2008/09/28

レイクタウンに行ってみた

昼過ぎに指令があり、現在プレオープン中の越谷イオンレイクタウンまで行ってきました。

ってどこ? んなもん作ってたの?って思いつつ、着いてびっくり。でか! 人多い! 国内最大級のショッピングセンターとやらで、これ2〜3時間じゃ全部回れないでしょーと、めぼしい箇所を足早にチェック。さすが新しい建物だけあって、ユニバーサルデザインが生かされてました。


つい最近、図書館でちびっこ向けユニバーサルデザイン紹介の本を借りてきて読んだばかりなので、やっぱそこに目が行きます。公共の場なんだし、どーせ作るんだったら、誰もが快適に利用できるようなデザインにした方がいいものね。

シネコンもあるしSM2とかroughとか、普段使っているような店も入っているし。私としては利用しやすい施設ができてちょっと嬉しい感じ。名前は忘れちゃったけど、chou chou de mamanの服を扱っている店もあって、使えるーと思いました。そんなわけで、roughでロンT4枚、SM2ではトップスとフード付きのカーディガンを購入。roughはいつもカラフルな色使いだけど、SM2で選んだ2枚はベージュとアイボリーっすよ。相変わらず保護色ばかりだよなー。先日、思いっきり保護色の出で立ちで友人と会ったら、開口一番「遠目で見ると裸族だよ!」と言われました。いやそこまでは。

2008/09/27

トウキョウソナタ

本日は映画トウキョウソナタ見てきました。

両親と2人の兄弟の4人家族という、どこにでもある普通の家庭。でも父は会社をリストラされたことを、小六の次男はピアノを習っていることを家族に言い出せない。大学生の長男が世界平和のためにアメリカの軍隊に入りたいと家を出てしまい、それまで見えずにいた(見ないふりをしていた)家族の溝が明らかになってゆく、ホームドラマの様な内容です。

叫 プレミアム・エディション 黒沢清監督の映画をスクリーンで見るのは2回目かな? 去年見た「叫」というホラー映画以来かと思います。だからってわけじゃないと思うけど、トウキョウソナタはホラー映画じゃないのに、何故かホラーっぽい空気感が漂ってて面白かった。ありがちな展開とあり得ない展開が同じテンションで描かれていて、妙な心地よさを感じました。

またこの「 」って映画が、本当にスッキリしない、これぞ日本のホラー映画という感じの不条理に満ちていて、今日見たトウキョウソナタとは逆というか同様というか、妙な心地悪さを感じる映画でした。この類の映画は見る側から内容を忘れてしまうものが多いのですが、何故かこの叫だけは、いつまでもいつまでも印象に残っているのだ。

2008/09/26

Into the wild

まさか麻生太郎が自民党総裁になる日が来るなんてね。世も末って、とっくに終わっちゃってる気もするけど。

そんな本日(↑総裁決まったのは何日か前だけど)、イントゥ・ザ・ワイルド見てきました。

1990年、アトランタの大学を優秀な成績で卒業した22歳の青年クリスは、誰にも告げずに中古のダットサンで旅に出ます。途中、その車も乗り捨てクレジットカードも破棄。さまざまな出会いと別れを繰り返しながらアリゾナ→カリフォルニア→サウスダコタと移動したクリスが最終的に目指したのはアラスカの荒野でした。

1992年にアラスカで死体となって発見されたクリストファー・J・マッカンドレスの生涯を描いたノンフィクション、ジョン・クラカワーのベストセラー荒野へ をショーン・ペンが映画化した作品。なんと映画化権を獲得するのに10年もの歳月を用いたとのこと。執念やね。

映画監督としても役者としても、いまひとつ信用しきれないショーン・ペンですが、この映画はなかなか良かったです。これでアカデミー賞とかとっても異論なしってくらい良い映画でした。本音を言うと、もっと良く撮れたんじゃ?って気もする箇所もあるのですが、あまり贅沢言ってると見られる映画なくなっちゃうし。

