてその後に見たサウスバウンド。正直、あまり印象に残る場面もなかったかなー。時代的には今から30年くらい前の設定?(←超適当) どんな映画か全く知らずに見ちゃったのですが、もともと団塊の世代とやらがあまり好きじゃない私にとっては興味も持てなきゃ共感も出来ず。と言っても不愉快になるような映画でもなく、ま、あんな感じでいんじゃね?ってとこかね。一晩寝たら忘れてると思う。

2007/10/05

練乳コーラ割り

そういや先月で半蔵門サミット終わっちゃったんだよね。朝のお楽しみだったのに寂しいな。その後何やるんだろう。と思ったら、司会がほっしゃん。から徳光息子に変わり、激しい討論はなくなったものの、お馴染みの外国人パネリストたちが東京(or日本)についてあーだこーだと語り合う、相変わらずの内容でした。

今週のテーマは「食」ということで、色んな国の人達が日本食について語っているのですが、どの国の人も口にするのが「日本食は甘い!」という意見。確かに。みりんとか砂糖とか料理に使うものね。それって日本人以外の人にとっては、考えられないことらしいっすよ。

と言っても日本人が甘いもの好きというわけではなく。日本人はコーヒーや紅茶を飲む時にスティックシュガーせいぜい1袋使うくらいだけれど、多くのインド人は3袋は入れるとか、キューバでは半分くらい練乳を入れたコップにコーラを注いで飲むのが定番とか。って、聞いただけで喉が焼けそうになるよ。いくらなんでも甘過ぎ!

甘い物は徹底的に甘く、辛い物は徹底的に辛いというのが、多くの国の傾向みたい。メキシコの人が「日本のタバスコは水みたいなもの」と言って、小瓶から直接飲み出したのにはマジでたまげました。日本のタバスコは辛いというより酸っぱいんだって。

徳光息子は親父−(マイナス)涙って感じで、ニコニコしながら毒吐きまくる姿が笑えます。関口宏とか関根勤のとこもそうだけど、意外と子供に逸材が多いよね。あ、関口宏自身も二世タレントだっけ。

関口息子と言えば、長旅止める宣言に私がどれだけショックを受けたことか。いつもいつも楽しみにしていたのに。どの国に行っても現地の人達と当たり前のように馴染めるのってすごい才能だと思う。まだまだ旅してほしいとこあるのにな。残念。

2007/10/04

10月のカレンダー

HMVから「MIKAのLIVE DVDが出るよ! 買えば!?」とお知らせが来たので予約してみました。7月頃?「MIKAのカレンダーが出るよ!予約しなよ!」との知らせを受けたときは、己の飽きの早さを知っているだけに、はぁ?カレンダーって?大体、届く頃には忘れてんじゃねぇの?くらいに思っていましたが、未だiTunesではMIKAばかり。CD買ったの2月だよ?と考えるとかなりの異常事態と思われますが、1枚のアルバムをこんなに何度も聞いていると、ちょっと申し訳ない気分になるから不思議です。

こちらは9月・10月のカレンダー。やっぱ秋は茶系なのかな。



akiさんメイドのカレンダー。毎月めくるのが本当に楽しみです。



食わず嫌い選手権のタモリvs松田聖子をすっかり見てしまいました。思った通りの結果で驚き。私もピータンと白和えは苦手なのだ。それにしてもタモさんは格好良かった。

2007/10/03

Dear Socks, Dear Buddy: Kids' Letters to the First Pets

バタバタと忙しい本日、可愛い本が届きました。

Dear Socks, Dear Buddy: Kids' Letters to the First Pets
Hillary Rodham Clinton
0684857782


ヒラリー・クリントン著、ちびっこたちから官邸ペットのソックス&バディに寄せられた沢山の便りを中心に、ソックスとバディのエピソードやホワイトハウスの歴代ペットたちの紹介などなど満載です。



思っていたより充実していて、満足度の高い一冊。先日、イギリス官邸猫のニュースを見ていた際、偶然見つけて早速購入したのでした。


そういや、シビルの動画も発見!



