2009/12/26

アーバンカウガール



↑ピロウズの新曲が可愛くて嬉しい。ロデオと言えば、先月?先々月?に届いた、 ←ブライスのアーバンカウガール。まだ箱からというか、段ボールからも出していないのであった…。年内には出そう。他の人のブログとかで見ると超可愛いんですけど。しかしこの時期になんでカウガール?「ロデオがとっても得意なの!普段は街に住んでいるから週末しか馬と遊べないけれど、毎日のファッションは、いつもお気に入りのカウガールスタイル!」って設定らしいのですが、萩原流行の女の子版と思えばいいんでしょうかね。早く箱から出して、カウガール以外の服に着替えさせたいな〜って、カウガールの設定は無視かい!

そういえば! とうとう最終回を迎えましたよ、情熱のラテンドラマディアナ。いや〜長い道のりでした。ワンクールのドラマでさえ全部見るのが困難な私にとって本当に長い旅でした。電車にひかれちゃったりサメに喰われちゃったり、悪キャラの顛末が想像以上に壮絶で笑っちまいましたが、結果めでたしめでたしと。日本のドラマに例えたら牡丹と薔薇みたいな昼メロのイメージなのかな。しかしもういいわテレノベラは。

全然関係ないんだけど、ずーっとずーーっと気になっているニュース。フランステレコム社で従業員の自殺が頻発している件で、昨年2月からとうとう25人目の自殺者が出たという話。たまにフランスのニュース番組でその話題を聞くたびに、頭の中に大きな?マークが浮かんでくるわけですが。フランスの労働者って法律とか規制にすごく守られているイメージ。一年中どっかでデモやってるし、我慢して働かされるなんて耐えられないって感じ。国営から民営化して、労働環境が変わったというのが一因らしいけど、ここのところの不況も関係しているのでしょうか。

ビバ資本主義!って鼻息荒くしていたけれど、市場経済に任せておいたらとんでもないことになっちゃったし。何が一番幸せなの?と、すれ違う人ごとに問いたくなる今日この頃。私は自分が小さくなって、日向で仰向けで寝ているうにオビの腹の上に乗っかって、もふもふと寝ているところを想像している瞬間が一番幸せかも。

2009/12/25

アバターとディランおじさん



↑今年一番聞いているクリスマスソング。ボブおじさん、久々に来日と思いきやスタンディング形式のライブハウスツアーするらしいです。これは楽しそうだ!←は10月に発売された、おじさんのクリスマスアルバム。あの声でウィンターワンダランドとか歌っているのだが、妙にハマっていて聞いてて愉快な気分になります。ボブ・ディラン初のクリスマスアルバムだそうですが、印税は永久にチャリティとして寄付されるそうです。

不景気だからか今年は例年に比べ、あまりクリスマスムードが漂っていないような気が。私周辺だけ?と思っていたのですが、シネコンが入っているショッピングモールも、派手派手しいクリスマスの飾り付けとかなかったし。クリスチャンでもなんでもない私からしたら、見ず知らずの赤の他人の誕生日に、それだけ盛り上がれるってこと自体が変な気もするんだけどね。

と言いつつも昨晩は一応ケーキを買ってきたのですが。以前は普通サイズのカットケーキ5個くらいは楽勝で食べられたのに、今回は2個食べるのもしんどかった…。年のせいかね。やれやれどっこいしょっと。

そんな本日、映画アバター見てきました。
予告編見た限りじゃあまり興味持てない雰囲気だったのですが、クローズアップ現代で最近の3D映画事情として紹介されているのを見て、一度3Dで見てみようかなと思った次第です。

ストーリー自体は想像の範囲を超えない、とくに驚きのない展開なのですが、ど派手なアクション+キラキラ+ふわふわと映画の要素てんこ盛りの大スペクタルで見応えあり。どんな内容のものでも、その時点で最高のものを提供してくれるキャメロン監督らしい映画でした。思っていたより面白かったなーというのが率直な感想。満足しました。長かったけど。

でも正直、3D映画はもういいかな。3Dが標準になる!なんて鼻息荒く語っている人もいたけど、目も頭も疲れちゃってさ。別にいいじゃん立体映像で見なくても…と思った次第です。臨場感とかさー普通のスクリーンで感じさせる努力しろよって感じ。ただでさえ説明過多の昨今、そんなもんまで視覚に頼ってたら完全に想像力なくなりそうだし。

2009/12/15

エッフェル塔と徹子とカールじいさん



↑最近気に入ってよく聞いているセーケルト!。ちょっと見可愛いげなPVだけど、すげーブラックで一瞬ひいた。

たとえ3行でもいいから毎日更新しようと思っているのになかなかできず。昨日テレビでエッフェル塔と結婚した対物性愛者の女の人の話聞いて、エッフェル塔ってずっと女だと思ってたけど、男だったんだ!?と驚きました。

エッフェル塔と言えば、 ロラン・バルトのエッフェル塔という本が好き。アマゾンで検索したらこれしか出てこなかった。装丁が非常に残念な感じですが、お安いから文庫本なのかな。この表紙じゃ中の雰囲気がまったく伝わらないのでは。あと日本のことについて書いた表徴の帝国という本が面白いです。フランスの思想家が見て感じた日本。日本人って自由なんだな。と思ったりします。

フランスの思想家と言えば。11月にレヴィ・ストロースの訃報を聞いた際、大変失礼ながら、まだ生きていたんだ?とビックリしたのですが、それ絶対に私だけじゃないと思う。あとひと月で101歳の大往生。今年はまたたくさんの有名人がなくなりましたな。昨日今日と徹子の部屋も追悼特集だったし。

徹子の部屋は、興味のある人が出るときとお笑い芸人が出る時は必ずチェックしています。アメトークでも徹子対策をしていますが、ほんとあの人芸人泣かせだよね。そんな中、とくに徹子にペースを奪われることなく普段通りのテンションで切り抜けていたのがタカトシ。さすが腕あるねーなんて見ていたのですが、トシの「徹子さんでも緊張されることなんであるんですか?」との問いに返した徹子の一言「ありますよ。笑えない芸人が出た時とか」に、見ているこちらが凍りつきました。

もちろんそれはタカトシに対して言ったことではなく、徹子曰く「嘘つけない性格だから、笑えないネタされた時にどうしたらいいのか。私がつまらなそうだと、それが茶の間にも伝わってしまうし」とのことでしたが。思い当たるふしがいくつもある辺り、緊張はしていても対策はされていないようである。徹子を攻略してこそ一流の芸人になれるのかも。

あ、また忘れそうなカールじいさんの空飛ぶ家の感想を超ざっくりと。

前評判通り、冒頭10〜15分で感涙にむせび、その後は笑いと感動が絶えないエンタメ要素満載の映画でした。私に限って言えば、終盤も涙の雨あられで超満足。もうほんと幸せ。冒頭・終盤以外で気になったとこは、
・家につけた風船が子供部屋に反射する場面。
・カールじいさんを迎えにきた老人ホーム(?)の職員の後ろ姿。ユニフォームのシャツの後ろ襟からタグがめくれて見えちゃってるとこは、細けーーと感心。スポーツウェアとかユニフォームとか、乾性の高いシャツのタグってなんでめくれるんだろう。
・ホース! ホース大活躍。
・カールじいさんは時々宮崎駿に見える。
・ダグ(犬)の後ろ姿がうにに似ている。

書き出すときりないのでこの辺にしときますが。子供向けだからというわけじゃなく、悪役に哲学も哀愁も感じさせないストーリーに心地よさを感じる。現実はそんな簡単に割り切れないけど。感動したー面白かったーと、いろんなもの落としてスッキリ!って気分にさせてくれる映画を作り続けてくれるピクサーが私は大好き。

2009/12/10

エルボーで腹痛い!



