2010/02/27

バンクーバーOP フィギュア女子シングル

NHKでは朝9時前には放送していたけれど、実際に始まったのは10時過ぎ。下位グループはあまりちゃんと見られなかったけれど、私が好きだなと思ったのは、浅田真央選手、長洲未来選手、鈴木明子選手かな。あれ、全部日本名じゃん! あと名前は忘れてしまったのですが、ヨナ選手じゃない方の韓国人選手のスピンが柔らかくて奇麗でした。

男子と比べてはいけないんだろうけど、今回の女子シングルは全体的にこじんまりとしていて、挑戦がないというか競技としての面白さに欠けるような感じでした。可愛い、きれいと思うんだけど、あまり心に残らない。アイスダンスの方が印象としては強い演技が多かったなー。女子シングルって一番楽しみにしているんだけれどなー。

そんな中、大収穫と思ったのが長洲未来選手。まだまだ身長も小さい頃のイメージが強かったからか、今回のフリーの成長っぷりに驚きました。あの若さで指先にまで自分の個性を出せる表現力がすごい。元気いっぱいで可愛いし。ラストにふさわしい、気持ちのいい演技でした。ありがとう!とお礼を言いたい気持ちになった。

鈴木選手は最初は少し緊張していたみたいだけど、徐々に調子が出てきたみたいで。フリーのあのステップは心掴まれるよね。途中から涙ながらに見てしまいました。本当にいい表情をしていて、見ているだけでこちらの免疫細胞が増える感じ。多少のミスとか関係ないでしょ。これで充分。本当によく頑張ったと思います。

浅田選手はやたらミスがクローズアップされていますが、ミスってゆうほどのミスかあれ?って気がするのは私だけ?途中、エッジが引っかかってしまったのはアンラッキーだったと思うけど終盤のステップなんて異常なほど迫力あったし、目標にしていたトリプルアクセル2回決めて、多少のことは補って余あるほどの演技だったと思います。しかし本人が落胆している姿は見ていて本当に辛かった。浅田選手は絶対に言い訳をしませんが、それだけ負けず嫌いってことなんでしょう。でも本当に演技は素晴らしかったよ! と、タイピングしつつ涙目になっている私である

浅田選手に関しては割と淡々と感想を書いていると思うのですが、多分、今まで見た中で一番好きなスケーターなんじゃないかな。もう親心ってやつ?可愛くて仕方ないし思い入れも半端ねぇ。語りだしたら止まらないので、あえて冷静に書くようにしています。

他に印象に残ったのは、ロシアの肝っ玉母さんみたいな女の子。表現力とかなんじゃそら?って感じの、やたらズンドコした演技で。それでも毎度演技が終わると「やったよ! わたしやりとげたよ!」みたいな感激っぷりを惜しみなく爆発させるあの選手。本当にこの人はロシア人?限りなくアメリカ人に近い気がするんだけど…と、見る度にもやもやさせる彼女ですが、次回のソチオリンピックの際にはかなり強化されて成長して戻ってくるのかな。ソチに向け、ロシア人選手は要チェックだよね。

キム・ヨナ選手の演技はスキがなく完璧に見えて、正直、よくあの重圧の中頑張ったなと思います。ただ不思議なことに、毎度のことなんだけどヨナ選手の演技って全く印象に残らないんだよね。薄いっていうか軽いっていうか。見ている時はジャンプが高いとか奇麗とか思っているんだけれど。あと、最近の安藤選手の演技も印象薄いんだよなー。応援してるんだけどなミキティ。今回のフリーも奇麗に踊りきったじゃん!と見終えた時に思ったのは覚えている。

しかしあの異常な採点には笑ってしまいましたな。てゆうか、ねーよ! と吹き出してしまいましたが。まあいろいろあるし面倒だからいいじゃんもうって感じで、とりあえず日本人選手たちがみんな気持ちよく帰ってきてくれればOKです。

