2021/05/27

はじめに情念ありき

湿度より肌寒さが勝つ本日。
今日から読み始めた、日向を掬うという小説。まだ半分くらいしか読んでいないけれど、泣いたり声を出して笑ったりと感情が忙しい。

基本的に翻訳本が好きなのですが、ここ数年は日本作家の小説もよく読むようになりました。
というか、本屋さんで外国人作家コーナーを前にした時の、そのあまりにも狭く小さい有様に愕然とするよね。

いつもチェックしている、新潮クレストブックスも、恋するアダム以降は新刊が出ていないし。
こんなことを書きながらも、思わずため息が漏れてしまう。

と言っても、まだまだ読みたいのに読んでいない小説もたくさんあります。
本を開けば違う世界へと旅立てる。読書は日常に欠かせないものですな。



写真は、装画が最高に可愛らしい寺地はるなさんのほたるいしマジカルランド。
日本人作家ものを読むきっかけになったのは、寺地さんの「架空の犬と嘘をつく猫」という本でした。

2021/05/26

茶会は適材適所

今日は久々にカラッと湿度の低い良い天気。

これなら余裕で皆既月食楽しめるなーと思っていましたが、残念ながら夜は雲が出てしまった。
昨日のブログのタイトルがよくなかったの?
昨日誕生日だった、レイモンド・カーヴァーの詩の一説なのですが。

そんな本日ですが、カラッと天気がいいとか言ってる割には、一歩も外に出ませんでした!


写真は昨年10月のもの。

少し前から気になっていること。
仕事などでどれだけ夜更かししても、なんなら早朝に起きた時でも、向かいの建物の一室には電気が灯っていました。

受験生?勉強しているのかな?と思っていたのだが、もう数年その状態。どんな人が住んでいるのかは全然知りません。

もうかなり深夜深くても、あの部屋にも起きている人がいると思うと不思議と安心できる。勝手に同志のような、謎の親近感を抱いたりして。いや、本当に誰がいるのかわからないからね。場合によっては怖い話なんだけど。

それが今年の4月頃から消えていることが多い。というか、ほぼ消えている。

部屋の持ち主は変わっていないと思うのですが、何かな。環境が変わったのかな。
その部屋の人も、向かいの建物の誰かが、そんなこと考えているとは思いもしないよね。

2021/05/25

夜になると雲が出て、月をその奥に隠す。

何年も前だけれど、一時期通っていた美容院が閉店していた。驚き。

美容師さんの顔も名前も全く覚えていないけれど、ぐうたらなのび太が教育に悪いからと親にドラえもんは見させてもらえなかったとか、高知県では美容院のお休みは月曜日で床屋のお休みが火曜日とか。そんな他愛のない会話をいくつも覚えている。不思議なものだなぁと流れる雲を見ながら考えていました。

先日も似たようなことが。

スーパーで買い物をしていたら、以前の職場にいた人によく似た女性を見かけた。
その女性の最寄り駅、結構すごい事故に遭ったのに無傷で生還、写真ですら見たことのない一緒に暮らしている犬の種類や名前まで覚えているのに、彼女自身の名前はさっぱり思い出せない。

面白いよねーほんと。人の名前ってそんなにあっさり忘れちゃうものなのかな。



写真は先日の野良バラ。
3つの蕾もしっかり開きました。私の身長より大きいんだよね、このバラの木。

長い長いねこの歌

猫の数だけ歌がある。猫と暮らす多くの人が、その猫のテーマソングを作ってしまう猫飼いあるあるですね。

うちの場合、おととうみ、それぞれのテーマソングの他に、尻尾くねくねさせている時の歌、ウ○チの時の応援歌やウン○を称える歌、顔を拭いたり歯磨きする時の歌など。

そして本日。「食べ残しフードを片付けようとしたら猫が再び食べ始めたため、その様子をそっと見守り傍で待つ時の歌」が新たに生まれました。いぇーい!昭和歌謡風です。

しかしなぜ人類は、猫の様子を歌ってしまうのか。歌にせずにはいられないのか。
その謎を解明すべく、我々はアマゾンの奥地へと向かったのである(続かない)。

2021/05/21

ハゲニアの木の洞

もう梅雨のような天気。湿度が高すぎて辛い一日。
お気に入りのパン屋さん、タイミングによって長蛇の列だったりするけれど、この天気ならと思って行ったら、空いていました。よかった!!

と言っても、店頭に数人並んでしまうのですが。

花の子どもという本を読み始めたら、ココアのスープという言葉が出てきて。
ココアのスープ?食事のメニューだから、私が想像しているココアとは違うよね。
と、レシピを探してしまった。簡単に作れそう。作るかどうかはわかりませんが。



iPhoneのカメラロール For Youに表示された2年前の写真。
ムーミンバレーパークに行ったのが2年前。一日あっという間とか言っているけれど、遠い昔のように感じる不思議。

2021/05/20

読書は私たちにまだ見ぬ友人を連れてくる

今日は読書日和。というか、なんらかの工事で夕方までテレビも見られずインターネットも使えないらしいので、大人しく本を読んでいました。

4月の読書記録(唐突に)
・ジャックポット / 筒井康隆
・ワンさぶ子の怠惰な冒険 / 宮下奈都
・グレゴワールと老書店主 / マルク・ロジェ
・恋するアダム / イアン・マキューアン
・つまらない住宅地のすべての家 / 津村記久子
・テスカトリポカ/ 佐藤究
・消失の星 / ジュリア・フィリップス
・戻ってきた娘 / ドナテッラ・ディ・ピエトラントニオ
・サキの忘れ物 / 津村記久子
・ムーンライト・イン / 中島京子
・クララとお日さま / カズオ・イシグロ
・9月9日9時9分 / 一木けい

ジャックポットはみんなが知ってる筒井康隆。これこそ筒井康隆と思って読んでいると、最後に出てくる亡き息子との夢の中での対話で泣かされる。

恋するアダムは私たちが知らない1980年代の話。
アラン・チューリングは生きているし、フォークランド戦争にイギリスは敗北。ジョン・レノンも健在でビートルズは20年ぶりに再結成。 そんな時代に繰り広げられる、アンドロイドと30歳の冴えない男、男が住むアパートの上階に暮らす20歳の女性のユニークな関係が描かれています。
パラレルな時代背景にワクワクしながら読み進め、バラバラだったピースが次々と繋がるたびに訪れる高揚感に溺れそうになりました。



これまた唐突に、遊歩道脇に突然現れた薔薇の花。野良バラ。野薔薇か。
薔薇は簡単に接木できると母が言っていたけど、誰かが育てたのかな?

本の感想続きはまた気が向いたら。
プーチン歳とったねー(今、ロシアのニュース見ている)。

夜10時からBSの国際報道を見て、その流れで聖火リレーのデイリーハイライトも見てしまう。
オリンピック開催が問われる中、聖火ランナーそれぞれのドラマに胸が熱くなる。

2021/05/19

湿度67%

卵が大きくても小さくても黄身の大きさはほぼ同じ。大きい卵には白身がたくさん入っている。とよく聞くけれど、どう見ても黄身が大きい。気がする。