2011/11/25

Hereafter

OmmWriterというエディタが気に入っています。

広島とか北海道とか、あちこちで揺れているみたいでちょっと恐い。震度3くらいが毎日ある変わりに大地震は絶対来ないとかなら歓迎するけど。

最寄り駅前の郵便局とか銀行とか。3月の震災で地面が陥没したり建物が盛り上がったりあちこちが壊れてたりの状態のまま数ヶ月経ちましたが、ようやく今月に入って修理が始まりました。怠慢なんじゃなくて、手が足りないのだと思う。

車からよく見るのは屋根の瓦の落ちた部分に、とってつけたように補修している家の数々と、その中の一軒が現在修理中の光景。こちらも手が足りないんだろうね。

もうひと月くらい前に、震災後に上映中止になったイーストウッド監督の映画「ヒアアフター」をDVDで見た時のこと。冒頭の津波の場面でこりゃ無理だな。上映中止はまあ納得だよね。と思いつつ、結局最後まで見て、これ今見るべきなのでは?という感想を持ちました。癒しがテーマだから今必要かと思った。でも、震災前に見てたら全然違う感想を抱いてたんだろうね。震災後、おそらく自覚している以上に色々な事が変わってしまったのだ。

天災だけなら今はもう前進あるのみ!なんだけれど、厄介なのが原発。今だってパソコン使っているし、散々電力を使って来た身としては、今さら事故以前の事に関してどうこういうつもりはありません。てか言える立場じゃねーし。でももう金輪際かんべんしてほしい。もうないでしょ。絶対に無理!

原発事故後、フランスのニュース番組では、日本の事故と合わせていかに自国の原発が安全かを伝えるのに躍起になっている部分もありました。原発で働くのはそれ専用の学校を出た者。実践さながらの授業を受けている学生が「フランスには津波がないから大丈夫」って言ってたけど、隕石落ちたらどうするの?テロがあったらどうするの?と、あり得ない事故後の日本人から見ると突っ込みどころ満載だったな。

とはいえ、私が驚いたのは、原発周辺に住む人たちの意識。2年ごとに新しいヨウ素が配られ、もし原発事故があったら車で100キロも離れりゃOKだと言う。安全安全と呪文のように唱えていた日本と比べて、自分が危険な地域にいること、日常の中でも万が一の時のことをしっかり意識させている。原発を作るのなら、こんな風にしなくちゃいけなかったんじゃない?と思った次第です。

でもさ、福島の事故のもう何ヶ月も前だと思うけど、やはりフランスのニュース番組で、原発周辺住民の発ガン率の高さについて、ようやく国が調査を始めることにしたって言ってたんだよね。原発大国なのにそんな感じなんだ?とそれ見てちょっと驚いたのを覚えている。

それに、原発で働くのは専門の知識を持った人ってアピールしている割に、実態はその下請けとか孫請けとか。そして下請け以降の人達の健康管理などは追跡もチェックもしていないとか、その辺りはあまり日本と変わらないみたい。日本の事故を見て、少しは改善されればいいけれど。

自民の東電解体派はたった8人ということですが、電力計労働組合の支持を受けまくり、反原発活動はしませんと念書を書かされている民主党よりはマシなのか。しかし今さら原発とかよく言えるよな。すぐに代替えはどうする?とか言う奴いるけど、地熱とかいろいろあるし大丈夫だって。CO2がどうとか関係ないから!温暖化の原因がCO2とか、もはや都市伝説だよ! 現総理には頭がお花畑の前々総理の「CO2 25%削減」発言を直ちに撤回してもらいたいわ。今、んなこと言ってる場合じゃねーから。

あと、原発反対デモは人が集まるだけでは案外ダメらしいです。署名も目に触れずにお蔵入りが実態とのこと。デモするなら、その流れで議員事務所に行き(もちろん予告後)、議員がいないのなら秘書にでも後援者にでも原発をどうするのかを問いただす事が有効である。と、河野太郎が言ってたよ! 太郎がんばれ!