映画では親(とくに父親)との確執が色濃く描かれていますが、実際のとこ彼が現社会を捨てアラスカを目指したのは、親がどうこうではなく、もともとそうゆう性格というか本人の資質による部分が大きいらしいです。確かにその方がしっくりくる感じ。でもそんなクリスの性格を伺えるエピソードもあり(貯金を全部寄付するところとか)、そうゆう意味で深く見応えのある内容でした。ただね、本気でアラスカでの生活を目指すなら、もちょっとサバイバーとしての知識を身に付けた方がよかったんじゃ…って、だから餓死しちゃったんだけどさ。

上の映画の予告編でもちらりと映りますが、鹿を撃とうと銃を構えたのに、後ろの子鹿が目に入り結局撃てずに逃がしてしまった場面。それは一度でも文明社会で生活していた人間として当たり前の行動だと思うし、私だって同じ状況で絶対に撃てないと思う。でも食用としての狩猟を生活の糧としている人なら、ためらいなく撃てるはず。その時点でもう、サバイバーとしての素養なしってことなんじゃないでしょうか。あと、せっかく大物しとめたのに、保存方法が悪くてすぐに肉を腐らせてしまう場面ねー。アラスカつっても夏はあるんだからさ、日持ちさせたきゃせめて薫製にすりゃいいのに…と、サバイバー資質ゼロの私ですら少し呆れました。ホームレス中学生の方がたくましいかも。

などと突っ込みつつ。スーバーやレストランに行きゃ食べたいものが手に入る、食が生死に直に繋がっていることなんて、全く意識せずに生活できる環境が当たり前の日常を送る私に、クリスの行動を単に若さ故の暴走とかナルシズムなどという言葉で片付けられるわけもなく。何にしても、今を生きるのって、それだけで結構ハードボイルドなんじゃないの?と思いました。

そういやホームレス中学生も映画化されたんだよね。国が国ならホームレス中学生なんて珍しくもなんともないと思うけど、これがベストセラーになってしまう日本って、全体的に見たら裕福なんでしょうな。何年か前、テレ朝の深夜番組虎ノ門の不幸な生い立ち選手権企画で見事優勝していた麒麟の田村さん。他のメンツ(次長課長・河本とかメッセンジャー・黒田など)の話は悲壮感漂い過ぎていて笑えないというのがその理由だったけど、普通に考えて中学生が公園で寝泊まりしなきゃならない方がずっと悲惨だよ。それを何故かハートウォーミングな話にしてしまうのは、やっぱ人柄か。印税で思う存分贅沢してほしいものです。

2008/09/20

アキレスと亀

本日は映画アキレスと亀見てきました。

ベネチア映画祭も日本でのプロモーションもたけし&樋口可南子が頑張ってたから2人のイメージが強かったけど、幼少時代や青年時代が案外長かったな。散々本人も言っていたけど、たけし映画は集客できないというイメージを払拭したかったのか、随分分かりやすく作っていました。でもやっぱ、この映画じゃ集客できないと思うし、それでいいじゃんもう、と思います。芸術ってそんなもんだし、エンタテイメントの観点から見ても、迎合するだけバカみたいじゃない今の世の中なんて。

と、わけわかんない感想を書きましたが、映画は面白かったです。いくら親切丁寧に作っていても、やっぱりたけし映画。笑わせつつどん引きさせつつ、近づいたり突き放したり。青年期を演じた柳ユーレイ(漢字表記わかんない)の存在感に驚いたし、たけしはたけしのまんまで、いちいち動作が面白くて笑いまくりでした。

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おやじギャグカルタ もう9月も終わりと言っても、まだ3ヶ月以上あるというのに、本屋の平台にカルタ発見! あ、別にカルタは正月じゃなくてもいいのか。カルタや凧揚げ、羽根つきはどうも正月のイメージですな。

しかしどーなのこのおやじギャグカルタ。「課長かっちょえ〜」「そんなバナナ」「中年だっちゅーねん」って、あまりにもベタすぎるよ! 一説によると、おやじギャグを発する瞬間って、脳がかなり活性されるそうですよ。しかしそれを聞かされる方の脳の状態はいっさい変わらず。逆にイラっときた分ストレス溜まるかも。言ったもん勝ちなんだね、おやじギャグ。面白いけど、もうひとひねりほしいな〜。

