こうの 史代
この漫画には、過激な戦闘の場面はありません。原爆が落とされてから10年後、母親と2人で広島で暮らす社会人の女性と、それから数十年の時を経て、彼女の姪が見た広島を描いた2つの話で構成されています。
この本を読むまで、原爆も戦争も遠い昔の話だと思っていました。でも全然違った。戦争を終わらせることが出来ない人も沢山いる事に衝撃を受けました。子供の頃からすごく仲良くしていた友達が偶然にも被爆2世・3世だったにも関わらず、その子達の立場や家族の苦悩など、本当に微塵も知らなかった事が何よりショックで、何度読み返してもその度に号泣してしまいます。
そんな日本で育っているはずなのに「戦後レジームからの脱却」だとか言っちゃってる、ちょっと喋らせりゃいかに軽薄でアホなお坊ちゃんかがわかるあの方が、未だに国のトップにいる事が不思議でなりません。って、本人辞めないって頑張っちゃってるから仕方ないのか。代わりもいないしね。それ以上に、日本も核武装した方がいいなんて言っている人がいる事も不思議。抑止力になるからって、アホか!?そんなもんがなきゃ抑止できない世の中なら、なくなっちゃった方がいいよ!と、心のちゃぶ台を片っ端からひっくり返しまくり。とにかく戦争も核も絶対に嫌ですから!
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