2007/07/08

go エイプリルの七面鳥

本日見たDVD、エイプリルの七面鳥がなかなか良かったです。

エイプリルの七面鳥
ケイティ・ホームズ パトリシア・クラークソン
デレク・ルーク

B0007NOMYA
日活 2005-04-21
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おすすめ平均 star

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まるで60〜70年代のファミリードラマに出てきそうな、アメリカの典型的中流家庭の中、唯一家族とそりが合わない、長女のエイプリル(ケイティ・ホームズ)が主人公。家を飛び出しニューヨークのハーレムでボーイフレンドと生活、家族とは何年も会わずにいたものの、母親の余命が短い事を知り、感謝祭に家に招待しました。精一杯のもてなしをと思っていたのに、七面鳥を焼くはずのオーブンは故障。感謝祭で管理人も留守、修理の電話も繋がらないまま、人種も世代も様々なアパートの住人たちに助けを求めて奔走します。

どんなストーリーか全く知らず、ありがちなコメディかな?なんて思って見ていたのですが、良い意味で裏切られました。周囲の人たちの温かさに触れ、他者を受け入れる優しさを身につけてゆく様子とか。ロードムービーの要素もあるし、リトル・ミス・サンシャインの雰囲気に少し似ているかな。

この映画を見る前までの、ケイティー・ホームズと言えば、この映画のイメージ。
go
B000STC8YY
ケイティ・ホームズ.サラ・ポーリー
デスモンド・アスキュー ダグ・ライマン


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随分以前にサラ・ポーリー目当てに見た映画。丁度ケイティがトム・クルーズと結婚した頃だったので、えーこんな若くて可愛い女の子が?騙されてるんじゃ?催眠術とかかけられてるんじゃないの?という気分になりました。

ドラッグディーラーとか銃とかマルチ商法とか、すぐそこにある危険に自ら飛び込んでゆく若者たち3人の視点で、クリスマスイブから翌日までの24時間を描いた作品です。スーバーのレジ係のロナは、イブだというのに滞納した家賃が払えずアパートを追い出される寸前の状態。そこにやって着た男2人が何を勘違いしたのかロナにエクスタシー(ドラッグ)を売ってくれと言って来た。少しでも現金が欲しいロナは自ら危険な道に足を踏み入れ、そこから話は坂を転がるように進んで行きます。

映画はタランティーノのパルプ・フィクションを意識した?という感じですが、役者がみんな若いだけあり、かなりのスピード感。冒頭から一気に惹き込まれ、あっという間にラストまで突っ走ります。タランティーノ映画と違うのは、誰も死なないとこ。何でもアリの疾走感の中にもお約束というか、それなりの手堅さも感じられ、安心して楽しめる作品です。

この監督(タグ・ライマン)、この後ボーン・アイデンティティとかMr.Mrs.スミスなどの大作を撮るようになるわけですが、この映画がアメリカで評価が高かったってことなんでしょうかね?私はレンタル屋さんで見かけるまで知らなかったよ。てか、サラ・ポーリーが出てなきゃ見てないし多分。

サラ・ポーリー好きな理由のひとつは、ディズニーのブラックリストに乗っているというとこ。湾岸戦争中、アボンリーへの道(ディズニー作品)で何かの授賞式に出席した際、ディズニー幹部が止めるのを無視して平和をアピールする衣装を着続けたとか、政治デモに参加した際には警官と喧嘩になり歯を2本折っただとか。子役から活躍しているの人って太っちゃったりドラッグに走ったりするパターンが多いんだけど、彼女はやたら勇ましくてユニーク。ハリウッドが嫌いらいしから、今度いつ見られるのか…と思わせてくれるあたりも、ついついチェックしてしまう要因かも。

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