なんて言いつつも、映画館にはしっかり出向く私であった。本日は松尾スズキ監督のクワイエットルームにようこそ見てきました。面白かったよ。 なにしろ出演者が豪華。しりあがり寿、塚本晋也、庵野秀明、しまおまほ、川勝正幸など、あまりスクリーンではお目にかかれない面々がちょこちょこと顔を出していて、それだけで楽しめました。主役の内田有紀もハマってた感じだし、蒼井優や大竹しのぶは相変わらず上手だし。未だ妻夫木聡=リトル山田(by木更津キャッツアイ)のイメージが抜けないのですが、この映画での妻夫木君がまんまそんな雰囲気で面白かったっす。
しかしこの映画、どっかで見たことね?と首をかしげつつ思い出したのがこれ、
ウィノナ・ライダー .アンジェリーナ・ジョリー
奇しくも先日見たばかりの、17歳のカルテでした。
クワイエットルームと同じく、アスピリンでオーバードープして気がついたら精神病棟に。今までの自分の生活からはあり得ない閉鎖的な場所に移され、狂気に満ちた周囲の人達に戸惑いながらもいつしか現実を受け入れてしまう。人間の適応能力というか、強いんだか弱いんだかわからないけど、なんだかんだ言っても図太いもんだよね人って。と思わずにはいられない内容でしたな。
年齢的なこととか邦画ってのもあるからか、見ていて映画に自然に入れるのはクワイエットルームの方かな。比べちゃうと似ている所と同時に対照的な箇所もあるのですが、どちらも終わり方がわざとらしくなく、さっぱりしていて良かったです。
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