採点といえば、男子シングルのところで全く点数など気にしていない母の様子を書きましたが。今朝かかってきた電話の会話の中で「え?安藤美姫って銅メダルじゃないの?」とか言い出してビックリ! と言っても決してボケちゃってるわけじゃなく、ずっとテレビ見ていて、銅メダルは固いと自分なりの採点で納得していたもよう。

母によると、金メダルとか銀メダルとかあまり関係ないというか。「札幌オリンピックの時のフィギュアの選手で覚えているのはジャネット・リン(銅メダル)だけ。金とか銀とか以前に、それ以外誰が出たのか全く覚えていない。従って、成績とかあんま関係ないんじゃん?」って感じみたい。ちなみにうちの母はこんな喋り方はしませんが。実際には私のイメージからはほど遠く、うちによく遊びに来る友人などは「ひろみのお母さんって皇室の人?」(ありえねー)とか言われるような雰囲気。小さな声でゆっくりとした喋り方なので、同じ江戸っ子でも下町出身の父方ファミリーからはよくイラつかれています。

そんな感じで。まあよくみんな頑張ったよね。度々映し出される、観客席の男子日本人選手3人組の姿に癒されました。そういや以前、織田君、小塚君、ミキティ、真央ちゃんの4人がフレンドパークに出ていたの見たけどみんな仲良さそうで面白かった。閉会式までいるのかな? みんな笑顔で帰国してくれると嬉しいな。

2010/02/25

バンクーバーOP アルペンなど

トイレの後は毛繕い。うにはうんち臭でガス警報機を鳴らした経験を持つ強者ですが、最近はさすがに警報機は鳴らず。かわりに(?)空気清浄機のセンサーランプを赤くしてくれます。以前は便秘気味だったため、うんちをする度に「えらいね〜」と褒められているうにの姿を見ていたからか、オビはうんち後に必ず人におしりを見せにくる。ピーンと尻尾を立てこれ見よがしに尻を向け、高らかにニャーニャーと訴え続けるので「えらいえらい」と褒めるのですが、相変わらず砂かけはしませんな。子猫のころは、大きくなったら砂かけるようになるのかな〜なんて思ってたんだけど、結局そのままそろそろ11年ですよ。甘ったれのまま赤ちゃんのまま年とったね。オビが来たおかげで、うにはかなりお姉さんっぽくなったけれど。

うにオビともに10歳を過ぎたので、一応今まで以上に体調の変化などには気をつけているんだけど、まだまだ元気いっぱいのようす。もともとうには白血球が標準値よりかなり少ないみたいなので、ワクチン接種は気を使っているけれど。今回も昨年年末までには…と思っていたのですが、数値が低くのびのびになり、年明け早々の接種となりました。

2年前くらいかな?オビの太もものあたりにできものを発見。ネットで調べると悪い情報しか見当たらないので、慌てて動物のお医者さんに診せたら「見た感じ単なるできものです」とのこと。年をとるとよく出来るらしく、先生宅の猫にも何個か出来ているとのことで、ちょっと安心。念のため少しの変化も見逃さないようにとマメにチェックしているのですが、それ自体に変わりはないみたい。

そんなわけで、ワタクシ含めうっすらババくさいメンバーで本日も軽くオリンピック観戦。ボブスレー女子、成績は散々だったけど、ソリは一番目立っていたよ!シンプルでグッドデザイン賞あげたくなるような各国のソリの中、黒をベースに着物姿の女の子(芸者?)と桜の花。思わず「かわいいーーー!」と言ってしまいました。他国の方々にも人気らしく、写真撮影を求められたり塗装方法の問い合わせが10件以上も寄せられたりしているそうです。

そういや女子はトリノのときも桜をイメージしたデザインでしたな。今回のものよりずーっとシンプルだったけど。男子は歌舞伎のイメージだったはず。しかし、ドイツはBMWがイタリアはフェラーリが最新技術を駆使して制作しているなんて中、日本で使っているのは何年も前のソリの改良版ですよ。とほほほほほほ。それで成績云々言われたかねーよな。トラブルの多い中、16位なんて立派だよ!