2011/11/24

ハラがコレなんで 恋の罪

Matthew Gray Gubler来日してたのか。あちこちで超好きとか言ってる割に、全然知らなかった…。彼女も一緒に来ていたのかな?twitterで日本語でつぶやいていて(表記はローマ字)可愛かった。

涼しさを超え寒さまで感じる今日この頃。神出鬼没のオビに脅かされる季節になって来ました。

夏でもタオルケットに潜っていることの多いオビ、この季節は殆どどこかに潜っているわけですよ。昨日も押し入れを開けた瞬間に布団の中から右手がにょっと出たかと思ったら頭から全身出て来て、思わず「貞子かよ!」と突っ込んでしまった私である。洗濯して取り込んどいた毛布の中にいた時は、片付けようと思ったタイミングに無言でにょっと現れてマジでびびりました。まったく油断できない季節なのだ。

先週土曜日、ようやくオビをワクチン接種に連れて行きました。予定より1ヶ月遅かった。びびり猫のため、ワクチン接種予定の1週間前にはキャリーバッグを出しておくのですが、その時点で既に押し入れ最上段へ。その後の日常生活の中でも、私がキャリーバッグに触る度にいちいち大急ぎで姿を消しやがるので、毎度お医者さんまで連れて行くのが大変なのである。

その日は医者から帰った後、映画「ハラがコレなんで」と「恋の罪」を観に行きました。どちらも観たかった映画なので時間が合ってよかった。

ハラコレは、川の底からこんにちは、あぜ道のダンディに続く第3部作の3作目。とつい先日聞いたんだけど、共通項あるっけ?まあいいや。途中、笑いが止まらなくて辛かった。それと石橋凌はちょっと太り過ぎなんじゃないのか?ダチョウの上島さんが野田総理と似ていると言われていますが、石橋凌の方が似ている感じがする。

恋の罪は東電OL殺人事件をモチーフにしているそうです。って、それ知らないで見たんだけれど、見ればわかる。事件についてはスキャンダラスに報じられたし、それを聞いていろいろ考えたり想像したりしていたけれど、フィクションとはいえ明らかにそのイメージを映像で見させられるとやはり衝撃的だったな。

園監督の前作より、前々作よりずっと見やすくなっていますが、それでも人にはなかなか勧められません。以前の園監督なら水野美紀の場面を作らなかったのでは?水野美紀が出て来る場面で、見ているこちらも現実に戻されて息継ぎできる感じ。しかし彼女は彼女でまた大変な役をよくやったと思う。

あと、前作に続き神楽坂恵という女優がとても良かったです。この人、監督と婚約したんだね。美人でもなくとくに可愛いわけでもなくスタイルもいいってわけじゃないのに、女優としてのあれやこれや全てを持っているような人で、一度見てしまうと目が離せない。そして以前、黒沢清監督の映画に出た時も思ったけど、アンジャッシュの児島は嫌な奴の役が本当によく似合う。上手っていうか、もうそのもの。

2011/11/17

猫は不思議。

ロクシタンの練り香、ベルガモットティーが好きなのだけれど、ストックがもうあと1つしかない。限定品だから手に入らないのかなぁもう。液体のは売っているのだが、なんか少し違うんだよね。

基本的に無臭が好きですが、作業中などに気分転換をしたい時には、香りなど手軽な癒しを求めてしまう私である。香りは脳にダイレクトに届くからすぐ効くとよく言いますが、確かに満員電車で不快な思いをした時などにも好きな香りを嗅ぐと気分が落ち着く。通勤している頃はいつも懐紙に好きな香りをしみ込ませてポケットに入れていました。

ものすごく久しぶりにブログを更新する際、ダッシュボードなど諸々が新しくなっていて。Blogger使い始めた時には日本語も不自由だったのに、それから考えたらものすごい勢いで進化しているような気がします。いつの間にかモバイル対応にもなっていたし。

モバイル未対応の頃はよく友人に「アメーバにしなよ」とか言われていましたが、私が書く文章ってアメーバって感じじゃないじゃん。改行少ないし。

で、物珍しくいろいろ見ている中で国別のアクセス数をチェックしたら、何故かドイツ&オランダから見てくださっている方が多い。いや、多いつーか、マジでビックリするほどなんですけど、何がどうしたんでしょうか。何かヒットする文字が潜んでいるのかこのブログに。偶然にも私自身、ブンデスリーガとエールディビジは毎節ネット観戦していますが、そんなこと一言も書いてないし。おそらく見てくださっている方の期待には全く応えられていないと思うので、すみませんと一応謝っときます。

さっき見たフランスのニュースの原発のこと書こうと思ったのに、全然違う話になったな。長くなるので次に書く。そういや昨日、猫特集のクロワッサン届いたよ。どこの猫も可愛いのう。Eテレ0655のおれねこ、わたしねこも楽しみにしています。

うちの猫は日向で昼寝中。うにが朝っぱらからこたつ布団にゲロッパしたので、洗って干している最中です。明日から天気が下り坂になるらしいので、今日ゲロッてくれて良かった。布団も天日干しでフカフカになるし。さすがうに様、気が利いてるねぇと、ゲロっても褒められるうちの猫たち。不思議って言えば不思議かも。

