2007/05/25

パイレーツと緑の光線

回を重ねるごとに長く、そしてつまらなくなっている映画パイレーツオブカリビアン。3作目のワールドエンドを見てきました。

まずタイムテーブルを見てビックリ。3時間もあるじゃん! 長っ! と、下がりそうなテンションを、でも3時間も上映するということは、3時間分ジョニー・デップが見られるってことだし〜と前向きに切り替えてスクリーンに向かうこと30分…ジョニーが出てくる気配まったくナッシン! てゆうかぁ〜私別にそんなにジョニー・デップが好きってわけでもないしぃ〜と、すっかり体勢が斜めに、やさぐれ気分になって来た頃やっとジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)登場です。

しかし結局ダラダラと長いだけの映画なので、最終的に印象に残ったのはぬちょぬちょでろでろのタコ人間&イカ人間のみ。でもオーランド・ブルームは今回が一番格好良かったかな。

劇中、太陽が沈む瞬間の一瞬、ごくごく稀に緑の光線が瞬くというグリーンフラッシュの話が出た時点から、パイレーツよりエリック・ロメールの緑の光線を思い出し、すっかり浸ってしまいました。

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数あるエリック・ロメールの作品の中でも、多分私はこの映画が一番好きなんじゃないかな(次は満月の夜)?友人にバカンスの予定をドタキャンされたシングルの女性が主人公。無駄なセリフや過剰な演技も全くないのに、主人公の孤独な気持が手に取るように伝わってくる場面に感動したのを覚えていますが、そうゆう演出って以前は日本人が得意だったんじゃないの?って気も。思い出したらものすごく見たくなって来たぞ!と、スクリーンに映るねちょねちょどろどろのイカタコ人間を見ながら考えていたのでした。

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