スケートにしてもボブスレーにしても、本番で使うコースはほとんどカナダ以外の国は練習させてもらえなかったらしいけど。ホームに有利なのは当然のこととはいえ、これだけトラブル続くと大丈夫なのか?って気もする。

女子アルペン大回転、2度目は悪天候でまたしても延期。大回転でガリガリの雪を滑り落りる場面はよく見たけど、数日前なんてツルツルの氷の上をスキーで滑り落ちる感じ。そして今日は吹雪→霧で前が見えない状態と、本当に過酷な競技だと思い知らされます。瞬発力と集中力と経験がものを言うよね。そんな中、最後まで滑りきったねイラン初の女子代表選手。棄権者を除いてタイムはビリだけど、無事ゴールした時にはみんな拍手で迎えていて。ガッチガチに寒そうな光景の中、その時だけはこわばった口元も緩んでしまうような、ほのぼのと良い雰囲気でした。

2010/02/24

バンクーバーOP フィギュア女子シングルSP

最初から最後までガッツリ観戦…ではなく、途中10分くらい寝てしまいましたが、起きたら長洲未来の滑り出しだったので、大体見られたんじゃないかな? おかげで手仕事がはかどるのなんのって。そのうちやろうなんて思っていた諸々をテレビを見ながら片付けました。手仕事はかどっても本来やるべき仕事は全然やってないけどねっ☆八朔のジャム作ろうと、鍋にかけたあたりで最終滑走の安藤選手の演技が終了。

先日のNHKスペシャル浅田真央 金メダルへの闘いを録画したものの、あまり感情移入したくないので、オリンピック終了後に見ようとそのままにしていたのだ。しかし昨日友人の「すっごく良かったから見た方がいいよ!」という誘惑に負け、本日朝方に鑑賞。ほんとにね、素晴らしく感動的な番組でした。

タラソワコーチの「限界を超えられる人こそが頂点に立てる」みたいな言葉にまず涙。自分の部屋のテレビで浅田選手のスケーティングを見ながら「あなたほど強い人間はいないわ」と涙を流すタラソワの姿を見ながらこちらもまた涙と。どんだけ泣かせるんだよタワソワ!しかも早朝4時半に!そんな時間でテンションが異常だったのか、えぐえぐ泣きながら「月影先生〜」と口走っている私、完全にガラスの仮面とごっちゃになっていたもようである。だってあの2人の師弟関係、月影先生&北島マヤとだぶりませんこと?(←言葉遣いも若干少女漫画風) そして公開練習などで、キム・ヨナこと姫川亜弓が浅田選手を気にしてチラ見する度に「マオ…恐ろしい子!」とアテレコをしている有様。誰かこの妄想超特急な私の脳みそをなんとかしてくれ!って感じである。

そんなわけで、本日のショートプログラムですが、浅田選手はミスなく終了。あっさり書いたけど、最初のトリプルアクセル決まった時点で涙を流しながら見ていた私である。どんだけゆるいんだ。ヨナ選手もミスなしだったけど、鈴木選手&安藤選手は転倒しないまでも、完璧とはいえない出来でした。でも、フリーで挽回できる範囲だと思う。

正直、浅田選手の演技は素晴らしく、その後に続けて見るとヨナ選手の演技が物足りなく感じる。そんな状態でも、5点弱の点差で浅田選手が2位なんですけど、これはもう仕方ないかなーって気が。

というのは、先ほどの友人から教えてもらったISUの細かな採点表見てみたら、明らかに浅田選手に対して1人の審査員の採点が低いんですよ。他の審査員が8.75くらいつけているところで7.5とかそんな感じで、全てにおいて1〜2点低くなってる。ちなみにその審査員、ヨナ選手やロシェット選手にはかなり高めにつけてるんだけどね。そんなものを目の当たりにして、ここでどうこう言っても仕方ないんですけど、採点競技ってまあそんなもんだよね…と思った次第です。他の競技みたいに、審査員の国名くらい表示すりゃいいのにとも思うけど、出来ない都合があるんでしょうな。銀盤に美しく舞う選手達と純粋にそれを応援する観客。しかしその裏にはドロドロと渦巻くどす黒い大人の世界があったのだ。きゃー怖い。