でもさ、猫特集の後にファー付きの服とか着てるモデル見るのもちょっと複雑。今年は何故かうさぎファーのティペットが多く出てて、可愛いけどうさぎですよ?湯婆婆もといブリジット・バルドーに抗議されちゃうよ? もうさぁ他人(動物)の毛をあてにしないで、自分の毛でなんとかしようよみんな。

そんなわけで、ベリーショート→ショートヘアにしようと髪の毛伸ばし中です。もう鳳啓介の真似できないくらい伸びてます。

2011/11/16

北朝鮮戦

昨日の北朝鮮戦。一生懸命な選手達には申し訳ないけど、負けてこんなに悔しくない試合ってのも珍しい。試合後のインタビューでザックが言っていたことの意味がよくわかる。通訳はぐだぐだだったけど。

セルジオさんは消化試合でもベストメンバーで戦わないのは失礼とか言ってたけど、3次予選の結果が出ている以上、もはやお互いが目指しているものも違うし。イエローカード承知で捨て身で向かって来る相手に対して、そりゃ勝ちゃあ最高だろうけど、今回はケガ人が出なかったことで充分。だいたいこの状況で何がベストなのかもよくわからない。

初黒星なんてタイミングなだけで、コパアメリカ辞退してなきゃ、とっくにその時負けてる。負けなきゃ先に進めないこともあるだろうが、あまりに異様な雰囲気の中、こんな手応えのない負け方じゃあねぇ。一度、欧州や南米の強豪国と真剣に戦って、コテンパンにやられた方がいいんだろうけど、なかなか機会もないよね。

なんだろう。満員の観客席とか、明らかな反則行為でもガツガツやってくる相手選手とか見ていて、複雑な気分だったな。北朝鮮では自国が既に予選敗退したことを報じていないらしいけど。

そんな中、見ている側がこんな気分でも、選手は本当に真剣に戦っていましたね。終盤、なんとか点を取り返そうとする気持ちがビシビシ伝わってきて心打たれました。やっぱ長谷部選手は立派だね。この人キャプテンに選んだ岡ちゃんもすごい。

しかし平壌って日本人にとってあまり楽しい印象は受けない場所だけど、言葉の響きは可愛いよねピョンヤン。あとピロリキン。言葉のイメージだと、ウルトラマンみたいなのに出てくる人と仲良しの小さくて可愛い怪獣。どんな可愛い菌かと思っちゃう。ビョンヤンは人間の言葉を話す陽気でお調子者のカエルだね(関西在住)。

2011/11/14

マネーボール

録画しておいた昨晩の長谷部誠の情熱大陸見て、己の生活の無駄の多さを反省した本日。

先日、友人と会った際にサッカー話になり、普通に「長谷部」と呼んでいたら「長谷部様、もしくはマコ様と呼ぶように」と厳しく指導され、さすがにマコ様はキツいので長谷部様と呼ばせてもらっている次第です。しかしレッズサポーターは普通に長谷部様と呼んでいるという話は本当でしょうか。

そんなわけで、ここ数年はサッカーばかり見ていますが、実は私は野球の方がずっと詳しい。子供の頃はラジオ聞きながら(試合開始からテレビ中継してなかったから)スコアつけていたくらい。まあ生まれ育ったところが後楽園から近かったってのもあるのかもだけど。

昨日見た映画「マネーボール」もかなり楽しめました。私だったらイチローをトップバッターに置かない。数字的に見ても2番か3番でしょー。と常日頃からそんなことばかり考えている自分にとっては、ブラット・ピット演じるビリー・ビーンの言葉の数々にスッキリするところも多く、面白かったです。

もちろんスポーツは人がやる事なので、そうそう数字通りにはいきません。でも長期的にみたら結局、統計通りだったりするんだよね。

この映画の内容も丁度イチローがメジャーに移籍した辺り、日本でも頻繁にテレビで中継され始めた時期の話なので、そうゆう事もあったよね~的な楽しみ方もできました。ジョニー・デーモン若かったね~。松井選手と同じ年齢だったと思うけど…。

金のあるチームの方が強くなれる。それは野球でもサッカーでも同じこと。金にもの言わせやがってって日本だとやたら批判されがちだけど、選手に金使って何が悪いのかわからない。それが企業努力ってもんじゃないの?強くならなきゃ収益も増えないでしょ。金がないなら頭使えよ。それも出来ないなら売っちまえよ。安い給料で頑張って仕事している選手やスタッフ、それでも応援してくれるファンのこと考えて、少しでも良くしようとするのが上の奴らの仕事でしょ?って思う。

