2008/03/30

AMERICAN GANGSTER

ロシアかな?どこの国のニュース番組で見たのか忘れちゃったけど、フィンランドで開催されてる雪合戦国際大会。世界で2000のチームがあるとか、国際公式ルールがあるなんてことは聞いてましたが、雪合戦は日本生まれなので、JUDO(柔道)と同じく大抵の国でYUKIGASSEN(雪合戦)と呼ばれているというのは初めて知りました。海外のニュース番組見て知るなんて、なんか間違ってるよね。しかもそんなに日本を尊重してくれてるのに、当の日本は全く弱いし。とほほ。

ロシアと言えば、森林火災対策にカメラを設置したところ、火災面積がカメラ設置前の100分の1になったそうですよ。自然火災も早期発見で食い止めるのがポイントなんだって。カメラ設置費用がかかるものの、火災後の処理費用と比べると屁のような額らしいし。

毎年のように森林火災が問題になるカリフォルニアもそれ試してみればいいのにね。カリフォルニアの森林火災、東京23区の2倍以上に及ぶとか何十万人もに避難命令が出たとか、なにしろ被害が半端じゃなく大きいんで大変だよねーなんて見るたびに思ってたんですけど。もともとあの辺りって人は住めない地域だったのに、ハリウッドスターなどセレブな方々が住みたがるので州法を変えて居住OKにしたらしい(朝のワイドショー・メキシコ人のおじさん情報)。それほんとかなぁ。でも基本的にお金持ち居住地帯なんかは避難場所の状態も私達がよく見る、想像する光景とは全く違うみたい。ここぞとばかりに一流レストランのコック達が腕を振るいまくり、ひっきりなしに「食事はいかがですか?」と訊ねて回って来るのを断るのが大変!と被災者が語っていたのを新聞で読みました。

ところで。3月30日といえばマフィアの日。こないだ見て来たんですよ、映画アメリカン・ギャングスターを。

1970年代のニューヨーク・ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク(デンゼル・ワシントン)は、ボスの死後、ベトナム戦争を巧みに利用し東南アジアから麻薬を密輸する商売を始めます。その麻薬の純度の高さから一躍人気ブランドとなり、麻薬王に君臨したフランクを、麻薬捜査チームのリーダーのリッチー刑事(ラッセル・クロウ)が追ってゆくというストーリー。これ、実在の人物をモデルにしているんです。


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上映中に常に頭の片隅にあったのが、ゴッドファーザー。もともとイタリアンマファアの下請けみたいなことしていたアフリカ系マフィアが、麻薬を武器に独立するというか、アフリカ系独自のシステムを構築するのがアメリカン・ギャングスター。一方ゴッドファーザーのドン・コルレオーネは麻薬ビジネスを嫌い、それを疎ましく思ったタッタリア・ファミリーに襲われるんだよね。どちらの映画も実際にあったエピソードを元にしているだけに、微妙に重なる部分が面白かったりして。

とは言うものの、ゴッドファーザーに比べたら、アメリカンギャングスターの撮影はずっと楽だったんじゃないでしょうか。フィクションと言いつつ実話が巧みに織り込まれたゴッドファーザーは、コッポラ監督に決まるまで12人もの監督に断られたらしいし。実際、コッポラもひどい嫌がらせを受けつつ撮影していたみたいだし。

私がゴッドファーザーで一番恐ろしいと思った場面は、イタリア系の歌手ジョニーからハリウッド映画の役がほしいと依頼を受けたドン・コルレオーネが、映画のプロデューサーに打診したものの断られ、その結果プロデューサーが寝ているベッドに彼の一番お気に入りの馬の切り落とした生首を入れて脅迫するというエピソード。静かに眠るプロデューサーが目覚めて馬の生首に気づくまでの流れがね、もう本当にこえーよ!!と、あり得ねーよ!!と怒りたくなるくらいなんですけど、それが実際にあった事と聞いたときゃあ、マジでびびりました。泣きながらおしっこ漏らしそうなくらいびびりましたとも! ちなみにジョニーのモデルはフランク・シナトラ。カラオケでマイウェイとか歌ってる場合じゃないっすよ部長!!

ところでマフィアって言葉、「Morte alla Francia Italia anela(全てのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)」という言葉が由来だそうです。フランス国王の叔父の支配下にあったシチリア島民が反乱しフランス人を殺しまくり。その時の合い言葉なんだそうですが、どっちにしても血腥い話じゃのう。

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