深夜にうっかり見てしまい、笑い死ぬかと思いました。

身から出たサビとはいえ、さすがに気の毒になるよねタイガー・ウッズ。常に注目を集めている人なのに、実際報道されているほどいい加減なこと出来るものなのかね。一年中パパラッチくっついてそうなのに…。

今年のアスリート系のスキャンダルで、私が一番驚いたのはヤンキースのAロッドとマドンナの密会です。その後、どちらも離婚しちゃうしさ。しかし今現在Aロッドはケイト・ハドソンと交際中らしい…。彼女の影響で仏教に改宗するかもという報道で初めて知ったのですが。そういやケイト母のゴールディ・ホーンも仏教徒だったなー。

Aロッドのことは松井選手の不動心を読んで以来好意的に見ていますが、本当に変わった人だと思う。自分が打った時はさほど喜びをあらわさないのに、松井選手がホームランとか打った後とか、松井自身がものすごく冷静な態度なのに、その横で何がどうしたんだ?ってくらいの超ハイテンションで話かけてて。その温度差に愕然として以来、ゲーム中にベンチの様子が映るとついついAロッドに注目してしまう私である。

松井選手と言えば、来年はどのチームでプレイすることになるんでしょうね。勝てるチームに入れればいいけど。でも今年優勝できて本当によかった。メジャーリーグをろくに見ていなかった頃は、「アメリカ国内なのになぜワールドシリーズ?」なんて思っていましたが。連日中継を見ている中で、優勝した時の達成感は、確かに世界一かも知れないと思うようになりました。だって本当に過酷だしメジャーって。基本ドーム球場じゃないし、雨で2時間とか3時間とか遅れても普通に試合始まるし、しかもその翌日がデーゲームだったり、昨日は気温5度の球場で試合していたのに明日は25度のとことか当たり前だし、ピッチャー中4日で登板させられちゃうし。

そんな162試合、勝ちを積み上げながらプレイオフにたどり着くんだものね。少なくとも見ている私のの達成感は世界一かなー。たまに日本の野球中継見ると、グリーンがきれいで超快適そうで、本当に同じ競技なのかな?と不思議に思ったりする。日本の野球の方がずっと緻密だし頭使っているのわかるし、そうゆう面白さがあるから、技術的にどちらが勝っているとか、そうゆう点では比べようもないんだけど。

あー今日はおととい見てきたカールじいさんのこと書くつもりでした。明日書こう。カールじいさん、ものすごく面白かった。平日の日中、空席が目立ちまくる館内なのに、爆笑の渦でした。人が少ない方が開放的になるのかも。ピクサーはすごい!

2009/12/06

ゾンビとテレノベラ

カフェオレボウルって本当に便利。ご飯もみそ汁もスープもサラダもなんでもカフェオレボウルによそっていますが、今日は久々にカフェオレボウルでカフェオレ飲んでみた。これが本来の使い方なんだよね。ちなみに普段はマグカップでカフェオレ飲んでます。

数あるカフェオレボウルの中で、一番の古株がこれかな?多分20年くらい使っていると思う、リトルロックで購入したゴーリー君のカフェオレボウル。他の柄のは既に壊れてしまって、これ一つになってしまいました。これも底が少し欠けちゃったのを修復して使っているのであった。もう同じもの売っていないみたいだから大事に使おう。なんて思いつつ、連日酷使しちゃってるんだけど。

そんな本日。カールじいさん見に行く予定だったのに、時間がなくて断念。今週中に観られるかなー。マイケル・ムーア監督の映画も観たいし。あと今、ジョージ・ロメロ監督のゾンビ映画シリーズのDVD揃えようかと迷い中です。ホラーもスプラッタも好きじゃないと言いつつ、何故ゾンビ映画が好きなのか。自分でもそこんとこはよくわからないんですけど。

私が持っている唯一のゾンビ映画DVDが←ショーン・オブ・ザ・デッド。これ何度観たことか。しかし何回観ても同じところで笑えるのであった。少し前にレンタルして面白かったのはゾンビーノです。ちょっと物足りない感もあるのですが、たまにはこんなゆるいゾンビ映画があってもいいと思う。

最近すっかり日本のドラマを見なくなり、その分深夜に放送しているDr.ハウスとかBONESとか24とかの海外(と言ってもアメリカばっか)ドラマをよく見ています。あと、この私が毎日欠かさずに見ているのがラテンドラマ・ディアナです。

中南米諸国で愛される連続TV小説“テレノベラ”の人気メロドラマ。イラサバル家に会社と愛する娘ふたりを奪われ、無実の罪を着せられたフェドラ。刑期を終えて出所したフェドラは、すべてを取り戻すために復讐を開始する。(キネ旬データベースより)

テレビ放映に気づき、見出した時すでに15話だったので、そろそろ終わるのかな〜なんて思いつつ、見れども見れども終盤に向かう気配ナッシン!どころか、次々と展開してるし。これ何話まであるの?思ってネットで調べたら、本国では180話まで放送されたそうです。ぎゃふん。それを日本放映用に90話に短縮って…。半分もはしょるのかい!!とiMacに向かって突っ込んでしまいましたが、実際のとこ、一時間の録画をすっ飛ばしながら大体15分くらいで見てるよ私。セットも陳腐だしストーリーも無理ありまくるし演技も演出もあれ本気なのかなー?って感じで、なんか一時間つきあう気になれないんだよね。などと思いつつ毎日しっかり見ていますが。あまりにも狭い世界で強引に展開していくから、どうまとめるのかが気になりついつい見てしまうのである。

長いドラマだけあり登場人物も多いのですが、誰ひとりとして共感できる人がいないのもこのドラマのすごいとこ。テレノベラ恐るべし。全体的に男がアホすぎで女が男を許し過ぎ。今のとこ唯一まともなのがエミリオという脇役の人かな。何度も何度も同じ過ちを繰り返す登場人物たちの学習能力のなさと反省のなさに全米が泣いたと思う。なーんて言いつつ明日も見るぞー!!

今日は、先日レンタルで見たインスタント沼について書くつもりでした。何故ゾンビ、そしてテレノベラ。インスタント沼の麻生久美子可愛かったー(これだけ?)。

2009/11/26

いいふろ

関東地区もすっかり寒くなり、レギンスという名のももひきが手放せない毎日。今月上旬に新しいiMacさんが届き、ようやく扱いにも慣れてきました。

キーボードもマウスもコードレスなのは机上すっきり気持ちいい。しかしうちの暴れん坊将軍オビは、人がマウスに手をかけている時を狙ってその上に飛び乗るという妙な遊びが好きで。その度に意味なくクリックしてしまうだけなら良いのですが、勢いで手からスルッとマウスが飛び出すことも多々あり。以前はコードに繋がったままダラーーンとマウスがぶら下がって終わりだったのに、コードレスとなった今、完全にマウスがどっかに飛んでっちまうんですよ。

それにしても11月26日て! いい風呂の日じゃん! もといあとひと月ちょっとで今年も終わりじゃん! ああー今年もまた、ろくに何もしないまま過ごしてしまった…。時間無駄にしてるなー。睡眠時間少ないのになんなんだろうほんとに。

前回の更新辺りから一時的に忙しかったものの、若干時間に余裕があったのですが。友達からよく「ブログ携帯からみられるところにすれば?」と言われてたので、ちょっとチェックしたりしてたんですよ。しかし、どこを見てもなんかピンとこないというか。ここも何も設定変えてないのに文字間や文字サイズが違っちゃったりして、いまいち不明な点が多いんですけど。消去法でjugemuかFC2かexciteかなー。

そんな中、映画だけはよく観ています。最近見た中で良かったのはマイケルのThis is itと母なる証明。好きなのはスペル。そのうち感想文書きます。

なんか最近気分が重いんですよ。こんなこと私が言っても仕方ないんだけど景気も悪いし。てか、なんであの人たち景気対策しないのかなー。ニュース番組とか見てるだけで疲れちゃって。みんな大変な思いしてるのに、鳩の人はいつまでもお花畑スキップしてるみたいだし、仕分け人は妙に高圧的で暴力的だし。「世界2位じゃだめなんですか?」という言葉にショックを受けたというか、ものすごく傷つきました。今朝の番組で益川さんが仕分け人のことを「紅衛兵みたい」と何度も言ってたのには笑っちゃったけど。うまいなさすがノーベル賞受賞者。よほど頭に来ていたのか。しかしスタジオの方のコメントは気色悪かったわ。