ちなみに私が持っているのは、100%ORANGEのカルタとぐりとぐらかるたです。ぐりぐら可愛い〜。そういや映画版DMCのぐりとぐらは犬でしたな。

紙のお月さま

ライアン・オニールと三男のレドモンドが揃って薬物所持で逮捕というニュースを聞いて。ライアン・オニールに23歳の息子って若くない?と思ったら、ファラ・フォーセットとの間の子なんですね。6月には長女テイタム・オニールも薬物所持で捕まってたし、ほんと、ことごとく人の夢を壊してくれるよ、この一族は。

ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション オニール親子と聞いて、まず思い出すのは映画ペーパームーン。夫を亡くしたばかりの未亡人に聖書を売り歩く、しょぼい詐欺師モーゼ(ライアン・オニール)が、昔の彼女の娘アディ(テイタム)を預かることに。商売の邪魔と思っていたアディの意外な頭の良さと回転の速さに助けられ、詐欺を続けながら旅をするロードムービーです。親子のような他人同士を、実の親子が演じるということで話題になったみたいですな。

すべてが素晴らしい映画ですが、その中でもアディ役のテイタム・オニール(当時8歳)の存在感といったら! 生意義でこまっしゃくれた態度の端々に、母親を事故で亡くした寂しさ、本当はモーゼが父親なのでは?という淡い期待が見えたりして。これ演技なの? 8歳の子がここまでやっちまうの?と、びっくりするほど自然に上手に演じています。

この映画でテイタム・オニールは8歳にしてアカデミー賞を受賞。しかし、ノミネートすらされなかったライアン・オニールの怒りがテイタムに向けられ、ひどい虐待の果てに、すでに離婚していた母親に引き取られることに。母親の元でも母親の15歳年下の愛人に暴行されそうになり、結局またライアンのもとに戻ると。更にテイタムの受難は続き…と言っても原因の殆どは父親のライアン・オニールみたいだけれど。

ジョン・マッケンローと結婚して3人の子供を産んで、これでやっと幸せが掴めたかと思ったら、マッケンローの暴力が原因で離婚。テイタムは既にヘロイン中毒だったため、子供たちの養育権も手放す羽目になり、そして現在に至ると。離婚後はドラマなんかで活躍していたみたいだけど。SEX AND THE CITYにも出てたし。

それにしても「天才子役」と評されてしまった人の人生って、ハードボイルドなものが多くないですか? テイタムの場合は、親の問題がそのまま彼女に影響してしまったような気がするんだけど。若い頃にマイケル・ジャクソンと付き合ってたってのもすごい話だし。彼女が演じたどの役よりも、彼女自身の人生がドラマチックなんじゃないでしょうか。そのうち映画化してほしいくらい。

映画のタイトル「ペーパームーン」は、そのままモーゼとアディの関係のこと。ボール紙の海の上に浮かぶ紙の月でも、あなたが信じれば本物になる。映画の中じゃあれだけ息の合う2人なのに、現実は厳しいね。

ある愛の詩 ライアン・オニール単体だと、最初に浮かぶのはやっぱりある愛の詩かな。タイトルに偏見を持ってなかなか見る気にならなかったんですけど、見たらすごく良い映画で驚きました。相手役のアリ・マッグロー、最初は全然可愛く見えないのに、見ているうちにどんどん好きになってしまう。ごくシンプルなラブストーリーなのに、なんで今こうゆう映画が作れないんだろうね。作り手より、見る側の問題なのか? 時代が違うとか、そうゆうこと? 今、これと同じことやっても、見る方が満足できないってことなんでしょうか。

2008/09/17

幸せの1ページ

本日は映画幸せの1ページ見てきました。

対人恐怖症、外出恐怖症、超潔癖性で引きこもりのベストセラー小説家・アレクサンドラ(ジョディ・フォスター)。彼女が描く、世界中を旅しながら数々のアクシデントを乗り越えてゆくヒーロー・アレックスは子供たちに大人気だが、新作の執筆に行き詰まってしまう。そんな際、インターネットで見つけた孤島の火山に興味を持ったアレックスは、作品のヒントにならないかとふもとに暮らす海洋生物学者のジャックにメールを送ります。