可愛いね〜。presidential pet museumという、ホワイトハウスのペットサイトもありました。んなもんばっか見てないで仕事しろ!って感じもしますが。そして、一緒に届いたもう一冊の本がこちら。

Ottoline and the Yellow Cat
1405050578
Chris Riddell


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謎のもさもさ毛の生物Munroeと暮らす、Ottolineという女の子の話です。これはちょっと前に映画館の隣の本屋さんの洋書コーナーで見かけ、気になっていたのでした。



イラスト多いから私向き。サラッと読めちゃいそうで嬉しいっす。

2007/10/02

どんぐりころころ

何でそんなに騒がれてるの?と、思ってたいた沢尻エリカの舞台挨拶のもよう。今朝初めてテレビで見て、笑ってしまいました。不機嫌にも程があるよ!

しかし、あんなに無愛想を前面に出すというのも不思議じゃないですか? 一応社会人なんだし。普通にしている方がよっぽど楽だと思うけど。そこまでしてアピールしたい何かが彼女にあったのでしょうか。こんなくそつまらない映画観てんじゃないよ!とでも言いたかったのかな? 大丈夫。エリカ様に言われなくても私は絶対に見ないから安心してねっ☆

でも彼女の所属する巨大事務所のことを考えると、こんなに自由にワイドショーで放送させているのが不思議。この程度の話題なら簡単に止められそうじゃない? 連日こんなことで大騒ぎするなんて変だよねーと、何か釈然としないものを感じる本日ですが、郵便局行く途中の道でキンモクセイの香りがしました。秋なんだねもう。

秋と言えば、道ばたにどんぐりが落ち始めたけれど、今年のどんぐり妙に太ってないっすか? うちの方だけ? 記録的猛暑だったから、どんぐり界にも異変が起きたのでしょうか。このまま年々巨大化したら危険かも。どんぐり落下事故により負傷者続出とか。なんて全く不要な心配をしつつ。"どんぐり"って平仮名で書くと可愛いよね。でも漢字にすると"団栗"って、いきなり固くて不味そうな印象になるから不思議ですな。

2007/10/01

Matthew Goode

呑気にDVD見たり本読んでたりしたら、突然忙しさがやって来ました。

ちなみに、今日見ていたDVDはこれ。

マッチポイント
ジョナサン・リース・マイヤーズ
スカーレット・ヨハンソン エミリー・モーティマー
B000K2UDHI


昨晩からひとりウディ・アレン特集してました。で、文句なく面白かったこの映画の感想文は後日upするとして、主人公の奥さんの兄役の俳優がちょっと格好良くない?と、ネットで調べて他のDVDも借りてきたよ! 我ながら驚愕するのは、こんな時の行動力とその素早さ。もはや音速レベル、つーか、まさしくこれが野獣化状態?

しかし、張り切ってDVD見ようとしてたところで、忙しくなってしまったのでした。と言っても2〜3日くらいで片付きそう。適当に息抜きながら集中します。

2007/09/30

国のない男

びっくりするほど涼しい本日。午前中は本を読んで過ごしました。



生前から本書が最後の1冊になることを明言していた、ヴォネガットのエッセイ集。
気持いいです最高に。こうゆうの読めて本当に幸せだと思って涙が出た。と同時にヴォネガットがいない世界に取り残されてしまったという軽い絶望感。帯に書いてある「思わず吹き出したり、胸がつまったり、しばらく考えたり。二十歳の頃の若者のような、もう二度と出来ないと思っていた"震えるような読書"が再び出来て本当に幸せだった。」という太田光の言葉に偽りなし。ヴォネガットさん今までほんとにありがとう。

