2008/04/16

クローバーフィールド/HAKAISHA

本日は映画クローバーフィールド/HAKAISHA見てきました。



ニューヨークから日本に栄転するロブのお別れパーティー開催の日の出来事です。記念にとビデオでその様子を撮影している最中に異常事態発生。大地震のような揺れと停電、外からは爆音が聞こえ、パーティーに集まったみんなが慌てて外に飛び出すと、近くで何やら爆撃されている様子が。何が起こったのか把握できるわけもなく、ひたすら逃げ惑う人達の前に、自由の女神の巨大な頭がごろんと転がり、人々は大パニックに陥ります。パーティーが始まる前から撮影し続けているその映像を、こちら(観客)が見るという形態の映画です。

これ、好き嫌いが分かれる映画ですな。一時期話題になった、ブレア・ウィッチ・プロジェクトっぽい形式なのですが、こっちの方がずっとよく出来ています。その事件が起こる前、パーティーの準備からの映像がだらだら20分くらい続くんですよ。こっちもゆる〜い感じで見ていると、そこに突然大事件発生!! そこから一気に展開し、ラストまで息つく間もなく全力疾走させられます。なにしろ素人が撮影している風の映像を見続けているだけなので、見ているこちらも登場人物と同じく、一体何が起きたのかわからないまま話が進んで頭の中は?マークだらけ。え?なに?ええっ??って感じで完全に画面に釘付け状態。その映像がまた、いかにもハンディカメラに不慣れな人が撮ってる風の傾き加減とかブレっぷりとか、半端ない臨場感を醸し出てるというか、リアル過ぎで。それだけ緻密に計算されてるってことなんだよねと思うと、よく作ったもんだと感心してしまいます。

途中で一瞬「ゴジラ?」と思ったんですよ。で、家に帰って色々見てたら、やっぱゴジラがヒントになっているとのこと。これはこれで面白い、と私は思いました。85分という時間も丁度良かったし。でも、映画の形態だけじゃなくプロモーション方法も含め、もう同じ手法は使えないよね。続編が出来るそうですが、次はどうするかな〜。製作は人気ドラマLOSTやエイリアスのプロデューサーらしいから、また見やすく面白い作品になるとは思うけど。

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