船旅に出てしまったジャックの代わりにメールを受け取った、アレクサンドラの小説の大ファンの娘ニムは、自分の大好きなヒーロー・アレックスからのメールと大喜び。父親が帰って来てからの協力を約束するも、肝心の父親からの連絡がない。不安になったニムは、必ず自分を助けに来てくれると信じ、アレックス(実はアレクサンドラ)にSOSのメールを送ります。

孤島にひとり取り残された少女からのSOSメールを受け取り、居ても立ってもいられないアレクサンドラだが、何しろ極度の外出恐怖症。現地の警察に連絡しても、地図にもないフィジーの孤島のことなど相手にもされず。意を決し、少女を救うべく、自ら孤島に旅立つことにするのですが。

正直、あまり興味のない映画でしたが、新作が公開される度に律儀に来日してくれるジョディ・フォスター主演とのことなので見てみました。予告編のイメージよりずっと子供向け、文科省推薦のファミリー映画って感じで、これ夏休みに充てなきゃだめじゃん! この秋あなたに贈る、最高にハッピーなハートフルアドベンチャー! とか言ってる場合じゃないじゃん! というのが率直な感想です。

そんなわけで、別に見ても見なくても。でも外出恐怖症のジョディ・フォスターが自分の家を出てタクシーに乗り込む場面は大笑いでした。あと孤島の動物たちがみんなお利口で可愛かった。撮影はオーストラリアの国立公園に指定されている島で行われたとか。さすがに住みたいとは思わない。でも自然がいっぱいできれいな場所でした。

秘密の島のニム ←こちらが本作の原作本。商品レビュー見ていると、映画より面白そうかも。それにしても邦題「幸せの1ページ」とはいったい? 映画の内容から考えたら、原題のNim's Islandの方がいいんじゃないかと思うんですけど。じゃなかったら、この本の日本語タイトル「秘密の島のニム」でいいんじゃないかと。上映を夏休みに合わせられなかったから、無理矢理大人をターゲットにしようと、恋愛ものっぽい雰囲気醸し出してみたんですかね。

2008/09/15

素晴らしきネコードの世界

世界ウルルン滞在記、今日で終わっちゃったんだね。いつも楽しみにしていたのにガッカリ。なんて言いつつ、総集編のようなものを見ると、見ていない回とか多くて。もう一度最初から再放送してくれないかな。山本太郎シリーズだけは全部見てるんですけど。

今改めて思い出し、とくに印象に残っているのは、津田寛治の金時芋シリーズと、酒飲みまくりで虫食いまくりの酒井美紀、羽田美智子が訪ねた東欧のおばあちゃん、竹内結子の可愛さに驚いて鼻血吹いてたスイスの男の子。あと今回はつまらなそうだなーと思って見てたのに面白くて感動してしまった賀来千香子の回と、照英! 照英は熱いを通り越して暑苦しいって感じで、ほんとは感動的な場面なのに、本人のあまりの大号泣っぶりに、見ているこちらは爆笑しちゃうんだよね。関根勤は娘と照英が結婚してくれればと本気で思っていたらしいけど。ま確かにいい人だしその点間違いないとは思いますが、麻理ちゃんはもちょっとクレバーな人の方が合うんじゃないでしょうか。

番組見て好きになった人も沢山いる反面、加藤紀子や鳥羽潤はひどかったな…と嫌になってしまった人もいる。ウルルンじゃないけど、何かの番組で浅田美代子が牧場にステイした時もあまりのひどさにビックリしたけど。何しろ牛に近づくのも嫌みたいで、泣きながらギャーギャー文句たれまくり。あれ放送しちゃうって、スタッフもよっぽど頭に来てたんでしょうか。あんな大人には絶対になりたくないとその時思いましたが、ちびっこたちの反面教師にするために放送したのかも。