2009/10/26

知るや君

昨日あたりから関東地区もすっかり寒くなってしまいました。今日は大雨の降る中郵便局まで行って来たけど、湿気より雨の冷たさが気になった。季節が変わるのは本当に早いですな。

なんて。しれっと書いているけれど久しぶりの更新になってしまいました。更新しない間、己の想像力と能力を遥かに超えるほどの忙しい日々もあり、そうでない時期もあり。そんなこんなしてるうちに、すっかり秋になってしまった次第です。

相変わらず元気なうに様。オビは既に布団に潜り込んで寝ています。

ひさしぶりに更新しようと思ってテキスト開いたら、下の動画のアドレスがあった。朝のちびっこ番組でかかってた曲ですが、初めて聞いた時感動して涙が出たよ! 詩は島崎藤村。動画が見つからないけど口語体バージョンも良かったです。

2009/04/29

グラン・トリノ

「ハイパーメディアクリエイターの高城剛」っていつも紹介されてるけど、高城剛以外にハイパーメディアクリエイターなんて肩書きの人いるのかな。なんて小さな疑問をなかなか解消できずにいる今日この頃ですが、本日はクリント・イーストウッド監督のグラン・トリノを観てきました。



朝鮮戦争の従軍経験を持つ元フォード社の自動車工ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)。妻に先立たれ、愛車1972年製グラン・トリノや愛犬と孤独に暮らすだけの日々を送っていました。彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたものの、頑固な彼は牧師の勧めも頑に拒みます。そんな時、近所のアジア系移民のギャングが、ウォルトの隣に住むおとなしい少年タオにウォルトのグラン・トリノを盗ませようし失敗。タオに銃を向けるウォルトですが、これをきっかけにタオ家族との交流が始まります。

イーストウッド監督作品の中でいちばん好きなのはミリオンダラーベイビーですが、それ同様に心にガッツリ何かを残してくれる映画です。本当に素晴らしかった。ラスト辺りは完全に号泣で、鼻ちょうちん作りながら観ちゃいましたよ! ほんとこれお勧め! てか、文科省が推薦しろ!

と、半ばキレ気味に紹介しておりますが。ウォルトは朝鮮戦争の際、自発的に非道な行動をとってしまった自分に対して絶望に近い気持ちを抱いていて、それが彼のその後の人格にも影響しちゃってるのですが。その彼が言葉もよく通じないアジア系の移民たちによって少しだけ癒され、そしてあの超絶なラストに繋がると。同じ民族同士の争いに暴力で介入してしまうウォルトはアメリカ合衆国そのもの。そしてお約束のように悲劇が訪れ、それを後悔するウォルトがとった行動にこそに未来が見えるという皮肉。ウォルトこそが英雄なんだと思うけど。

あと、こんな良い映画がアカデミー作品賞にノミネートされないなんて?思いましたが、このラストは日本人好みなのかも。ネタバレになっちゃうので具体的に書きませんけど、こんな終わり方をする日本のアニメが今ひとつアメリカ人に受け入れられない(ラストの部分だけ)という話を聞いたのを、今思い出しました。

2009/04/25

ミャオミン

3月入った頃から今月上旬までアホのように忙しい日々でしたが、それが終わったら気が抜けたのかなんなのかだらけまくり。のんびりしてたら、もう25日になってて驚きです。

忙しい時ほど仕事以外のことをいろいろやりたくなるのに、時間が出来るとのんびりしてしまうことの不思議。おかげで撮り貯めていたテレビ番組とかドラマをかなり見たよ! 絶対に見る!と固く心に誓っていた銭ゲバ、見たのは結局初回・2回目と途中1回+最終回のみでしたが、最初と最後を押さえたからか、すっかり見た気になっています。そして今回は、NHK朝の連続小説つばさを見ています。週1回くらいの頻度だけど。

まあ舞台が川越なんでね。そいじゃちょっとチェックしてみるか…と見始めたのですが、あの辺りは実家にいた頃は毎日通っていたところなので、懐かしいというより面白い。普段まったく意識してなかったけど、テレビで見ると本当に古い街に見えるのも不思議です。

しかし4月の番組改編で長らく続いていた番組も時間帯や曜日が変わってしまったからか、今まで以上に曜日感覚がなくなりつつありますな。おかげでゴールデンタイムは殆どテレビを見なくなったよ。興味のあるものは録画して、早送りしながら見たいとこだけ見るって感じで。

写真は室内持ち歩き用バッグと、バッグのポケットに収まるミャオミン。デジカメと手帖は常に手の届く所に置いときたいので、部屋移動する際にそれらも持ち歩いています。今まで手帖・ペン・カメラをそのまま運んでいたんだけど、手頃な大きさのバッグを貰ったので、今はそれに入れて移動している次第です。ポケットにミャオミン入れたら丁度いい感じだったので、この状態のまま部屋移動してる。3LDKの狭い室内を、わざわざバッグもって移動するのも滑稽ですが。

手帖・ペン・デジカメと、普通はそこに携帯電話が入ってもいいんじゃ?って気もするけど、相変わらずケータイはバッグに入れたまま。昨日、映画見る前に電源OFFする際、メールが入っているのに気づいたものの時間がないのでチェックしないまま。そのまま電源入れるの忘れてて、さっき慌ててチェックしたら友人からのメール「つよぽん釈放されて良かったね」というタイトルに笑ってしまいました。

今更そのメールに気づいた自分と友人への申し訳ない気持ちと、いい加減長い付き合いのその友人との会話の中に、未だかつて「つよぽん」という言葉が出て来たことがなかったので、それが可笑しかったんだけど。しかしあの騒動はなんだったんでしょうか。

最初、仕事中に「草なぎ剛が公然わいせつ罪で逮捕」とネットニュースのヘッドラインで見たときはそりゃ驚愕。その後、酔って深夜の公園で全裸で踊り歌っていたなど、続々とニュースが更新されるのを見る度に、大爆笑してたんですよ。で、午後、テレビをつけた時点で、あの妙な雰囲気に再度驚愕。まるで大罪をおかした犯人のような扱いに、でっかい違和感と嫌悪感を抱きつつ、チャンネルを替えるとどこもかしこもその話題で。NHKが地上波ももBS1もBS2もその話題を流しているのを見た時にゃ、なんかもう恐ろしさを感じました。

だって新聞の一面にまで載っちゃってるんすよ? ま確かに、この国の法律にひっかかるような事しちゃって逮捕されてしまったからには、社会人としてそれなりの責任を取るのが筋なんでしょうが。そこまで騒がれることか? しかも家宅捜査って異常じゃね? 勢い余って逮捕しちゃったから引けなくなって家宅捜査したものの、実際なんも出てこなかったって感じなのかな。そこまでする程時間あるならさー、今まで私が出会った公然わいせつな方々(痴漢)根こそぎ逮捕して家宅捜査してくれよ! 深夜の公園の陽気な全裸の酔っぱらいなんて、朝の満員電車の中でいきなりファスナー下ろしてご自分のもの出してるアホに比べりゃ可愛いもんじゃん…。

あとすごく不愉快だったのは、鳩山総務相の「怒りを感じている」「最低の人間だ」発言。地デジを促進している総務大臣としての発言かと思うんだけど、そもそも国民の殆どは別に地デジなんて望んでないんじゃないの? 草なぎ君をCMとかに使っている民間の企業の方々とかが怒るならともかく、頼んでもないのに勝手に人の税金使って地デジだなんだのやってるおめーが、偉そうに何言っちゃってるの?と思った次第です。

ちなみに私は今現在使っているテレビが壊れない限り、地デジ対応に買い替える気はありません。アメトークの家電芸人特集の時、番組を観覧している一般の方々の殆どが地デジに切り替えていないと知って「地デジにしないと見られなくなっちゃうんだよ?!」と大騒ぎしていましたが、見られなくなって困る人ってあまりいないんじゃないの? むしろテレビに出ている方々が困るんじゃないでしょうか。