生々しい話の後はさわやかな動画を。そろそろシニアでも活躍してくれるのかな?って感じの村上佳菜子選手。全日本の時?素晴らしい演技で会場を沸かせた鈴木選手の後、自分の順番になりリンクに出ながらも、満面の笑みを浮かべながら鈴木さんに向かって両手の親指でgooooooooood!!って祝福している姿がすごく可愛かった。



ところで超気になった、長洲選手の鼻血。ショート滑りながら鼻血出してたら、フリーの時なんてどうなっちゃうんだ? というか、体調は大丈夫なんでしょうか。元気そうに見えたけど…。緊張しすぎちゃったのかな。

2010/02/23

バンクーバーOP フィギュア男子シングル

ショートとフリー、全てガッツリ観戦しましたとも。前にも書いたけど、採点方法がさっぱりわからんちんなので、私の心のベスト3を発表致しますが(誰も興味ないだろうが)、高橋大輔選手、ジョニー・ウィアー選手、ステファン・ランビエール選手です!断言!

高橋選手、4回転転倒は残念だったけど、その他の演技は完璧っていうか完璧以上。あのステップは3時間でも4時間でも見ていられる。まさか日本人男子でこれだけ素晴らしい選手が生まれるとは。本人はまだまだ不満みたいだけど、見ているこちらは大満足です。演技の時間が短く感じた。ほんと、あっと言う間に終わっちゃった感じ。

ジョニー・ウィアーは高橋選手より高得点でも納得できた唯一の選手でした。実際には点数低かったんだけど、ショート、フリーともに最高だったな。今回の振り付けがとても良かった。振り付け師が変わったらしいけど、彼の個性をよく解っていると思う。彼自身、自分が優勝候補じゃないことも得点が伸びないこともよく理解しているみたいで、それでも己を貫き通す姿勢に感動しました。まさにオレ流。見た目砂糖菓子みたいだけど、あんたこそ真の男だよ!と、頭に薔薇の花輪付けたウィアー選手にテレビ前から拍手を送っていた次第です。

ランビエールはことごとくジャンプにキレがなくて残念でしたが、ジャンプミスを補って余りあるほど他の部分が良かったと思う。全盛期も見ているし、今回の演技が完璧ではないのは解っているけど、何故か今まで見ていた彼の演技の中で一番感動しました。あの素晴らしすぎるスピンは、ぜひ小塚選手に受け継いでもらいたい。

ウィアーとランビエールは以前から好意的には見ていましたが、特別好きな選手ってわけじゃなかったんですよ。しかし今回のですっかり好きになりました。ジョニー・ウィアー最初に見たときは、大変!リンクに妖精さんがいるよ!と通報しそうになったもんです(どこにだ)。演技終了後に投げ入れられたショッキングピンクのクッションと真っ赤な薔薇の花冠。ジョニーにビッタリと思ってたけど、日本人のファンからのプレゼントだったらしいすね。みんな解ってるんだね。

ここまで全く話題に出てこないプルシェンコ選手ですが、彼はもう別格だよね。順位付けたら間違いなく1位だからあえて書かなかった。正直、彼も完璧な演技じゃなく、ジャンプの軸なんかずれまくりだったけど、それでもしっかり着氷するところに意地と根性を感じた。若くして既に偉人だよなー。生で見かけたら手を合わせて拝んじゃいそう。