そういや学校へ行こう!も終わってしまったよね。一時期良く見ていましたが、軟式グローブとかだぜとか今どうなっちゃってるんでしょうね。

学校へ行こう!は妙な企画もあったけど、コンセプトがしっかりしているのも多かったので終わってしまうのは少し残念。最終回見て、V6大人になったねーとしみじみ。開始当初は学生たちとあまり変わらない雰囲気だったけど、成長(リーダーに関しては老化か?)とともに学生との距離が開き過ぎてしまった感じ。ジャニーズには若いタレントが沢山いるんだから、V6にこだわらずにメンバー変えて行っても面白かったかもね。

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レコードコレクターズ増刊 猫ジャケ 素晴らしきネコードの世界 そんな本日、レコードコレクターズ増刊 猫ジャケ 素晴らしきネコードの世界が届きました。

猫がジャケットを飾るレコード&CD200枚を掲載した本。猫ミュージシャン代表・遠藤賢司のインタビューも読み応えがあり、猫好き音楽好きにとっては、こりゃいい!って感じの一冊です。しかし200枚紹介されている中、私が持っていたのは



↑スピッツとクリンペライとNRBQの3枚だけだった。NRBQは以前の日記で紹介した際、猫だと思うけどひょっとしてイタチか?なんて書いた覚えがありますが、どう見ても猫じゃんね。スピッツの名前をつけてやるのジャケット撮影時の話も出ているのですが、これがデジタルではないと初めて知りました。この猫、キリン一番搾りのCMで緒形拳と共演した経験もあるそうですよ。緒形拳がサンマ焼いてるやつか? そういや緒形さんも猫好きだよね。

2008/09/13

パコと魔法の絵本

本日は映画パコと魔法の絵本見てきました。


患者も医者も変人ばかりの奇妙な病院に入院している少女パコ。彼女は交通事故で両親を失い、自らも1日しか記憶が残らないという後遺症をもちながら、その事実にすら気づかずに健気に暮らしていました。無垢な少女の姿を見て、自分の人生を見つめ直した嫌われ者のワガママ大富豪・大貫(役所広司)の提案で、病院内の大人たちが一丸となり、パコの愛読する絵本を上演することになります。

下妻物語嫌われ松子の一生と中島哲也監督映画を見てですね、こりゃ間違いないでしょ!と勝手に信頼していた私ですら、パコと魔法の絵本の予告編見たときにゃ、その映像の奇天烈っぶりに、こりゃやっちまったんじゃねーの?という気持ちに。そんなわけで正直、若干の不安を抱きつつの鑑賞でしたが、超・超・超面白かったよ! やっぱこの監督すごい! 少しでも疑った愚かな私を許して! と、最後の方は涙を流し許しを請う気持ちで見てしまいました。ほんと、今年はもうこれでいいでしょ邦画は。ベスト1でしょどう考えても。

と、興奮冷めやらぬ状態ですが、今、2時間強という長さか?冒頭の疾走感そのままでぶっちぎる映画を撮れる日本人監督は、私が知る限り中島監督しかいません。1時間ドラマじゃ楽勝の宮藤官九郎ですら、映画だとちょっと緩む。もはやそれがセオリーなの?と思っちゃうくらい、みんなどこかで緩んだり空回りしてしまうのに、これだけ完全にやり切っちゃう人がいると、逆に苦情が来るんじゃないのか?と心配になったりします。一本作るのにどれだけ時間かけてるんだろう。

ガマ王子対ザリガニ魔人-パコと魔法の絵本 後で知ったのですが、これ、もともと戯曲で舞台作品としても有名なんだとか。舞台作品の映画化って、大体が「別にこれ映画にしなくてもいいんじゃ…」って感じなんですが、本作は完璧に映画になってました。スクリーンの端から端まで一瞬たりとも抜かりなし。小ネタも満載で、一度見ただけじゃ絶対に気づいてないとこ沢山あると思う。

←パコが読んでいた本がこれ。パコ役のアヤカ・ウィルソンが可愛いんだまた。お母さんが日本人、お父さんが金田陣(どうなのこの変換…)もといカナダ人だそうですよ。

ところで、ゲロゲ〜ロというカエルの鳴き声は青空球児さん発祥なんでしょうか。カエルの鳴き声と言ったらゲロゲ〜ロ、戦隊ヒーローの黄色と言ったらカレー好きってくらい定着してるよね。

