2009/02/28

みみずくと3びきのこねこ

みみずくと3びきのこねこ・かえでがおか農場シリーズ 本日の猫本は、アリス&マーティン・プロベンセン作、かえでがおか農場シリーズみみずくと3びきのこねこです。

洋書A Child's Garden of Verses の可愛さにハマり、アリス&マーティンの絵本を集めている中で見つけた本。嵐の夜に倒れた老木に取り残された小さな小さなみみずくの子と、それぞれの事情でやってきた3匹のこねこが、農場の子供たちに育てられ自立してゆく様を描いた一冊です。

実際に農場を営んでいたプロベンセン夫妻らしい内容で、可愛いイラストの中にも自然とともに生きてゆく動物たちの姿がリアルに描かれています。みみずくの子が徐々に野生に戻ってゆく様子や、甘ったれの子猫たちが個性豊かに育ってゆく様子。読んでいて切なくなるけど、それが自然な姿なんだよね。狩りに出かける猫の姿を「ひょうのようにすらりとして、ライオンのようにいさましい」と表現し、「人はねこのほんとうの主人にはとてもなれません」とまとめた部分を読みつつ、しみじみと頷く私である。

一方うちの猫たちですが、今現在も私が座っている椅子で寝ています。つまり、非常に打ちづらい体勢でキーボードを叩いている次第です。野生なんて言葉は知りませんって顔して寝ていますが、それでも野生の部分は残っている。農場の猫とは比べ物にならないけれど、それなりに生きる術を知っています。多分。

さて本日で猫本週間はおしまいです。といっても、まだまだたくさんあるので、後々ちまちまと紹介させてもらいます。

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