そんなわけで。酔っぱらって全裸で公園猛ダッシュした挙句に転んでねん挫したとか、深夜に自分ちに帰ったつもりなのに鍵が開かず、ドアノブがちゃがちゃ回したり「開けてーー」と叫びながらドア叩きまくっても反応なし。そのままドアの前で寝ちゃって翌朝目が覚めたら赤の他人の家だったとか。朝起きたら何故か駅のホームで、どうゆうわけか手の甲にはべっとりと血が付いていて、その血に見合わない程度の小さな切り傷。不安を抱きつつ、前夜に一緒に飲んでいた友人に連絡して会ったらその友人の前歯がなくなってたとか。友人・知人たちの数々の武勇伝(?)を聞かされたり遭遇してきた私としては、ほんとみんな気をつけてね! と心から叫びたい気持ちでいっぱいです。

2009/02/28

みみずくと3びきのこねこ

みみずくと3びきのこねこ・かえでがおか農場シリーズ 本日の猫本は、アリス&マーティン・プロベンセン作、かえでがおか農場シリーズみみずくと3びきのこねこです。

洋書A Child's Garden of Verses の可愛さにハマり、アリス&マーティンの絵本を集めている中で見つけた本。嵐の夜に倒れた老木に取り残された小さな小さなみみずくの子と、それぞれの事情でやってきた3匹のこねこが、農場の子供たちに育てられ自立してゆく様を描いた一冊です。

実際に農場を営んでいたプロベンセン夫妻らしい内容で、可愛いイラストの中にも自然とともに生きてゆく動物たちの姿がリアルに描かれています。みみずくの子が徐々に野生に戻ってゆく様子や、甘ったれの子猫たちが個性豊かに育ってゆく様子。読んでいて切なくなるけど、それが自然な姿なんだよね。狩りに出かける猫の姿を「ひょうのようにすらりとして、ライオンのようにいさましい」と表現し、「人はねこのほんとうの主人にはとてもなれません」とまとめた部分を読みつつ、しみじみと頷く私である。

一方うちの猫たちですが、今現在も私が座っている椅子で寝ています。つまり、非常に打ちづらい体勢でキーボードを叩いている次第です。野生なんて言葉は知りませんって顔して寝ていますが、それでも野生の部分は残っている。農場の猫とは比べ物にならないけれど、それなりに生きる術を知っています。多分。

さて本日で猫本週間はおしまいです。といっても、まだまだたくさんあるので、後々ちまちまと紹介させてもらいます。

だるまちゃん



幼稚園の頃に絵本で見て以来の私のアイドル、だるまちゃんです。なんと先日、偶然にもだるまちゃんぬいぐるみを発見。鼻息荒く購入致しました。

だるまちゃんとかみなりちゃん(こどものとも絵本) (こどものとも傑作集 (28))私はだるまちゃんとだいこくちゃんまでしか持っていないのですが、やまんめちゃんとかてんじんちゃんとか、その後も続編が出続けているんですね。私は写真のかみなりちゃんが好きだったな。あでも、うさぎちゃんも可愛いんだよねー。雪が積もるととりあえず雪うさぎを作っちゃうのは、子供の頃にだるまちゃんとうさぎちゃん読んだ影響かも。あと、てんぐちゃん! 天狗=恐い顔のおっさんというイメージ抱いていだけに、"天狗の子供"に驚きを感じたのを覚えています。よくもまあ天狗を可愛く描いたもんだよと、今更ながら感心したりして。

だるまさんと言えば、


だるまさんが転んだ猫、すっげ可愛くないですか。振り返るたびに少しずつ近づいてくる。私だったら絶対途中で笑っちゃう。うにオビとかくれんぼしていても、いつも笑いをこらえきれずに居場所がバレてしまうのだ。

2009/02/27

帰って来た猫ストーカー

本日の猫本は、昨日のノラネコの研究に続き、猫追跡シリーズ浅生ハルミン私は猫ストーカーと続編の帰って来た猫ストーカーです。

帰って来た猫ストーカー 尋常じゃない猫好きの作者による猫ストーキング記録が楽しめる一冊。最初の「私は猫ストーカー」も超面白くて何度も読み返していたのですが、まさか続編が出るとは、しかもその続編が第一弾より更に面白くなっているとは、なんとその上映画化されるとは夢にも思わなかったので、いきなりそんなたくさんの楽しみの素を降らされても拾いきれないよ!ってくらいの嬉しさでいっぱいです。

ノラネコの研究の作者同様、仁義を守り、さりげなく猫の行動を追う行為に勤しむ作者が描かれた本ですが、ノラネコ〜の行動が伊沢先生が研究者故の好奇心によるものだとしたら、浅生さんはなにしろとにかく猫が好き!の気持ちで動いている感じ。淡々と描きつつも、どちらも猫に対する愛情に満ちていて、心の底から楽しめます。判り合えなそうな相手には無駄に近寄らない猫社会、人間よりずっと成熟しているように見えますな。

ノルディックスキー複合団体

連日深夜、BSでライブ中継しているノルディックスキー世界選手権を見ています。しつこいくらい言うけれど、やっぱウィンタースポーツはいいよ! 選手がカッコいいもの!

とまあそんな感じで、昨夜もとくに日本人選手の成績なども気にせずにゆる〜い気持ちで見ていたのですが、なんと複合団体で金メダルっすよ。すげー! ビックリ!!

だって、前半のジャンプでは5位だったんですよ? 他の出場国選手と比べ、見るからに体も小さく体力もない日本人選手。複合競技はジャンプでリードした分をクロスカントリーで縮められながらようやく勝ったり勝てなかったりというのが今までのパターンでしたが、なんと今回はクロスカントリーで5位スタートにも関わらず逆転優勝と、そらあんた驚くよ! しかも、他国の選手たちはゴール直後は雪の上に倒れ込む程消耗しているのに、アンカーの小林選手なんてまだまだ行けそうなくらい余裕の表情で。深夜のテレビ画面に映し出される予想外の展開を、嬉しさよりも驚きで口半開き状態のまま鑑賞しておりました。

だってしつこく言うけどさー、本当に他国の選手と比べてちっさいんだよ日本人選手は! ラストを争っていたドイツ・ノルウェーの選手に挟まれると、完全に捕われた宇宙人状態。2位につけてるはずに、遥か後ろを滑ってんじゃねぇの?ってくらい小さいんだから。

しかしその体の小ささを生かして、常にドイツ選手の後ろで上手く風をよけていたみたい。何度も引き離しにかかるドイツ選手の後を離れず、ラスト付近で1位になった時にゃすっかりテレビに釘付けに。でも最後の最後で抜かれちゃったりするんだよね…なんて思ってたのに、結果堂々の1位ですよ。すごい。今になって嬉しさがこみ上げて来た。

この調子で、来年開催のバンクーバーオリンピックでも活躍してくれることを祈りつつ。いやでもノルウェーとかドイツとかオーストリアとかフランスとか、ノルディックスキーの選手たちって本当にかっこいいんだよね。

ちなみに写真は本文とは全く関係のないうにオビの様子。よくこんな感じで尻とか背中をくっつけて寝ているのですが、改めて見ると不思議な格好ですな。寒いからかうにオビ密着度は相変わらず高いです。

2009/02/26

ノラネコの研究

ノラネコの研究 (たくさんのふしぎ傑作集) 本日の猫本は、福音館たくさんのふしぎ傑作集 ノラネコの研究 。琉球大学助教授(当時)の伊沢雅子さんによるノラネコ観察日記で、九州の海辺の町に暮らす白黒猫ナオスケ(作者命名)の1日を追った内容です。

