2007/05/19

イナゴ少女、可愛かった。

映画リーピングを見ました。
テレビでCMを見かける度、これだけは観ないだろうと思っていたのに、よりによって初日に見てしまうとは。しかも思っていたよりずっと面白いし。CMの「イナゴ少女、現る」というコピー、確かにごもっともではあるが、ちょっと損してるような気も。CMの雰囲気からバリバリのB級映画を期待して見たものの、B級の王道からちょっと外れた、も少し重みのある、かなり宗教がかったオカルト映画でした。

夫と子供の死をきっかけに、宣教師から"奇跡"と呼ばれる現象を科学的に解明する大学教授となった主人公(ヒラリー・スワンク)が、赴いた小さな田舎町・ヘイブンで数々の不可解な現象に遭遇するというストーリー。ひとりの子供が死んだのをきっかけに、川の水が血に変わったり大量のカエルが降ってきたり次々と家畜が死んでしまったり。町の人達はひとりの少女を災いの元と決めつけ、その根拠のなさを解明しようとする大学教授は次々と謎の現象に襲われ、そしてラストには衝撃的な事実が待っていると。もう、起承転結バッチリで、見ているこちらも入り込んでしまいました。

見終えた後の率直な感想は「面白いじゃん!」ですが、矛盾点もちらほら。無理矢理つじつま合わせようと考えるとどこまで深読みすりゃいいのか余計にわけわからなくなるし。十戒がモチーフになっていることは確か。ちゃんと旧約聖書を読んでいる人には理解できるのかな。

映画に出てくる大量のイナゴ、一部は本物を使ったんだそうです。しかし「イナゴ少女」という言葉はインパクトあるんだかないんだか。イナゴって佃煮にすると結構美味しいんだよね。ヒラリー・スワンクは相変わらずの存在感。そして少女役のアナソフィア・ロブは本当に可愛い。このまま真っ直ぐ大人の女優になって欲しいものですな。

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