2007/06/16

舞妓Haaaan!!!とゾディアック

本日は映画2本。舞妓Haaaan!!!ゾディアックを見てきました。

宮藤官九郎脚本の舞妓Haaaan!!!は、とりあえず笑っとけ!って感じの、強引なコメディで、確かにかなり笑えました。堤真一がはまり役というか、この人がいつもドラマで二枚目を演じているのを見る度に、キャラ違うんじゃないの?と思っていたのだが、今回は素晴らしくピッタリな役で、本人もものすごく楽しそうに演じていたような気がします。
植木等の遺作となってしまいましたが、ちらりと顔を出しただけなのに圧倒的存在感。出演していることすら知らなかったので、画面に映った瞬間に思わず「植木等だ」と小声で言ってしまうほど、その場面だけ何故か違う、ソフトフォーカスかかったような柔らかな雰囲気を感じました。

ゾディアックは、未解決の連続殺人事件に翻弄される人達を描いたものなので、分かりきっていたのですが、やっぱ暗かった。でもさすがデビッド・フィンチャー監督、上手に作ってるわ!というのが、見た直後の感想、想像以上に面白かったです。マーク・ラファロの出で立ちがコロンボみたいで、コロンボファンとしてはどうしてもそこに目が行っちゃいましたな。

デビッド・フィンチャーって、過剰な演出もせずに本当に上手に恐ろしい空気を作るよね。パニックルームなんて下手したらぐだぐだになってしまうような設定なのに、見る側をぐっと引きつけて離さない緊迫感のまま一気に最後まで持って行っちゃうあたり、映画をよく知っているしそれに伴う腕もあるし。今後の作品も楽しみな監督です。

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