それにしても織田選手…。演技中に靴ひも切れるって、マンガかよ!とテレビに向かって突っ込んじまいましたよ。でも再度登場した時の、暖かい拍手には感動。あと彼は本当に着氷が柔らかだよね。どうなってるのあの足。音も立てずにふわっと着氷している感じ。でも4回転回避はいただけないよねー。今挑戦しなくていつするんだよ!転んでもいいからチャレンジしなくちゃ。

小塚選手の4回転成功は大感激。これからまだまだ上手になってくれると思う。本当に期待している。エルビス・ストイコが小塚君のことを好きな選手と名指しして、素晴らしい演技したのに点数低すぎじゃ?と言ってくれてたのが嬉しかった。ストイコはライサチェクより高橋やプルシェンコの方が、チェンより小塚やウィアーの方が上だろーとも言っていましたな。今の採点基準にはガッカリ、これからホッケー見る事にするとも。気持ちよくわかる。もう点数のこと気にしないで、楽しんだ方が良いんじゃないかと思います。

そんな採点基準でゴールドメダリストになってしまった保毛男もといライサチェクも気の毒かもね。金メダルもらっちゃってるのに批判の嵐って…。MXの番組で、いつもニコニコ感じの良い共同通信の龍野さんが、「悪口言いたくないけどさ〜、卑怯者の金メダルって感じだよね〜」「そんな金メダルで嬉しいのか?って思っちゃうよね〜」と満面の笑み浮かべながら語っていて吹いた。すげーな笑顔で爆弾投下かよ。

あと、小塚選手よりパトリック・チャン選手の得点&順位が上回ってはーーーあーーー?と心のちゃぶ台をひっくり返していたタイミングに母から電話あり。母もフィギュアをずっと見ていると言うのでその話をしたところ「点数? あのチャンって子はまばたき全然しないけど、ドライアイなんじゃないの?」だって。ずっと見ていて感想それだけかい!と猛烈に脱力した瞬間でした。

長くなりましたが、心のベスト3は別として、リアルな順位に関して思うのは、ミスしないってだけで芸術的に見てもとくに優れてるわけじゃなく、おまけに4回転に挑戦もしない選手がゴールドメダリストなんて、全っ然面白くないね。って感じかな。

あとよくフィギュアの芸術面を語る時に「氷上のバレエ」なんて言葉を使いますが。バレリーナの熊川哲也の何がすごいって、あの跳躍のとんでもない高さでしょ。芸術面も表現力も技術ありき。技術のなさを補うって意味じゃないからね! バレエをなめんなよ!と声を大にして申し上げたい次第です。

最後に、本来の力が全く出せず、散々な結果だったジュベール選手に涙が出た。つい先日、NHKのミラクルボディーで彼の努力を見たばかりだっただけに。どれだけ調子が悪くてもコースアウトできないんだもの。見ていて本当に辛かった。

バンクーバーOP 男子ハーフパイプ

さて今更ながら、今までの競技の感想を。
ハーフパイプ男子は何がどーーーしたってショーン・ホワイトが金でしょ! と、日本ではとくに注目も集まらないかと思っておりましたが、腰パン王子こと国母選手のおかげで、意外にも話題になっていましたね。個人的にあの格好は、どーしたもんだか…って気はするけど、それ自体そこまで叩かなくても。大騒ぎしなくても。って感じ。それよりその後の会見の「反省してまーす」を聞いて、反省する気がないならんなこと言うな!と猛烈にイラつきました。朝青龍か! 内館牧子に狼少年って言われるぞ! 信念があってその格好してるんだったら中途半端に謝らずに自分の言葉で説明しろよそれ。

国母選手本人もそうだけど、隣にいたおっさん(コーチ?)もさー「とりあえず謝っとけ」って感じで。そんな態度なら、最初から会見なんかしなけりゃいいのに…と思ったわ。いい大人が己のその態度をどう見られるか想像できないってのが、まあ痛々しかったよね。マスコミの報道っぷりも異常かと思うけど。あとさ、オリンピック選手の云々があると「我々の税金使って参加しているのに」とか言う人がいますが。その人がどれだけ多くの税金払っているのか存じませんが、そんな重箱の隅つつくみたいなこと言ってどーすんのかと、そんなものより遥かに多額の無駄があるんだから、そっち指摘しろよ!って気がする。選手達がろくに練習もしないで、連日飲めや歌えの大騒ぎしてるってわけじゃないんだからさー。聞いてるこっちが悲しくなるわ。

