2007/10/24

アマロ神父の罪 : プチメキシコ祭り中

さて。メジャーリーグもワールドシリーズを残して今期は終了。月曜から金曜までは毎朝立て続けに放送する、スペインTVE、ドイツZDF、韓国KBS、ロシアRTR、カタールアルジャジーラ、アメリカABC、イギリスBBC、フランスF2と中国のどっかの局(忘れた)のニュース番組を見ていますが、野球シーズン中は時間が合わない事が多く、見逃す事が多いのでした。

シンガポールとかベトナムとかタイとか、アジア各国のニュース番組は早朝3時くらいに放送しているので、こちらはたまにしか見てません。でも、たまに見ると本当に面白い。フィリピンのニュース番組とか特に。

野球シーズンが終わってしまうのは寂しいのですが、毎朝、家事とか仕事とかしながら各国のニュース番組見ている時間もかなり好きですな。日本語に翻訳して流しているので、内容も選んでいるのでしょうが、それでも日本では全く報道しない日本の話題とかもあったりして目からウロコ状態になることも。アメリカABCだけは現地から10分遅れで同時通訳で放送しているらしいけど。

韓国の番組で流している北朝鮮の映像とか、日本で見るものとはまるで違ってビックリした。日本の番組で見かける映像って大体、灰色でどよ〜んと暗い平壌の光景とかだけど、韓国の番組では北朝鮮の若い女の子たちが、みんなお洒落して楽しそうにショッピングしている映像が流れていました。もちろんどちらも現実だと思いますが、イメージ違いすぎ。北朝鮮の女の子たちが、あんな普通に色のあるラフな服装で、楽しそうに町中を歩いている姿を想像したことがなかったから。報道が100%だなんて思ってもないのに、何度も目にする光景で勝手な印象を抱いちゃってる自分がちょっと恐かったわ。

それとほぼ同じ時間帯に放送している別局のニッポニアNIPPONを行ったり来たりしてますが、それに毎週出ているメキシコ人のおじさんが可笑しくて! なんつーか、本音炸裂しすぎで笑える。そういやメキシコには伝統的な死者の日という祭りがあるそうです。日本のお盆のように死者を弔うという意味と、死はナチュラルなもの、恐いものではありませんというメッセージが込められた祭りだとのこと。

メキシコと言えば、メキシコのかわいいデザインたち程度の知識しかない私ですが、実は最近プチ祭り中。パンズ・ラビリンス見てメキシコ人のギレルモ・デル・トロ監督にハマッたのとほぼ同時期に、適当にレンタルしたDVDに軒並みメキシコ人俳優のガエル・ガルシア・ベルナルが出ていたこともきっかけとなり、それじゃついでに…と、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とかアルフォンソ・キュアロン監督作品とか、今まで見てなかったものを次々と見ている次第です。

20歳くらいの頃のガエル・ガルシア・ベルナルってウエンツ瑛士にちょっと似てるよね。と、アマロ神父の罪みて気がついた。今すっかり男の顔になっちゃったけど。ずっと誰かに似てるなーと思っていたのでスッキリ。背格好も同じくらいだし。

アマロ神父の罪
ガエル・ガルシア・ベルナル
アナ・クラウディア・タランコン
カルロス・カレラ
B000OPOBFQ




メキシコの小さな町の教会に派遣されたエリート神父アマロが、美しく信仰心の強い少女と親しくなるうちに、聖職者として許されない関係になってゆくストーリー。教会の汚職というショッキングな内容はカトリックの方々の怒りをかい、アメリカやメキシコで上映禁止を求める声も多かったそうですが、皮肉にもそれが話題を呼び映画はヒット。ゴールデングローブやアカデミー外国語映画賞などにノミネートされたそうです。

クリスマスケーキ食べた一週間後には除夜の鐘を聞きながら年を越し、正月には神社にお参りに行くのが当たり前。そんな典型的ジャパニーズな私にはなかなか理解しづらいのですが、信仰心強いといろいろ大変だよね。なんて軽く言ってみたりして。聖職者としてあり得ない行為をしておきながら「自分は聖職者が天職」なんて言っちゃっている様子は、単に権力に取り付かれているだけの人に見えてしまう。と、今ざっくりしすぎの感想を書きながら、この映画もう一度見ておさらいしたいと思いました。ガエル君の演技はかなり良かったです。

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