この本でヴォネガットが引用しているカミュの言葉、
とことん真剣に付き合うべき哲学的問題はひとつしかない。自殺だ。

中学生の時、太陽の讃歌だか反抗の論理だかに書かれていたその一節を読んだ時、目から鱗というか、自分の体からいろんなものが落ちたような気が。何にせよ人は生まれた瞬間から死に向かって生き続けるのだ。と、当たり前の事に気がつくと、世の中を憂うことはあっても自分の身の回りの小さな事に関しては殆ど悩まなくなります。正気を保つコツはピンク・フロイドが教えてくれたし、自分の外の世界と呼応を合わせる方法は池澤夏樹のスティル・ライフに書いてあるよ。

 外に立つ世界とは別に、きみの中にも、一つの世界がある。きみは自分の内部の広大な薄明の世界を想像してみることができる。きみの意識は二つの世界の境界の上にいる。
大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。たとえば、星をみるとかして。
 二つの世界の呼応と調和がうまくいっていると、毎日を過ごすのはずっと楽になる。心の力をよけいなことに使う必要がなくなる。水の味がわかり、人を怒らせることが少なくなる。
星を正しく見るのはむずかしいが、上手になればそれだけの効果があるだろう。 ースティル・ライフ(池澤夏樹)


この一節をしばらくの間はノートや手帖など、身近なものに書き写していましたが、いつの間にかやらなくなってしまった。すっかり覚えちゃってるし、もう見る必要なくなったのかも。その後に読んだリチャード・バックのイリュージョンの"聖書や仏典じゃなくても、スリラー小説でもラブレターの書き方教本でもギターの練習帳でも、どこを開いてもページをめくればそこに自分の知りたいことが書いてある"というような文章を読んで大納得。人は想像力次第でどうにでも生きられるんだね、と思った次第です。

そんな読書をしなくなって、どれくらい経つのか。今はすっかり余生を楽しむかのような本の読み方をしていますが、中高生の頃に読んだ本とか、今読むとまた違う面白さがあるんだろうね。

ピンクフロイドと言えば、再結成して欲しいバンド投票でNo.1に選ばれていたけど、ピンクフロイドって解散してたっけ?言われてみりゃ活動は全然してないけど、はっきりと解散!(by麒麟田村父)とは言っていないような…。私が知らないだけかな。

2007/09/29

パーフェクトストレンジャー

土曜日は特に見たい映画がなくてもシネコンに行って、とりあえず新しくかかっている映画を見てみるというのがパターン化しています。そんなわけで、本日はパーフェクトストレンジャー見てきました。

幼なじみの変死事件を知ったロウィーナ(ハル・ベリー)は、幼なじみとネットを介して知り合った大富豪のハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)を容疑者と見て独自に調査を始めます。しかし調べれば調べる程、疑わしい人物が続々と現れ、誰が真犯人か分からない状況に。そしてラストにビックリするような展開が訪れる…というのが、大筋です。

サイトにも「ラスト7分11秒までは、真犯人は絶対わからない」と書かれていますが、ほんとに分からなかった。わかったところで、あ?そうなの?って感じでもあった。全体的にピリっとしないというか、若干の無理矢理感も否めないというか。

ただ個人的には、サスペンスドラマやら映画を見ながら抱いていた疑問が今回解消されたのでよしとしよう。この映画のおかげと言ってもストーリーとは全く関係ないのですが、見終えてから気がつきました。

映画を見る前はハル・ベリー主演としか知らなかったのですが、見ているうちにブルース・ウィリスやらCSIのウォリックやらが出て来て。24のクロエも登場していました。あ! CSIと言えば、来週からマイアミ3が地上波で始まりますよ。うれしーーい!と、今まで勿体ぶって見ないでおいたタランティーノ監督の回のCSIラスベガスを見てしまった。

監督がタランティーノということと、今回は2時間かけて事件を解決ということもあり、通常の雰囲気とは違った感じで面白かった。でもやっぱり私はマイアミが一番好きかな。なにしろホレイショが! いつも冷静で公正で、どんな事件も解決してくれそうで大好きです。