とサラッと説明致しましたが、伊沢さんの執念と集中力は半端じゃあございません。朝10時にナオスケを見つけたところから翌朝6時にその場所に戻るまで、ナオスケの行動の邪魔にならないように後を付けつづけた記録が綴られているんです。ナオスケが昼寝をすれば近くで何時間も待機し、高い塀を飛び越えれば鉢合わせしないように慌てて塀の向こうに走って行く。のんびり食事をとる暇もなく、昭和の刑事ドラマの張り込み場面のように、適当な店でパンを買い、道ばたで猫を観察しながら立ち食いと。一歩間違えたら通報されるよ?ってこちらが心配になるくらいですが、ノラネコ同士が偶然鉢合わせしちゃった時とか、自分の好きな場所が既に他の猫に占領されていた時とか、目と足を頼りに観察したからこそわかる情報もあり。読んで満足の一冊です。

そんでもってまるで自分がナオスケを観察しているかのように描かれた平出衛さんのイラストが、この本の内容にピッタリなんですよ。カット数が多いから猫(たまに人とか犬とか)の動きが判りやすいし、視点を変えたり地図で示したりと、方向音痴な私でも、よく知る町の話を見ているような錯覚に陥ります。

ちょいと小山まで

昨晩の東京カワイイTVは、先週の続き、パリコレ特集と外務省カワイイ調査隊の後半でした。最初はおっかなびっくりだった外務省の調査隊のおじさん3人組も、すっかり今時のガールズに慣れたご様子。おじさんのひとりは黒色すみれの演奏にハマったみたいで、彼女達の音楽を聞きながら心地良さそうにしているのが愉快だった。その流れでカワイイ大使として3名の女の子たちが選ばれていましたが、3人が3人とも本当に可愛くてよかった。その類の人選って大人の事情がらみで、なんでまた…って感じの中途半端なタレントが選ばれがちだけど、カワイイ大使の3人は嫌味なくバランスよくまとまっていて、深夜にひとり、意義なし!と、心のガッテンボタンを押しまくっておりました。

そんな本日、午後から小山のLabcafeに行ってきました。

大体カフェって店主の好みとかもろに出ちゃうものですが、ここはまた超個性的な空間で。カフェというより、友達の家に来たような感じ? ソファとかテーブルとかがざっくばらんとした感じで配置されているわ、いきなりバスタブはあるわ。至る所に世界各国の民芸品が置いてあって、一瞬、どこに落ち着けばいいのか迷ってしまいました。

どこに座ればいいんだろう?と迷った時は、大体どこに座ってもいいんです。という私理論に従って一番ゆったりできそうなソファに落ち着きました。バタ入りココアとスコーン、店長のお母さん直伝のごま煎餅が美味しかったよ。作り方教えてもらったけど、同じように出来るだろうか…。

写真のネコ模様の器はメキシコの民芸品だそうです。こちらの店長はナイスキャラ賞を差し上げたいような、見た目は精進料理しか食べてないオダギリジョーみたいな、脂っ気がないさっぱりとした雰囲気なんですけど、民芸品について尋ねるとひとつひとつ丁寧に説明してくれて楽しかった。世界は広いね。これまた色んなところに色んな絵が無造作に置かれていたり飾ってあるのですが、店長&店長の双子の弟さん作だそうで、何から何までいちいち感心してしまうほど面白い。楽しい空間でした。

2009/02/25

ごろごろにゃーん

本日の猫本は、長新太ごろごろにゃーん 。子供の頃から大好きな定番絵本です。

ごろごろにゃーん(こどものとも絵本) (こどものとも傑作集 68) とびうお型飛行機に乗り込んだ猫たち。飛行機は町を抜け森を超え、ごろごろ にゃーん ごろごろ にゃーん と、どこまでも飛んで行きます。

と、ただそれだけの内容。ページをめくれどめくれど、「ごろごろにゃーん、ごろごろにゃーん とひこうきはとんでいきます」の文字が続くだけなのに、この本が小さい頃から大好きでした。長さんの絵はシンプルなんですが、ページをめくる度に笑っちゃうような変化があって、それが楽しかったのかも。その後、月刊誌でタコのバスというタイトルの似たような感じのお話も作ってくれたのですが、残念ながらそちらは絶版のもよう。月刊誌は持っているんだけど、ハードカバーで出版されたのを知らずに買いのがしています。復刻してくれないかな。

実録 猫砂ジプシーの日々

創刊号からずっと読んでいるベネッセのねこのきもち。毎月自宅に届けられるシステムなので、なんとなく断るタイミングを失って現在に至っています。タイミング良く知りたい情報が出てたりすることと、フードや病気などの新しい情報を入手するのに一冊くらい読んでてもいいかなーと思っている部分もあるし。それに不思議なことに、たまについてくる付録のオモチャでよく遊ぶんですよ。その辺まさに"ねこのきもち"な雑誌なんだよね。

UNITED PETS ヴィシィ(トイレ) オレンジ 実際に知りたいのは、安全なフードのメーカーとか猫砂の種類とか。左の写真は、現在うちで使っている猫用トイレです。イタリア製らしいんだけど、それまで使っていたものより大きくて頑丈。砂を入れると重くてちょっと大変なのですが、分解(と言っても白とオレンジの部分が分かれるのみ)も楽だから掃除もしやすいし、見た目可愛いし。普段はうにオビ共用で使っています。トイレが大きいからか2猫で使っていても大丈夫みたい。私も家にいるから、マメに掃除できるし。

ちなみに猫砂はここ3年くらいトフカスRee(青りんごの香り)を使用。以前は香りのないものを使っていたのですが、注文先の店で切らしてしまったみたいで、この青リンゴの方を送ってくれたんですよ。砂自体が青いし、大丈夫なのかこれ?と思いつつトイレに入れてみると、うにオビともにお気に召した様子。それ以来、青リンゴタイプを使っています。しかし、ここにたどり着くまで、長い道のりでした。

猫と暮らし始めた当初は近所のホームセンターで購入していたのですが、うに様便秘がちになった際、どうぶつのお医者さんから「猫は細かい砂の方を好む傾向がある」と聞き、それならと人気のエバークリーンに切り替え。鉱物系の自然なものだし、固まりは良いし、うにオビも使いやすそうだし…と使い始めは大満足。しかし、当時のエバークリーンは消臭のためかかなり香りがキツくて。うにオビ自体がすっかりエバークリーンのかほりになっちまったのに気づき、それもどうなんだろうと、他の砂もリサーチ。良いものばっか扱ってる風の某通販会社イチ押しのドイツの木を使った砂とやらに切り替えてみたんだけど、砂のかすの飛散がひどい。そーっとトイレにあけたにも関わらず、飛び散る粉の舞いっぷりに私だけじゃなく、側で見ていたうにまで鼻をえぐえぐする有様で。それで「強力に固まる」なんて言われた日にゃ、肺の中で固まっちゃったらどーすんの?と、慌てて他の砂に替えました。カタログじゃ使用者(&猫)の感想もいい感じだったけどさー。私史上最悪だったかなーあの砂は。ちなみに今はもう扱っていないみたいです。

そんなタイミングにたまたまスーパーキャットシッター南里秀子さんの本に、「おからとパインのミックスの砂がいいみたい」と書かれているのを読み、たくさん出ているおからの砂を次々と試した結果、現在に至っているというわけです。猫自身の好みもあるし、何が一番とは言い切れないけど、現在はうに様もほとんど便秘の心配がなくなったし、今のとここれがベストかなーって感じ。相変わらずオビはうんち後の砂かきしませんが。

2009/02/24

おれはねこだぜ

本日の猫本は、昨日に引き続き懲りない猫シリーズ、佐野洋子おれはねこだぜ です。

おれはねこだぜ (佐野洋子の絵本 (6)) 佐野洋子さんの猫絵本と言えば、なんと言っても100万回生きたねこ が有名ですが、こちらもかなりのお気に入り。サバ好きの猫が林を散歩していると、空中を泳ぐサバの集団が追いかけてきます。慌てて逃げる猫を、「きみはさばをくっただろ」ときれいな声で合唱しながら追うサバ軍団。慌てて映画館に逃げ込んだ猫が目にしたものは?

