2009/02/23

チェンジリング

そんな本日。結局主演女優賞受賞に至りませんでしたが、アンジェリーナ・ジョリーが出ているチェンジリングを見てきました。

チェンジリング (アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ 出演) [DVD] 1928年、ロサンゼルス郊外に9歳の息子と暮らすシングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)。幸せな日々を送っていたが、ある日仕事から帰宅すると息子の姿がない。誘拐か家出かもわからないまま5ヶ月が過ぎ、息子が発見されたという報告を受け喜ぶクリスティンの前に現れたのは、息子と名乗る見知らぬ少年でした。他人の子だと主張するクリスティンは、警察から目の敵にされ、精神を煩っているという名目で強制入院させられてしまいます。

あのですね。この予告を見た時には、息子にそっくりな少年だが、母親にだけはそれが別人とわかる…なんて話かと思ってたんですよ。しかしその偽息子、身長は本物失踪前より7センチも低く、学校の先生からも同級生からも歯医者からも太鼓判押されるほどの別人っぷり。いくらなんでもそりゃ強引だって! 「ストレスで身長が縮みます」なんて診断する医者にも度肝を抜かれましたが、そんなアホ丸出しの落ち度を絶対に認めたがらない警察にもビックリ。だってこれ、実話なんですよ。ストレスでそんなに身長縮んでたら、ストレス社会と言われる今なんて大変だよ! みんなコロボックルになっちゃうよ!

そんなわけで、話自体は世界仰天とかアンビリーバボーでも充分な感じなんですけど、それを時代背景と合わせて緊迫感を持たせ2時間超の作品にしてしまうのはイーストウッド監督の腕なんでしょうな。真実か否かとか正義とかはいっさい関係なし。ひたすら体裁を守ることだけを考えているロス警察の腐りっぷりに、顎が落ちそうなほど驚きましたが、あの時代ってそんな感じだったのかね…。と帰る道々考えながら、でもさー拉致被害者家族に対する社民党の態度もこんな感じだったよね。と思いました。

北朝鮮が拉致を認めた後も、サイトに「拉致問題は食糧支援をしたくない日本政府がでっち上げたもの」なんて見解を載せていたり、テポドン発射の際に「人工衛星打ち上げ成功おめでとう」なんて祝電打ってたり、社民党にはここ数年でも驚くような話がありますが。以前、有本さんのお母様の「社民党は日本の政治家とは思っていません。北朝鮮の政治家だと思ってます」という言葉を聞いて、事実がこれほど公になっていない頃はどれだけ不愉快な思いをさせられたんだろうと気の毒になりました。被害者なのに嘘つき呼ばわりだものね。口では正義正義って言ってるけどさ。

映画の話ですが、今回アカデミー賞主演女優賞はノミネートどまりだった主役のアンジェリーナ・ジョリー。想像以上に上手でしたが、でもやっぱ何をやってもアンジェリーナ・ジョリーって感じ。受賞するにはニコール・キッドマンやシャーリーズ・セロンみたく特殊メイクするしかないのかも。仕事よりプライベートでの話題が多い人って、こうゆう所で損しちゃうね。


どうでもいいけど、映画のタイトルがチェンジリングだからか、映画館に向かうときも帰るときも今現在も、頭の中でこの曲↑が流れっぱなしでした。チェチェチェチェチェィンジ〜♪ボウイはいつでもカッコいいけど、この映像はいつ頃のでしょうか。

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