2008/09/27

トウキョウソナタ

本日は映画トウキョウソナタ見てきました。

両親と2人の兄弟の4人家族という、どこにでもある普通の家庭。でも父は会社をリストラされたことを、小六の次男はピアノを習っていることを家族に言い出せない。大学生の長男が世界平和のためにアメリカの軍隊に入りたいと家を出てしまい、それまで見えずにいた(見ないふりをしていた)家族の溝が明らかになってゆく、ホームドラマの様な内容です。

叫 プレミアム・エディション 黒沢清監督の映画をスクリーンで見るのは2回目かな? 去年見た「叫」というホラー映画以来かと思います。だからってわけじゃないと思うけど、トウキョウソナタはホラー映画じゃないのに、何故かホラーっぽい空気感が漂ってて面白かった。ありがちな展開とあり得ない展開が同じテンションで描かれていて、妙な心地よさを感じました。

またこの「 」って映画が、本当にスッキリしない、これぞ日本のホラー映画という感じの不条理に満ちていて、今日見たトウキョウソナタとは逆というか同様というか、妙な心地悪さを感じる映画でした。この類の映画は見る側から内容を忘れてしまうものが多いのですが、何故かこの叫だけは、いつまでもいつまでも印象に残っているのだ。

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