映画館での猫のビックリ顔に大爆笑。で、ラストの猫の全く懲りてないっぷりにまた爆笑と。読み返す頻度は佐野さん絵本の中で一番高い。のどもと過ぎれば…とは言うけれど、ここまでいくと痛快です。

飛べない鳥

左の写真。NHKでななみちゃんがナビしてる動物番組、タイトル忘れちゃったけど、なんとなくテレビをつけたらその番組で、毛づくろいの最中にも関わらず、画面に映ったダチョウに釘付けになるうにの様子です。

猫とか虎の子とか小鳥がテレビに出ると画面が気になるのはわかるけれど、ダチョウにも反応するとは思わなかった。ダチョウ=鳥って認識はあるのかな。いやーないなそれは。ふさふさとした羽に目がいったんでしょうか。

鳥と言えば、毎年必ず余る節分の豆。毎年細かく砕いてからベランダにまくと雀が食べといてくれるのですが、今年はまだ誰も来てくれないよ。まあね、豆まいてから10日〜2週間くらいは気がつかれないんですけど、それにしても今年はちょっと遅くないか?温暖化のせい? って、なんだかよくわからない事は、とりあえず温暖化のせいってことで納得しときゃ楽でいいね。

6月で11歳になるうに様。相変わらず1日1度はオビと大運動会を繰り広げる元気っぷりですが、高い所に飛び乗るのに覚悟が必要になってきたみたい。以前は軽々飛んでいたのに、最近は飛ぶまでに少し時間がかかるようになったし、軽々という感じでもなくなってきました。年齢よりも体重の問題?って気もしなくもないけど。

あと、これは年齢の問題かどうか判りませんが、顎の下あたりの毛が白くなってきました。うには比較的珍しいと言われる、全身茶トラの女の子でしたが、年とともに毛の色って変わるんだね。

2009/02/23

おなかのかわ

本日の猫本は、瀬田貞二作(再話)・村山知義絵によるおなかのかわ です。

猫とオウムは相談をして、交代に互いの家に招きごちそうをふるまうことにしました。ところがよくばりな猫は、オウムが出してくれたごちそうでは満足できず、オウムの分のごちそうもたいらげたあげく、友達のオウムも、おばあさんも、ロバも、王様も、出会うごとに次々と丸呑みにしまいました。

食いしん坊でいやしん坊の猫が主人公のナンセンスなお話です。想像通りの結末ですが、最後のページの、全く懲りてない猫の表情が可笑しくてたまらない。村山知義という人は児童文学のイラストで知ったのですが、相当面白い経歴を持つ方なんですね。独特の画風が好きで、奥さんの村山籌子の作品集も合わせ、本屋で見かける度に購入しています。

この本も、昨日紹介したねこのごんごんと同じタイミングで限定復刊されるらしいです。ってこれも絶版だったんかい。福音館のこどものともシリーズって、出版されたからといって常にあるわけじゃないんだね。見つけた時に買わないとなくなっちゃうんだね。

こちらの話、もともとは1958年に出版されたものを、瀬田さんによる再話で改訂版として1975年に発行されたとのこと。もともとは夏目漱石の門下、鈴木三重吉による訳文を使っていたらしいです。それにしても、児童文学界の父と言っても過言ではないであろう瀬田さんの仕事っぷり。幼い頃からどれだけ世話になってきたか。瀬田さんがいなかったら、指輪物語も読めなかったかも…と思うと、ほんとありがとうございます!と深々と頭を下げたい気持ちになります。

2009 アカデミー賞

アカデミー賞授賞式、スラムドッグ$ミリオネアが作品賞・監督賞はじめ8賞受賞と、私にとって嬉しい結果でした。これだけ賞とりゃシネコンでもかかるでしょー。ペネロペ・クルスが助演女優賞受賞したそれでも恋するバルセロナは無理かなー。しかしどうして原題Vicky Cristina Barcelonaが、それでも恋するバルセロナになっちまうんだろ。

あと当然といや当然なんですけど、長編アニメ賞のWALL・E:ウォーリー。作品賞でもいいじゃん!ってくらい大好きな映画なので、そうゆう意味ではアニメと限定されることに軽く不満も感じつつ、でもやっぱ嬉しかった。昨年は面白い映画が多かったと思うのですが、その中でもウォーリーは1番目か2番目か3番目(って結局何番目よ)に好きな作品で、私の中ではジブリにおける千と千尋みたいな印象なんですよ(ちなみにモンスターズインクはトトロ)。

ウォーリー 初回限定 2-Disc・スペシャル・エディション (初回限定) [DVD] 赤い目のオートをはじめ、途中、何度も2001年宇宙の旅 を思わせる場面があります。そしてシュトラウスの"ツァラトゥストラはかく語りき"が流れたところから、ウォーリーが2001年のHALとは全く違った行動をとる。そこで一気にテンションが上がり、最後の方は涙ながらに見ていました。

HALとウォーリー、それぞれの思考や行動は人間そのものなのに、何故それをロボットで描く必要があるんだろう。自分自身、それがロボットでなきゃこんなに感情移入できないよねーと想像できることも余計に不思議に思えて仕方がない。常日頃から、人を機械&器械に感情移入させたくてしょーがないと考える私には大ヒット。見終えてから何日も何日もこの映画について考えちゃってるくらい、私にとって大きい作品です。

ウォーリーの太陽電池充電完了&再起動音はMacの起動音、イヴのデザインはiPodのデザイナーのジョナサン・アイブ、赤目のオートの声はMacInTalk(Macintoshの音声合成ソフト、懐かしいよ!)と、Macユーザーには嬉しい情報も多々あり。ジョブス元気になってほしいなー。

短編アニメ賞を受賞した、加藤監督の「つみきのいえ」もとても良さそうな作品ですな。「おくりびと」が日本代表作品に選出された時は、上手い選択だなーと思いました。ここ数年の傾向は、あんな感じの内容、生と死をテーマにその国の文化や社会情勢などをユーモアを交えて描いた感じの作品が選ばれやすいじゃないっすか。まさか受賞までするとは思わなかったけど。他に秀でた作品がない時は、そんな感じの映画が受賞するんですけど、今回はイスラエルの映画がその秀でた部類に入っているような(未見だが)気がしたから。このタイミングにイスラエル映画ってのも選びにくかったりしたんだろうか。

周囲におくりびとを見た人間がひとりしかおらず、その友人の感想も「んーまあねーー」みたいなパッとしない感じで。ちなみにその友人は「赤い糸」という映画が見たかったのに、中学生の娘がおくりびと見たいと言うからそっちを観に行ったんだって。って、逆じゃね普通それ。そんな感じで、ひとりで映画館に足を運ぶほどの興味もないし、誰からも誘われないのでテレビで放送したら多分見ると思います。ちなみにヤッターマンは友達に誘われて観ることになった。あれもひとりじゃ観に行く気しないよな。

チェンジリング

そんな本日。結局主演女優賞受賞に至りませんでしたが、アンジェリーナ・ジョリーが出ているチェンジリングを見てきました。

チェンジリング (アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ 出演) [DVD] 1928年、ロサンゼルス郊外に9歳の息子と暮らすシングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)。幸せな日々を送っていたが、ある日仕事から帰宅すると息子の姿がない。誘拐か家出かもわからないまま5ヶ月が過ぎ、息子が発見されたという報告を受け喜ぶクリスティンの前に現れたのは、息子と名乗る見知らぬ少年でした。他人の子だと主張するクリスティンは、警察から目の敵にされ、精神を煩っているという名目で強制入院させられてしまいます。

あのですね。この予告を見た時には、息子にそっくりな少年だが、母親にだけはそれが別人とわかる…なんて話かと思ってたんですよ。しかしその偽息子、身長は本物失踪前より7センチも低く、学校の先生からも同級生からも歯医者からも太鼓判押されるほどの別人っぷり。いくらなんでもそりゃ強引だって! 「ストレスで身長が縮みます」なんて診断する医者にも度肝を抜かれましたが、そんなアホ丸出しの落ち度を絶対に認めたがらない警察にもビックリ。だってこれ、実話なんですよ。ストレスでそんなに身長縮んでたら、ストレス社会と言われる今なんて大変だよ! みんなコロボックルになっちゃうよ!

