アレッシャンドレ・ロドリゲス
フェルナンド・メイレレス カチア・ルンジ
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60年代末から70年代、ブラジルのリオデジャネイロにあるスラム街の話。 シティ・オブ・ゴッドと呼ばれるその街は私達が抱くリオのイメージ、コパカバーナやイパネマの娘などとはかけ離たもの。公営住宅との名のもとに、放火や洪水で他のスラムから流れた人々を押し込めた貧民街です。その街で強盗をしながら生計を立てる3人の少年の姿を3つのパートで描いています。
まず驚いたのが、これが事実に基づいた話であるということ。少年たちの身近に溢れるドラッグも、強盗も殺人も日常のこと。いかにもラテン系のはじけるような少年たちの笑顔と音楽と、現実に起こる出来事のギャップにも驚き。それだけヘビーな話にも関わらず、現地での、固定カメラを使わない生々しい映像とスピーディーな展開で、見せる事を意識した完璧な編集は素晴らしいとしか言いようがない。冒頭から惹き込まれ、一気にラストまで走り続けてしまう感じです。
セントラル・ステーション
サッカーフランス代表のシセ選手がシティ・オブ・ゴッドのモデルになった街の出身と話題になりましたな。しかし2006年ワールドカップ直前、中国との親善試合で相手のラフプレーにより骨折。残念ながら出場は叶いませんでした。ワールドカップ後にジダンが中国との親善試合に出場拒否してこれまた話題になったけど、その発言の良し悪しは別として、気持はちょっとわかるよ。誰だって親善試合で怪我したくないものねぇ。
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