2007/08/31

ハチミツとクローバー

今年の夏が麦茶の夏なら、昨年はハチミツとクローバーな夏でした。

ハチミツとクローバー
櫻井翔 蒼井優 伊勢谷友介
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うち近所のシネコンで上映されていた1ヶ月の間に、なんと5回も見てしまったのである。公開前に売られていた、主要メンバーのイラストが書かれた5枚綴りの前売り券見て「誰が買うんだよこれ…」なんて鼻で笑っていたけれど、私だよ! 私こそがそれ買うべきだったよ! と自分自身にツッコんだのは言うまでもありません。

毎週のようにハチクロ映画を見ていた夏が過ぎ、DVDが発売されるまでの寂しさと言ったら。もちろんDVDは購入し、毎週とは言わないけれど、未だ2週間に1度以上の頻度で見ています。

私が一番好きのは、土手上を歩くはぐみ(蒼井優)に、あゆ(関めぐみ)が声をかける場面。はぐみに話しかけるために土手を上るのですが、普通そこ目指さないでしょ?ってくらい、はぐみから離れた場所に立つその距離感が、この映画の総てを物語っているようで。そこ最初に見たとき、うまいなーと唸ってしまいました。必要以上に近づかず、でも誰かが必ず見守っていてくれる感じがよく出ています。

キャッチ見るとやたら恋愛度アピール高いのですが、それだけには当てはまらないというか、あんまそこ期待しない方がいいんじゃないかな。というのは、以前原作者の羽海野チカと吉本ばななの対談で、若い読者にはあのストーリー展開(誰かと誰かが付き合い出したりどうこうしたりの恋愛に発展しない)がじれったく、もったいなく感じるらしいというくだりを読み、そもそもそうゆう話じゃないんじゃ…と思ったからでした。確かに恋愛話ではあるけれど、人と人との関係ってそれだけじゃないじゃん!と声を大にして言いたい今日この頃である。

ハチミツとクローバー (1)
羽海野 チカ

ハチミツとクローバー (1)
ハチミツとクローバー (2) ハチミツとクローバー (3) ハチミツとクローバー (4) ハチミツとクローバー (5) ハチミツとクローバー (6)
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設定はかなり原作に近づけていますが、違う所も多々あり。森田さんはかなり別人です。でも、映画はひとつの作品として完璧に作られているので、多少の違いはとても小さなことに感じます。映画化の後に原作も最終回を迎えたのですが、そりゃ素晴らしいラストでした。正直、大好きな漫画なだけに、そこまで期待していなかったので(裏切られたら恐いし)、単行本になる前に掲載誌を立ち読みしながら感涙しまくり。本屋で漫画立ち読みしながら号泣する女…。我ながら想像したくないわそれ。単行本発売日には本屋に走り、そんで家に帰って読んでまた泣いた。よくぞここまで上手にまとめてくれた。グッジョブ羽海野先生! 本当にお疲れさんです。

そういや…

ハチミツとクローバー ホイップちゃん ぬいぐるみ
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調子に乗ってこんなもんまで買っちゃったんだ。ホイップちゃんってベビーピンクか水色のイメージだったので、黄色いうさぎが届いた時にはちょっとビックリした。でも可愛いよー。頭のほわほわが。

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