そんなわけで、話自体は世界仰天とかアンビリーバボーでも充分な感じなんですけど、それを時代背景と合わせて緊迫感を持たせ2時間超の作品にしてしまうのはイーストウッド監督の腕なんでしょうな。真実か否かとか正義とかはいっさい関係なし。ひたすら体裁を守ることだけを考えているロス警察の腐りっぷりに、顎が落ちそうなほど驚きましたが、あの時代ってそんな感じだったのかね…。と帰る道々考えながら、でもさー拉致被害者家族に対する社民党の態度もこんな感じだったよね。と思いました。

北朝鮮が拉致を認めた後も、サイトに「拉致問題は食糧支援をしたくない日本政府がでっち上げたもの」なんて見解を載せていたり、テポドン発射の際に「人工衛星打ち上げ成功おめでとう」なんて祝電打ってたり、社民党にはここ数年でも驚くような話がありますが。以前、有本さんのお母様の「社民党は日本の政治家とは思っていません。北朝鮮の政治家だと思ってます」という言葉を聞いて、事実がこれほど公になっていない頃はどれだけ不愉快な思いをさせられたんだろうと気の毒になりました。被害者なのに嘘つき呼ばわりだものね。口では正義正義って言ってるけどさ。

映画の話ですが、今回アカデミー賞主演女優賞はノミネートどまりだった主役のアンジェリーナ・ジョリー。想像以上に上手でしたが、でもやっぱ何をやってもアンジェリーナ・ジョリーって感じ。受賞するにはニコール・キッドマンやシャーリーズ・セロンみたく特殊メイクするしかないのかも。仕事よりプライベートでの話題が多い人って、こうゆう所で損しちゃうね。


どうでもいいけど、映画のタイトルがチェンジリングだからか、映画館に向かうときも帰るときも今現在も、頭の中でこの曲↑が流れっぱなしでした。チェチェチェチェチェィンジ〜♪ボウイはいつでもカッコいいけど、この映像はいつ頃のでしょうか。

2009/02/22

ねこのごんごん

222のにゃーにゃーにゃーで今日は猫の日。ということで、私の好きな猫絵本をご紹介します。

ねこのごんごん 大道あや作、ねこのごんごん。 おなかを空かせた子供の迷い猫、美味しそうな匂いに惹かれてたどり着いた家で、老猫ちょんに出会います。「ななしのごんべえ」からごんごんと名付けられたいたずら盛りの子猫は、失敗する度に「なにごとも じぶんでおぼえるがかんじん」と諭してくれるちょんが大好き。ちょんのおかげで賢く成長してゆくのですが、突然お別れの日がやってきました。

表紙の絵、ちょんがごんごんを押さえるようにして頭を舐めている場面の、気持ち良さそうなごんごんの表情を見ただけで感動できる人も多いんじゃないかと思います。うちでもよく、うにがオビを押さえつつ毛づくろいしてあげていて、そのとき本当にオビが気持ち良さそうにしてるんですよ。作者の大道さんは1909年生まれ。と言うことは今年が生誕100年ですな。広島での被爆体験や嫁ぎ先(花火師)での家族の不慮の事故などを経て、生きる気力を失いつつある60歳の時に絵筆をとったそうです。大道さんの描いたものは動物も植物も生命力に溢れていて、ご本人の苦難は微塵も感じられないだけに、その話を知って驚きました。この本、長らく絶版状態でしたが、なんとこのたび限定復刊するということ。限定というのは冊数のことなのか? この本は定番にしてくれないかなー。

好きな猫本…と本棚とか本山を探していたら、他にもいろいろ出て来たので、今週は猫本週間にしよう。あくまでも予定ですが。

スコーンにパネトーネマザー

簡単だからという理由で、スコーンをよく作ります。中学生の頃、日曜日の朝刊にスコーンのレシピが出ていて、あまりに簡単そうだったので試しに作って以来、同じレシピで同じような作り方をしているわけですが、今日は初めてベーキングパウダーを使わず、パネトーネマザー(酵母) を使って焼いてみました。

もひとつ初めての試みが。いつも材料は手で混ぜていたのですが、今回はホームベーカリーを使ってみた。そしたらまあ、超楽ちんで! 粉・バター・砂糖・塩・パネトーネマザーをガランガランと混ぜながら、ちょろちょろと豆乳(牛乳断ちしてるから)を注いで生地がまとまってきたら完了。少し時間を置いてから、生地を取り出し伸ばして折って重ねて伸ばして…と数回繰り返し、生地を広げてコップの口で型抜きしてオーブンに入れておしまいっすよ。

で、肝心の味ですが。美味しいんだけど、若干パンっぽかったかなぁやっばり。も少し生地を寝かした方がよかったのかな。でもホームベーカリーで生地作りは簡単でハマりそう。

ちなみに写真は内容とは全く関係のない、リーメントの逆輸入ぷちサンプルBread&Butter(ブレッド&バター)です。デニッシュは家で作る気にならないなー。

2009/02/21

ドロンジョ様がやってきた



午前中、宅配屋さんが運んできてくれたドロンジョ・ミーツ・ブライス。注文したことに安心して、いつ届くかあまり気にしていなかったので、ダンボールに印刷されたタカラトミーのロゴ見た時はテンション上がりましたな。早速ダンボール開封。いつものブライスの箱よりずっと大きいサイズで、うやうやしくビニールがかけられていました。いやー可愛いわ。

箱入りの写真を見て購入を決めた私としては、しばらくはこの状態で飾っておこうかなーと思っております。実はまだQ-potも出してないんだよね箱から…。ドロンジョ様は他のブライスと一緒に置いたら明らかに浮くし、スペース確保してからゆっくり出そう。

そういや先日、プチブライス2体予約しちゃったんだった。

白ねこキャラのミャオミンの相棒になりそうな黒猫ネロミンと、ミセスレトロママのプチ版リトルレトロママ、どっちも可愛いじゃんかーー!

去年の日記でミャオミン買えばよかったーなんて書いてましたけど、その後結局オークションで購入したのであった。そんなわけで、ミャオミンとネロミンを並べて置く日を心待ちにしている私である。

そしてミセスレトロママのブチ版、リトルレトロママねー。ネオのレトロママが出たときにゃ、ファッションドールなのにおっかさんキャラ?割烹着着てるよ? と、マジでたまげました。しかも昭和をイメージって? ブライスどこ行っちゃうんだろう…と遠い目で空を見つめる人多数だったと思うのですが、人形自体は可愛かったんだよね。あれから1年半、ようやくプチ版のレトロママが登場。ネオのまんま小さくなったとは言いがたいけど雰囲気はありそう。白い割烹着がまぶしいぜ!

2009/02/20

苦行中です。

友人からのメールの「ガス圧縮昇降式のイスが爆発してケガ人がでてるらしいよ」の一文に反応。ネットで調べたら、数件ですが中国やフランスでは死亡事故もあったそうです。どっちにしても中国製の椅子らしいんだけど。

私がパソコン作業用に使っている椅子はガス圧式、値段からしてどー考えても中国製だよね。しかし日本国内だけでも、職場や家庭や学校で一体どれだけのガス圧式イスが使われているのか。その中での事故って、宝くじで高額当選するより確率低いんじゃないの? なんてわかっちゃいるけど、その類の話にはいち早く反応するワタクシ、とっととガス圧椅子をベランダに出し、リビングの椅子を運んで作業することにしました。

これが思いのほか快適で。この椅子、アクタスのセールで超破格値で買ったんだよね(1万円くらいだった)。今まで使っていた椅子よりがっしりと頑丈で座る部分も大きい。これならオビが背中で伸びきって寝ていてもゆったり座れるし。なんで早くこの椅子にしなかったかなー。なんて考えていたのもつかの間、いつの間にやらまたジリジリ押されて椅子の端に追いやられるワタクシ。なんで?と、自分が座っている座席部分を振り返って見てみると、