2008/09/11

益子ぶらり旅

本日はとぼとぼと益子まで行ってきました。気分転換だよ! と何となく言い訳がましく自分を納得させつつ。本当は軽井沢行きたかったんだけど、溜まった仕事量を考えると、そこまで足を伸ばすのはさすがに罪悪感が…。

←まずは、本や雑誌でおなじみの森のパン屋さんpain de musha musha and cafee。カフェは寄らずにパンをいくつか購入。美味しかったっす。パン、写真撮っとけばよかったなー。初めて行ったからか、なかなか判りづらい場所にあったような気が。今度はサイトをチェックして、何かイベントがある時に行ってみようかな。

その後スターネットに行ったのですが、残念ながら満席で。待つのなんだし、猫車行こうかなーと思いつつ、でも別に腹も減ってないし…と益子焼の店をぷらぷらとのぞいて帰ってきました。


途中立ち寄った雑貨屋さんG+00 G plus two naughts。入り口のところ、足もとに魚がいました。可愛いねー。

なんかあまり気分転換にならなかったかなー。やっぱ軽井沢行っとけば良かったかなーなんて思いつつ帰宅。もちろん私の気分の問題なんでしょうけど。やっぱテンション上げて出かけないと!

2008/09/09

徹子の異次元ポケット(←鼻声で)

福ちゃん後任の自民党総裁選やら汚染米事件やら、何かと騒がしい昨今ですが、そんな中、夕方の情報番組5時に夢中が選んだ本日のトップニュースは「黒柳徹子の異次元ポケットヘア伝説」。記事によるとタマネギヘアで知られる徹子の大きな髪の中には実は異次元ポケットが隠されていて、子猫、子犬、金魚、セーター、携帯電話などが入っているという噂がまことしやかに囁かれているとのこと。セーターや携帯はともかく、金魚が入ってるってことは金魚鉢とか水も入っているんだよね。それはすごい。徹子さんと言えば、先日の朝日新聞にインタビューが出ていたのですが、「90歳を過ぎても徹子の部屋が続いていたら、今は遠慮して聞けないようなことも聞いてみようと思う」という一節を読み、え?現時点でなんか遠慮してることあんの??と驚愕した次第です。

自業自得なんですけど、オリンピック時に散々テレビばかり見ていたおかげでしわ寄せまくりの毎日です。生活時間帯も微妙に変わり、以前は22時就寝2時起床だったのが、2〜3時就寝6時起床が続いています。もともと超朝型だからか、朝6時にはどうしても目が覚める体質らしい。以前と同じく、22時前には布団を敷いて寝床を作っておくのですが、律儀なうにオビも私と一緒に起きているというか、仕事してる部屋まで来て寝ている有様。寝ていると言っても、私がお手洗いやお茶入れに立つ度に起き上がり、後ついてくるから熟睡してないってことだよね。まあ猫だから、昼間散々寝てるんですけどね。でも猫って神経質で規則正しい性質の生き物だから、ストレスとか溜まってないかなーとちょっと心配である。私としては、0時就寝4時起床くらいで定着させたいなと思っているのですが、0時近くなったらスパッと切り上げりゃいいのに、それがなかなか出来ないんだよね。

ちなみに写真は押し入れの中で寝るオビ。普段は右側のワッフルのケットを掛けて寝てるんですけど、手とか足とか顔面にワッフルもようが付いちゃって、朝、鏡でそれに気づいてぶったまけること度々です。

松戸で体長80cmの大トカゲが発見されとか、大阪の公園でニシキヘビに絡まれたアヒルが目撃されたとか、今の日本なら何が生息しててもおかしくないかも。そういや渋谷の猿はどこへ行ってしまったのだろう。

2008/09/06

ゴミはゴミ箱へ!