だから、本当にお金のない状況で、なんとか勝てるチームを作ろうと考える主人公の姿勢には心から拍手しました。彼にコケにされたお年寄りスカウトマンは気の毒だし、実際、この映画を面白く思わない人も多いだろうなー。

主人公の「勝たなきゃ記録なんて意味がない」って感じの言葉に共感。記録は頑張ったことへのご褒美で、目的はあくまでも勝利する事だよね。

あと、主人公娘の歌が可愛かったのでリンクだけ貼っておきます。The Show- Kerris Dorsey。帰宅してすぐにiTunesでダウンロード。オリジナルのCDも購入してしまった。

それから、情熱大陸。久しぶりに見たけど、相変わらずなんか物足りないというかピントずれてる?作っている人はプライドも自信もあるみたいだけど、何が情熱でどこが大陸なんだかよくわからないなー。長谷部様はかっこ良かったよ。

2011/11/13

久しぶりすぎて色々変わってるし忘れてる。

内藤選手、引退しちゃうんだね。お疲れさまでした。

なんてしれっと書いておりますが、久しぶりの日記です。更新しない間に本当にいろいろありました。

前回の日記の少し前に、隣人が自殺をするという、呑気に暮らしている私にとっては大きな出来事がありました。しかも話は隣人から遺書が郵送されて来たという女性が、何故か私の部屋のドアの前にいたところから始まるので関わらないわけにはいかず。結構重苦しく、今思い出してもぐったりしてしまうような。

昔の同級生とか遠い親戚とか。知人の自殺は何度かありましたが、今回は挨拶する程度とはいえ隣人。警察やら遠くに住む隣人の親族やらが帰った後も、ずーーっとそこに黒い固まりのようなものが負のオーラを放ち続けるわけで。それが消えるまでに結構時間がかかったね。ありゃ本当にヘビーでした。

私は自殺する人やそんなことを考えてしまう気持ちを否定する気は全くありません。しかし自殺が周囲に与えるダメージは想像以上に大きいからね!と声を大にして言いたい所存です。

んで、回覧板のチェック欄の隣の空白なんかを目にする度に、はぁ~…ってなる気持ちも薄れつつある頃に若い夫婦が超して来て。なんか気分も上がってきたかなーって矢先に震災ですよ。

震災当時の話はまた書くとして、話は自殺に戻りますが。暗い話題で申し訳ないんだけど、最近ちょっと思うとこがあって。

1~2ヶ月くらい前かな?フランスのニュース番組見てたら、精神科医が「フランスで、子供のいじめなどによる自殺は、発表されているより何倍も多い」みたいな事を言っていたんです。親が認めたくないがために、事故として届けることがとても多いのだとか。

それ聞いて思い出したのが、町山智浩の「無理心中・一家心中はいかにも日本的なイメージあるけど、実際は北米のほうがずっと多い」という言葉。そしてアルトマン監督のクッキーフォーチューンという映画。

クッキーフォーチュンは、ある老女の自殺を知ったその親族が「自殺なんて一族の恥!」と、近隣の住民を偽の犯人に仕立て上げてまで自殺を隠し通そうという話。それらを思い出つつ、先進国では日本の自殺者がダントツに多いなんてよく聞くけど、実態はわからないのでは?と思い始めたのである。

キリスト教では自殺は罪だけど、キリスト教徒が少ない日本ではそんな考えを持つ人自体が少ないだろうし。アメリカの40代女性の1/4は抗うつ剤の服用経験ありなんて話聞くと、精神的に病んでいる人は日本人よりずっと多そうだしねぇ。

久しぶりの日記なのにテーマが暗い。しかしその後、大震災というあり得ない程の大災難に襲われるという。

あのさーよく「美しいわたしたちの地球を守ろう」なんて感じの言葉聞くけど、地球は人のことなんかなんも考えてないからね!だいたい、美しい地球なんてのも人目線だし、守ろうなんて考え方も人の都合だから。

カチカチに凍ったり超暑くなったり、そんなことを繰り返しながらいろんな生き物が誕生したり絶滅したり。人間なんてその一部なんですよ。地球が怒るとしたら、自然破壊がどうこうなんてことじゃなく、人間ごときが守ろうだなんて傲慢なこと言ってるんじゃねーよ!って感じなんじゃないでしょうか。

そんなわけで。地球から見たら人なんて小さな羽虫以下の存在なんだから、それならそれで、日々快適に。いろんな事を考えつつも、周りの生き物たちも快適に過ごしていけるよう、優しい気持ちで接してゆきたいと思う今日この頃です。