←こんなことになっていました。

写真が暗くて申し訳ないのですが、今まさにこの状態。私に許されたスペースは、うにの尻の脇のわずかな部分だったのである。どうりで狭いと思ったよ! てか、うに様いつの間に? 一年中鳴き声でアピールするオビと比べて、比較的寡黙なうに様。後ろで寝ていることに全く気がつきませんでした。

オビが椅子の後ろで寝ている時、うにはすぐ脇に置いてある箱の上にいる事が多いんですよ。そこが居心地いいのかなーと思って、着なくなったセーター敷いたりしてたんだけど、ほんとはうにも椅子で寝たかったんだね。そう思うと、動かすわけにもいかず。相変わらず苦行に勤しむ修行僧、もしくはヒモで体にくくりつけたタイヤ引きずりながらグラウンドを走る坊主頭の野球部員気分で、いろんな筋肉フル稼働させてキーボード叩いています。

そんな本日。最近すっかりお気に入りのパン屋さんcimaiに行くと、となりの駐車場スペースに移動カフェ中のJoyce Cafeに遭遇しました。こちらで飲み物を注文して、店内でイートインできるらしいのですが、時間がなかったので紙コップに持ち帰りで。マイマグ持って行くと割引してくれるみたい。おすすめのカフェオレを頼んで帰りの車内でいただいたら、一口飲んで「うま!」と声が出るくらい美味しかった。コーヒーの味は詳しくわからないのですが(しかもカフェオレだし)、苦みとか深とか、私の好きな味でテンション上がりまくりでした。

2009/02/19

おてんばルル

毎週必ずチェックしている東京カワイイTV。昨晩は番組MC沢村一樹のパリコレデビューに便乗して、フランスでのロケが中心でした。

以前、何かの番組で日本在住のフランス人が「今、ファッションの最先端は原宿です」と言っているのを聞いた時は、まあ日本が好きで日本に住んでいるわけだから、単にこの人が日本びいきなだけじゃ…なんて思っていたのですが、番組内でクリスチャン・ラクロワが「以前はロンドンが最先端だったけど、今は東京。業界の人間なら必ず東京のストリートスナップが出ている雑誌をチェックしている」と語っているのを聞いて、へーーー?と驚いた次第です。あと、フランスの人に「"カワイイ"って言葉知ってる?」と聞くとみんな「原宿のファッションのこと」と答えていた。そうゆう認識なんだね。

そんな流れを察してか、外務省でカワイイ調査隊を結成。日本のカワイイ文化を世界に発信すべく調査に乗り出したとのこと。って、遅いよ! もう2年くらい前にやってくれよそれ。大体さー80年代にヨージヤマモトとかコムデギャルソンがフランスで人気出た時点で、ファッションで外貨稼ぐこと考えて国を挙げてアピールしてほしかったよ。やれシャネルだヴィトンだエルメスだって、毎年どれだけの金がフランスに流れてるんだか…。ファッションやサプカルチャーを甘く見過ぎなんだよお役人は! センスないにも程があるよ!

と、深夜にひとり高らかに舌打ちしながら番組を見ていたのですが、外務省カワイイ調査隊のおっさん3人が意外にも本気というか、デコだの姫だのロリータだの、今時のガールズの趣味嗜好に戸惑いつつも、一生懸命理解しようと話を聞いているのが面白かったです。40〜50歳くらいのおじさんたちだと思うのですが、あの年代にありがちな上から目線も妙な威圧感もなし。女の子たちもニコニコと感じよく説明してあげてて可愛かった。妙にほのぼのとした雰囲気でした。

おてんばルル高級ブランドにはとんと興味のないワタクシ。かなり年上の従姉妹がエルメスに勤めていたので、何かの節目やらお祝いにはエルメスのものを頂いておりましたが、一度も身に付けたことがありません。もったいないなー。物を所有したり身につけることには興味がなくとも、それらを作った人には興味津々。自伝やデザイン本などはかなり読んでいると思いますが、こちらはイヴ・サンローランがディオールで働いていた20歳の頃に手がけた生涯唯一の絵本です。って、今から50年以上も前かい。フランス語版があるのは知ってたけど、邦訳版が出ると聞いて狂喜しつつ予約したのであった。これは言葉がわからないと辛い内容です。"おてんば"どころではない、かなり強烈なキャラの女の子ルルのお話。溢れんばかりの毒気がクセになります。

2009/02/18

男はつらいよ

たいしてめでたくもないけど本日は私の誕生日。ということで、午前中は仕事をしないで、男はつらいよを2本鑑賞。って、ささやかだなおい。ささやか過ぎて涙が出そうだよ!

もう8年前くらい? 以前の仕事を辞める際、時間が出来たらやりたいことリストを作成。こち亀、江戸川乱歩の少年探偵シリーズ、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウのシリーズを全部読むのと、007を全部見るとか書いてあって、どうやら当時の私は大作を制覇したいと思っていたらしい。しかし殆ど実現しないまま現在に至っている次第です。

そんな中、なぜか制覇したのは男はつらいよと、刑事コロンボ。テレビで放送していたヒッチコック劇場も全部見た。どれも面白いんですけど、江戸っ子ファミリーの中で育ったからか、やっぱ男はつらいよにはまりました。面白すぎるよ寅さん!

第1作 男はつらいよ なにしろ言葉遣いが懐かしい。私の世代になると「し」と「ひ」の区別がつかない人ってあまりいないけど、それってやっぱりテレビとかの影響なんでしょうかね。私と同じく江戸っ子ファミリーに育った友人に、若干しとひの区別が怪しいのが一人いるけど。うちの父なんて、ベタベタの江戸っ子のくせに名前が「ひろし」という無謀っぷり。祖父母や親戚には一年中「しろし」とか「しろひ」とか呼ばれてました。私も普通に「しろみ」と呼ばれてたけどさ。でも「行ってくるから」を「行ってくっから」とか、そうゆう言葉は今でも普通に使ってるなー。それ方言だったんだね…知らんかった。マジ?っていうのも江戸弁なんだよね。あと縁起の悪い事を見聞きした時「つるかめつるかめ」と言います。おはらいみたいな意味なんじゃないかな。

寅さんシリーズも48作とかなり多いのですが、幸い付近の2軒の図書館に2/3くらいは置いてあるんでそれを借りて、それ以外はレンタル屋さんで調達してと。全部見たんだけど順番がバラバラで、おばちゃんやタコ社長が老けたり若返ったり。いつか1から順番に見てみたいよ…と思いつつ、また順不同で見てるんだけど。

作品に出てくる歴代マドンナの中で、どう考えても一番好きなのはリリーさん(浅丘ルリ子)。八千草薫も可愛かった。あと妹のさくら(倍賞千恵子)! シリーズ通して、さくらが可愛くて可愛くてしょーがない。さくらで何度泣いたことか。シリーズ終盤、渥美清の体調がよくなかったのか、かなりの勢いで比重が寅さんから満男(吉岡秀隆)にシフトしちゃうんだけど、それはそれで面白いんですよ。このまま満男が寅さんになるのかなーと思わせつつ、泉ちゃん(後藤久美子)と結婚しちゃうんだけど。それにしても吉岡君は北の国からといい寅さんといい、幼少時代からその成長っぷりを逐一世間に公開されて、グレる暇もなかっただろうよ。

午後から久々にcafe couwaまで。昨年の秋に開店以来、割と頻繁に通っていたのですが、何故か年が変わってから一度も行っていなかったんですよ。久々に行ったら混んでたよ! いつからこんな人気店に? この辺人もそんな歩いてないのに。でも、人が多くてもなんか落ち着く。お店の人の感じがいいんだよねここ。何頼んでも美味しいし。メニューの傍らの、野菜も鶏も朝穫りという文を読み、え?鶏も?とちょっとウケた。縁日で飼ったヒヨコが鶏になり、可愛がっていたのにある日となりのおじさんが捌いていたのを思い出して、心の中でドナドナを歌いながら帰宅しました。何かを食べるってそうゆう事なんだよな。

あれ? 今日は友達にもらった電話から、ロアルド・ダールの話題になる予定だったのに、なんで寅さん? まいっか。ロアルド・ダールはまた明日だ。