2022/03/28

人生、適当に負けることが大事さ。

以前のようなワクワク感もないのですが、アカデミー賞授賞式は毎年リアルタイムに見ています。

今年もしっかりテレビ鑑賞。ウィル・スミスがクリス・ロックに近づいてビンタする場面は見たのですが、バタバタしていてその前の発言を聞いていなかったので何事かと。なにしろ不穏な雰囲気にハラハラしました。

のちのちクリス・ロックの発言も伝わってきました。クリス・ロックって以前から際どい発言で笑いをとるタイプだけど、さすがに引くよね。

それと同時に10年前くらいに見た、クリス・ロックが製作&出演したGOOD HAREというドキュメンタリー映画を思い出しました。

アフリカ系女性の髪質がテーマで、「どうして私はグッドヘアーじゃないの?」という幼い娘さんの発言をきっかけに製作したのだと。

娘さんにとってのグッドヘアーは美しく艶やかなストレートヘアーのこと。しかしアフリカ系女性は遺伝上、細かくカールされた黒髪しか生えてこない。実はビヨンセやミシェル・オバマさんも地毛ではないとか、一般のアフリカ系女性も「GOOD HARE」を保つために時間とお金をかけまくっているし、何よりも髪の触れられるのを嫌がるなど。

思いもよらない私の知らない世界の話。

深刻なのはアフロや細かい三つ編みなどだと、「民族的すぎるから、会社にふさわしくない」などの理由で職につけないことも多いのだと(10年以上前の映画なので、さすがに今はそれはないと思うが)。

ストレートの髪が美しいって。確かにそう思う。でもなんでだろう。
実際よくわからない価値観だし、それで社会的圧力まで働くのはどうなの?

モヤモヤするねーと思いつつ、その映画から私が受けた教訓は「人の髪質や髪型には積極的に触れない方向で!」というものでした(←雑)。その人なりの事情があるからね。

私にそんな教訓をもたらした映画を製作した人によるあの発言。意味わからん。

だからといって暴力もね。わざわざ舞台に上がってまで平手打ちしていたからなー。オスカー関連の話題がほとんどそっちに取られちゃっていて複雑な気分。



この道路標識、たまたま通りかかった道にあったのですが、初めて見たような気が。

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