あくまでもサッカーがテーマの映画なので、人物描写がものすごく薄いんですよ。何故みんなそんなに単細胞なんだ?と、見ていて正直思ってしまうこと度々。しかし、これは貧しい生い立ちの主人公サンティが、自らの才能と周りの人々の思いやりに支えられつつ成長し、成功して行く物語ってことで、この際細かい事にゃあ目をつぶりましょう。実際の試合とサンティ&親友ガバンのプレーを合成しているからか多少のとってつけた感は否めないものの、さすがにサッカーシーンは迫力あり。大画面でラウルやグティやアンリのブレーが見られるだけで、この映画とりあえずOK!と、大海原のような広い気持になってしまうから不思議です。単細胞なのは私じゃん!と思わず自分にツッコんでいる間に、次回に続くといった雰囲気で映画は終わってしまいました。
とくに印象に残ったのは、サンティの自宅のテレビ。10年前ならそこにはSONYという文字があったであろう箇所に、サムスンのロゴが…。頑張れ日本家電メーカー!と、あまり映画自体とは関係ないところで熱くなっていた私である。あと、レアルの監督役のルドガー・ハウアーがオシムに似ていてビックリ!年とっちゃったね。
↑こちらの前作ではメキシコからアメリカに不法入国したサンティが、いかにしてイングランドプレミア・リーグの選手になるかが描かれています。そんな内容なので、今作よりこちらの方がドラマチック。気持いいくらいスタンダードなスポ根ドラマなので、何も考えずに心から楽しめます。
全世界的にサッカーは野球よりずっと人気があるけれど、注目されるのもわかるわ。としみじみ思いました。だってサッカーはベッカムにラウルにグティにアンリでしょ? 一方野球はジアンビーにラミレスに松坂に松井だものね…。あーもう、こればかりは本当にしょうがないね。
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