しかし騒動の発端になった国母選手のあのスタイル。ドレッドヘアに鼻ピアスに腰パンって、もはや何を目指しているのかわからないあの格好は、確かに私のような凡人には理解しがたいところがありますが。てか、飛行機からあんなズボン下げた人が降りてきたら、機内でうんこ漏らしちゃった?って思われそう。アメリカやブラジルの記者にまで「あの格好はいただけない」って言われていたのが可笑しくもあり悲しくもあり。

そんなこともあり。せめて競技ではいいとこ見せてほしかったけど、よもやの連続ミス。予選ではノーミスだったのに…。でも、結果を恐れずに難しい技に挑戦する姿勢は良かったと思う。次も頑張ってほしい。金メダルはやっぱりショーン・ホワイト。トリノオリンピックの時からわかってたよ!ってくらいの鉄板っぷりで、それ以上飛ぶと天使が間違えてお迎えに来ちゃうよ(フランダースの犬のラストシーンをイメージ)!ってくらい高く舞うよねあの人。技の名前(ダブルマックツイスト)聞いたときには、マクドナルドの新しいメニューかと思ったけど。何でも昨年は7億2000万円の収入があったとか。何もかもが日本選手と違いすぎて目眩がするわ。

銀メダルはフィンランドのピロイネン選手。これが一番嬉しかった。いつかハーフパイプでフィンランドの選手に金メダルとって欲しい。日本はその次でいいかな。なーんて言っていると、中国人選手に抜かされそうだけど。

Dr.パルナサスの鏡 / インビクタスとスモーク

日曜日に父の13回忌を済ませ、かなり気分が落ち着いた感じ。天気が良くてよかった。

オリンピックももう終盤に差し掛かってますな。まだか。そんな中、ようやく土曜日にDr.パルナサスの鏡見てきました。超面白かった! モンティ・パイソン+フェリーニって感じで、いかにも私が好きそうな映画でした。よかった見て。ヒース・レジャーやジョニー・デップ、リリー・コール、コリン・ファレルと超豪華メンバーが名を連ねる中、トム・ウェイツはある意味衝撃だったなー。悪魔の役なのでメイク云々もあると思うけど、すごい年とった感じで驚きだわ。


SMOKE [DVD]
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トム・ウェイツで思い出す映画といえばSMOKE。ポール・オースターが脚本を担当したというので興味を持って見たのですが、本当に大好きな映画です。ポール・オースターの小説は発表された順番通りに読んでいて、最初から随分と印象は変わったけれど、ずーっと好きな作家です。今はもう、村上春樹やジョン・アーヴィングと混ざってしまって、どれが誰の小説だったか混乱しちゃう時あるけど。

スモークは淡々とした日常の中にある、小さいけれど良い話が詰まっている映画です。罪のない、相手の気持ちを楽にするための嘘がたくさん出てくる、優しい話。↑トム・ウェイツの曲が流れる中、盲目のおばあさんと主人公がお互いを喜ばせるために嘘をつく場面が感動的で、この動画見ただけで泣きそうになった。

今月は他にクリント・イーストウッドのインビクタスを見ました。イーストウッド監督の映画は絶対に外さない。ネルソン・マンデラすげーな。23年間の投獄後、釈放され権力の座についても、かつて自分を蔑んできた白人たちに報復をせず、赦しの気持ちを持って民主主義を貫く。しかし、この映画のような話(ワールドカップの)は知りませんでした。イーストウッドにしては、わかりやすい感動作だなーなんて思っていましたが、今この時期にこの映画を作る事に意味があると思う。って、ミリオンダラーベイビーの時にも思ったんだ。直に出さないまでも、イーストウッド監督なりの強いメッセージを感じます。イーストウッド80歳、モーガン・フリーマン72歳、ネルソン・マンデラ91歳と、みなさん結構なじさまですが、本当に長生きしてほしいです。てゆうか、絶対に死なないでほしい。

