まず最初に見たのが、天然コケッコー。くらもちふさこの漫画が映画化されると聞いて一抹の不安を抱きましたが、その後、監督は山下敦弘と聞いて大興奮。そりゃ見るでしょ!とものすごく楽しみにしていたのでした。7月公開だったのに、うち近所のシネコンにはやっと今日来てくれたよ。
↑劇場予告
くらもち ふさこ
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でも、映画化されるならいつもポケットにショパンかなーと思っていたので、ちょっと意外だった。いつポケはちゃんと全巻揃えてる。愛子さん(麻子の母)の「麻子はシチューが得意です」というセリフは、エースを狙え!のお蝶夫人のセリフと並べ、私の心の名台詞ベスト10に常にランクインしています。って、今までそんなベスト10考えたこともなかったけど。
2本めは夕凪の街 桜の園。脚本もカメラも音楽も全然ダメなんだけど、それで丁度いい感じでした。
というのは、先日テレビでちょこっと紹介されているのを見ただけで涙で前が見えません!って状態だったので、映画館で見るのやばいなーやめよっかなーなんて考えていたので。映画がダメだったおかげで、それほど泣かずに済みました。それでも号泣状態だったけど。いくらダメでもこの映画のインパクトはものすごいっす。リアルに来ます。こうゆうのって文部科学省認定にしてみんなに見せた方がいいんじゃないかなーと思うけど。
マンガのイメージとは違うものの、田中麗奈も麻生久美子も役にピッタリはまっていたと思います。原作と違う設定の箇所がちょっと気になったけれど、後でこの映画を見た友人と話したら、映画の設定の方が見た目のインパクトは強いと言っていた。確かにそうかもね。マンガでは、ただ語られるだけの場面だったし。
戦争って本当に愚かで惨めで馬鹿らしいものだと思う。先日の太田総理で、石破元防衛大臣の「自衛以外の戦争にはは反対」との言葉に太田総理が「戦争なんてみんな自衛意識からだ」と言ってたけど、本当にその通りだよね。ニュルンベルグ裁判ではナチスの幹部も「自衛のために戦った」って言ってたし。「家族単位で小さな子供まで殺したのは、誰かを残すと恨みが残るから」とか言ってる人いて、戦国時代か!と突っ込みたくなりました。
今日見た2本の映画、どっちが良かった?と聞かれたら迷わず「天コケ」と答えるけれど、実際、後から見た夕凪の街〜のインパクトが強過ぎで! 見終わってから、あれ?今日もう一本何見たんだっけ?と、一瞬マジで思い出せないほどでした。見る順番逆にすりゃ良かったなーと思いつつ、天然コケッコーのように、特別なことは何も起こらない日々の素晴らしさを実感しました。
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