グーグーだって猫である、初回から張り切って見終えた後に、←気になっていた見沼のla manoというお店に行ってみました。

夏場の暑い時期、食欲もなけりゃ食事作る意欲なんてまるでナッシン!だったので、よくグルメ系ブログみて、近場のカフェめし屋に足を運んでいたのであった。その中でもとくに気になっていた店なのですが、8月中はお休みとな。そんなわけで、今日改めて行ってみました。

住宅街の中なので、最初すごく判りづらかったのだけれど、よく行く温々という店に近いなーと気づいてから、なんとなく頭の中で地図ができた。ランチを注文したのですが、量も味も私に丁度良く、とても気に入りました。これは使える! と、カーナビに登録。

信号待ちの間、気になった看板を撮影。


ごみ捨てないでというメッセージはよーくわかった。しかし左側の「"ことしも"ごみすてないで」のことしとは?そして、右側、なぜ坊主頭に赤いパンプス?と謎が謎呼ぶこの看板。年齢・性別不詳のこの微妙なセンス、妙に気になるよ! そんなわけで、今後もこの道を通る度に必ずチェックしたいと思っとる所存です。

グーグーだって猫である

本日は映画グーグーだって猫である見ました。

初日先着100名にメイキングDVDプレゼントと知って、初回に張り切って見てきました。内容はかなり漫画と違うのですが、グーグー&サバ可愛かったー。冒頭でいきなりマーティ・フリードマンが出て来た時にゃ、映画館間違えたか?と思ったけど。ただマーティは、確かに大島弓子の漫画に出てくる死神のイメージあるわ。途中でそれに気づいて、妙に納得してしまった。あと人間のサバ役が、ここの所お気に入りの大後寿々花だったのは得した気分。ソフトバンクのCMで白戸父の後ろを追いかけながらテニスボール拾ってる女の子です。ハチミツとクローバーをドラマ化するなら、はぐみ役は成海璃子じゃなく大後寿々花だろーと思った。成海璃子も好きだけど、あまりにもイメージが違い過ぎで痛々しかったわ。初回しか見なかったけど。

話はそれましたが、映画は主人公の天才漫画家・麻子さん(=大島弓子)を中心に話が進んでゆくので、漫画の印象とはかなり違います。実際、大島弓子って同年代の漫画家たちと比べても、本当に実態がつかめないというか、人間関係が全く見えない。あまり人付き合いのなさそうな(と勝手に私が思っている)山岸涼子でも、たまに漫画家友達の話とか出てくるじゃないですか。大島弓子に関してはそれが全くなく。といって、突然オペラ歌手になってたベルサイユの薔薇の池田理代子や、新興宗教の教祖様になってると報じられたエースをねらえ!の山本鈴美香、精神世界研究団体(ってなんだかね?)を主催しているガラスの仮面の美内すずえのように、どっか別の世界に行ってしまったわけでもない。吉祥寺辺りで当たり前に猫たちと生活しながら仕事をしているのに、社会とのつながりをあまり感じなくて。ほんと、孤高の天才と表現されることに意義なし!と心のガッテンボタンを連打している今日この頃です。

私の中の大島弓子のイメージは、キューブリックの2001年宇宙の旅を見た大島さんが「私ならあの話を吉祥寺で描きます」と言ったというエピソードが総てかな。当たり前の生活の中、日々目にしている光景の中で、宇宙を超えたあらゆる物を描けてしまうのが大島弓子の最大の魅力のような気がします。宇宙だのなんだの、テーマは壮大でも作者本人が俗っぽけりゃそれなりの話にしかならないしねぇ。まあそれが面白いってこともあるんだけど。

それでこの映画ですが、私は漫画を読んでいるのでそれなりに楽しめましたが、読んでない人からしたら、なんじゃこりゃ?って内容だったんじゃないかと。正直、非常に残念な感じです。多分、犬童監督が大島弓子のことを好き過ぎるんだと思う。その心情は麻子先生のアシスタント役、上野樹里を通してものすごく伝わってきます。上野樹里が麻子先生の作品を初めて読んだ時の、感動とかって言葉じゃ言い表せない気持というのもよくわかる。