2010/02/17

家訓 普通に生きろ

それにしても寒い! 関東地区はやたら寒い日々が続いています。そして、ここ数日はずーーーっと天気が悪いのである。

そんな昨今ですが着実に春は近づいているようで、近所の梅の木はそろそろ花が散り始めました。鳥たちの動きも活発になりつつある今日この頃。雀がやたら活動しだしたな〜と思っていたら、いつも一本の木で追いかけっこしていたメジロコンビを見かけなくなった。寂しい。そんな中、生まれて初めてキツツキが木をつついている場面に遭遇しました。

駅前の郵便局に行くまでの遊歩道。歩いてほんの5分程度の距離なのですが、一本の木からココココココン…と音が聞こえてきて。何の音だ?とそーっと回り込んでみると、一心不乱に木をつつきまくるキツツキが。キツツキってこんなとこにもいるんだ?と驚きました。まあ、クジャクも飛んでくるくらいだから、キツツキなんて珍しくもないのかな。

そのほか、ハシブトカラス、オナガドリ、ひよどり、ハクセキレイ、キジバト、鳩、季節によってツバメやヒバリなどを見かけますが、どーーしても名前のわからない鳥がいるので、←鳥類図鑑を購入しました。これ見て初めてオナガがカラスの仲間だと知った(無知)。まだまだ寒いこの季節の鳥たちは、ムクムクと太っていて可愛い。

本日もオリンピック観戦。カーリング、チーム青森対アメリカ戦。ハラハラさせやがって!!最後、1点はリードしているものの圧倒的に不利な先攻になってしまって。大丈夫かなーーと心配したものの僅差で勝利。あの距離を測るメジャーみたいなのが出てくる前から、チーム青森の選手たちは勝ちを確信していたみたいだけど、テレビの画面では全く差がないように見えてしまう。でも勝って良かった。初戦は大事だものねー。

男子フィギュアSP。演技構成点とかなんじゃそら?って勢いで、ぐいぐい技術で押しまくるプルシェンコ選手は見ていてある意味気持ちいい。芸術面では高橋選手やランビエル選手の方が上なのは見た目明らかなんだけど。そのくらい素人目にはっきり分かる程度の違いならともかく、「曲の解釈」とか言われても何それ?って感じがする。オリンピックってスポーツするとこだよね?って。そんなこともあり、以前よりフィギュアに関しての興味はかなり薄れてしまいましたが、日本人選手は応援しています。

応援していると言えば。告白しますが、本日2位のライサチェク選手がどーにも苦手なんですよ。ひげブルーの大男がふわふわの羽毛やひらひらのフリルがついたコスチューム付けてる姿、コントやギャグにしか見えなくて笑っちゃうんだよね。という話を以前友人にしたら「あの人見ると保毛尾田保毛男思い出すよ」と言われて腰が砕けた。絶対聞きたくなかったそれ。そんなこと言われたら、次から見るときどーすりゃいいのよ!

しかしライサチェク選手には全く非はない。すべて、それを受け入れられない私の心の狭さの問題なんです。つくづく小さい人間だよ私は(身長152cm)!と、彼を見るたびに軽い自己嫌悪に陥り、ますます苦手意識が募ってゆくという悪循環。今日もそんな複雑な気持ちを抱きつつ、黒い羽に埋もれたひげブルーを観戦。うっすらと暗い気持ちになっていた時に、最終滑走のチェコの19歳の選手とやらの清々しい演技に救われた気になり、これから君を応援するよ!と、テレビに向かって高らかに宣言した次第です。ま、今となっては顔も名前も覚えていないんだけど。また見りゃ思い出すだろ。そんなわけで、日本人選手とそのチェコの選手を応援します!