ただこの映画、キャスティングは上手かったと思います。小泉今日子演じる麻子先生は、漫画で見る大島弓子のイメージと全然合わないんだけど、逆にその方がいいような気もするし、森三中の存在も良かった。漫画の中の大島弓子は、どちらかというと小泉今日子より小林聡美に近いような気が…。いやもっと近い人絶対にいるんだけど、ピンとくる人が浮かばない。

大島弓子と同じく"花の24年組"と言われる漫画家の中で、やっぱり孤高のイメージのある人は萩尾望都。でもこちらは竹宮惠子と共同生活をしていたとか、周囲とのつながりがちょっと見える。今は飯能に住んでいるらしいけど。萩尾望都の発想力とか想像力の大きさは、そんじょそこらのSF小説家の比じゃないと思います。11人いる!初めて読んだ時は、顎が落ちるくらいビックリしました。常人の想像力を遥かに突き抜けている、突拍子も無い設定とストーリー。それが総て中途半端でなく、完璧に描けてしまうのはやっぱ天才なんだと思う。

大島弓子の作品の多くがドラマや映画化される一方、萩尾望都の作品は舞台化されるのが多いみたい。宝塚もやってたし。実写の映画は1999年の夏休み(トーマの心臓)くらいしか印象にないかも。あ、イグアナの娘がドラマ化されてましたね。菅野美穂は未だにイグアナの娘とか言われるみたいだけど、あのドラマの印象が強いのかな。

グーグーだって猫であるに出ていた猫ズのブログ、ちびグーグーだって猫である、面白いっす。可愛いねーちびグーグー。

2008/09/04

世界のkitchenから

パッケージの可愛さに惹かれて買ってみた、キリン世界のkitchenからシリーズのカラメル・オ・レとコンフィチュール・オ・レ。容器のイラスト見ただけで、甘そうな雰囲気が漂っていますが、飲んでビックリ。見た目イメージの100倍くらい甘いんだこれが! 喉焼けるよ!って程のこっくりとした甘さで。甘いもの大好きな私でも、何かの間違いでは? キリン工場にひっそりと暮らす小人さんたちが、みんなが寝ている間に間違って砂糖どっさり入れちゃったとか?なんて、勝手に脳みそがメルヘンな妄想してしまうくらい甘いんですよ奥さんっ!

これ絶対そのまま飲めない!と、一口飲んだ後、コップに移して豆乳で割ってみたら、これが結構美味しい。そんなわけで、結局またスーパーで購入して豆乳で割って飲んでます。この甘さは結構クセになる。キリン工場の小人さんありがとう!

2008/09/01

Cath Kidston Reusable Bag

いくらエコバッグつっても何枚も買ってたら全然エコじゃないじゃん! と思いつつ、うっかり買ってしまったキャスキッドソンのエコバッグ。しかも柄違い、bubblesblossom です。

エコバッグなので携帯性を考えて薄手のコットン、でも作りはいかにもキャスっぼくしっかりしています。マチもたっぶりあるから、見た目より沢山入りそうだし。これは使いたくなるねー。ま私はエコバッグ使っているから地球に良いことしてるなんて、微塵も思わないような人間ですけど、可愛いからいいじゃん。それが一番重要です。先日ABCニュースでフィリッブ・スタルクデザインの家庭用風力発電を紹介していたけど、エコという言葉に甘んじることなく、とにかく使いたくなるような物作るのが重要なんじゃないでしょうか。

それにしてもスタルクデザインの風力発電、一般家庭の20〜60%の電力を補えるほどの力があるそうですよ。スタルク自身は「自分がデザインしたものは生活に不必要なものばかりだ」などと言ってたけど、そんなことないよね。以前、日本の文房具メーカーともコラボしてたけど、機能性云々はともかくそれを使いたいと思わせるようなものを沢山生んでいたと私は思います。スタルクがデザインした、浅草の横向きうんこ(正式名称:炎のオブジェ)なんて見る度にテンション上がるし。

そんなわけで、エコって言葉がつけば何でも許されるなんて思うなよ!とつくづく感じる昨今。「地球環境のために私達が出来ること」なら、一番手っ取り早いのは人類滅亡なんじゃないかと思います。でも、強欲傲慢な人間だって自然の一部だからね。