(ちなみにタイトルの家訓は保毛尾田家のものです)

2010/02/16

頭にまめゴマ乗ってるよ

オリンピック始まってるね!

この前の日記で「オリンピック前に締め切り4本」と書いていましたが、最後の1つのボリュームが他の3つを足したものより大きく、発狂しそうでした。しかし、まさにオリンピック直前に終わった! そのまま開会式前のジャンプ予選はバッチリ見たのですが、肝心の開会式見ながら寝てしまいした。今回はいつもより入場行進が早かったような気がして、それ見たら気が抜けたのか睡魔がやってきて、時々起きると誰かが歌ってて、それを見ながらうとうととまた寝て…の繰り返し。聖火の場面は見たけど。後で友達に聞いたら「紅白歌合戦みたいだった」と言っていたけど、歌が多かったってこと?

そんなわけで、上村選手は残念でしたな。泣きながらしっかりインタビュー受けてる姿見て、こちらも涙が出そうになりました。4位だってすごいことなのに。上村さんが本当に頑張ったのはみんな分かってるから、胸はって帰国してほしい。それにしても里谷選手、残念ながらコケちゃったけど、バランス崩す前のスピードすごかったよね。あの人本当にオリンピックに照準当ててくるねー。しかし、女子モーグルというと何故かゴールドメダリストの里谷選手より上村選手の印象が強い。フィギュアだったら、やはり金メダル取れなかったミシェル・クワン選手とか。記録より記憶の方が強いのかな。

モーグルと言えば、男子モーグルは最高に面白かった! 女子ではあり得ないスピードで、限界超えるぜ!って感じの思い切りのいい滑りっぷり。見ていて超気持ち良かったです。競技を見ながら、私は挑戦者が好きなんだ!と強く実感しました。

ノルディック複合は、小林選手がトップになった瞬間、ものすごい勢いで心拍数が上がってしまい、このまま死んだらどうしようとマジで心配になりました。立ち上がって深呼吸している間に抜かれちゃったけど…。

そういや心臓弱かったんだよなー私。学校で水泳の授業受けられなかったし、1キロ以上の距離は走ったことないし。何がどうなのか具体的に分からないまま大人になっちゃって。検診でひっかかる度に再検査した結果、心臓の場所が人とちょっと違うとか言われたのであった。って、それなの原因? ごくごく稀にそうゆう人もいて、特に日常生活に支障はないらしい。それ以外は正常の範囲内の不整脈があるのみって、結局正常なんじゃん!なんなのあの炎天下のプールサイドでキャッキャキャッキャと楽しそうに泳ぐ同級生たちの様子を見学させられてた日々は!と過去最大級に気が抜けた瞬間である。

オリンピックに話は戻しますが、本日のスピードスケート、長島選手・加藤選手のメダル獲得は嬉しかったです。韓国人選手が圧倒的に強い中、よく2位3位につけたと思う。韓国ってメダルの可能性のある競技はピンポイントで強力にバックアップするから強くなるんだってMXの番組でイさんが言っていた。確かにスケート関連は強いよなー。

あと、思いっきり名指しでマイナー競技と言われ、仕分けされちゃったリュージュ(ひどいよね)。練習中の選手の事故は本当に残念。自然を相手にしているものならともかく、人工的なものだけに安全面にはもっと気を使ってほしいなと思いました。テレビで競技を見ながら、もうちょっと見せ方考えたら面白くなるんじゃない?とも。画面を分割して、どういう状況で滑っているのかわかるようにするとか、コースを小さく表示して現在地がわかるようにするとか。

明日はいよいよ男子フィギュアですね。高橋選手頑張ってほしいねーと、クリーニング屋の店員さんと思わず長話してしまったよ今日。クリーニング出して家に帰ったら、予想以上に時間が経っていて。どんだけ喋ってたんだ?と我ながらビックリしました。