2007/09/24

ロボコン

ロボコン大好き!と言っても、ロボコン自体の認知度がえらく低く、ごくたまに知っている人がいても「なんてマニアックな…」と片付けられるのがせいぜいですが、NHKで放送がある度に、毎度心躍らせながらテレビに釘付けになってしまいます。

もともとロボコンとは、高専専門学校のロボットコンテストのことでした。自分達の手作りロボットを使い、規定の競技で全国の高専専門学校のトップに立つのを目標とする、ざっくばらんに言えば、自作ロボットの高校野球みたいなものですな。

20年の歴史のある高専ロボコンとは別に、2002年から始まったのがロボコンの世界版、ABUロボコンです。こちらにはアジア・太平洋の国と地域の大学・工科大学の学生が参加します。高専ロボコンにも海外のチームが参加するようになったな〜と思ったら、いつの間にやら世界大会が出来ててビックリ。マイナーな大会だけに情報がないから、世界大会が始まったなどつゆ知らず。テレビで見て何これ?と思ったのを覚えています。

で、本日テレビで放送していたのがABUベトナム・ハノイ大会。日本で始まったロボコンなのに案外日本は弱いんだよね。一昨年にかろうじて優勝したけど。とほほ。そして世界大会の強豪国と言えば、今回開催国になったベトナム。過去5大会のうち、3度も優勝しているのでした。

日本代表、金沢工業大学チームも今回は健闘。とはいえ、残念な事に3回戦目でマレーシアに敗れてしまいました。期待されていたベトナムも中国に負け、そのまま中国が優勝。確かに優勝するだけのモノを作っていた中国は。完全に勝つためのロボットを作っていました。

今回つくづく感じたのは、ロボコンに対する各国の熱の入れ具合。大統領までもが視察に来る韓国やロボコン大会の話題は必ず新聞一面トップ記事になるベトナム、国内の大会の優勝者は町中をパレードする程の盛り上がりっぷりを見せるタイなどなど。途上国の方が工業技術に力を入れるものとはわかっているけれど、もともとの開催国だというのにあまりに日本国内の扱いは寂しすぎないか?とちょっと悲しくなってきます。日本の未来の技術力は彼らの腕と頭脳にかかっているのに。もっと応援しようよみんな!

そういや、ロボコン好きが高じて以前、こんな映画まで見に行っちゃったんだった。

ロボコン
B000DZV736
長澤まさみ 小栗旬 伊藤淳史


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


2003年の作品ですが、この映画で初めて長澤まさみを見て、なんて可愛いんだ!と思ったのでした。高専に通う主人公(長澤まさみ)が1ヶ月の居残り授業を免れたい一心でロボット部に入部し、ロボコン全国大会を目指すという青春映画です。

今回残念ながら日本代表は優勝を逃したけれど、技術賞を獲得しました。運悪く日本が出場する直前にひどい強風と大雨が。ロボットが濡れないようにとピットから会場までの間、自分たちはびしょ濡れになりながらもビニールシートを広げて運搬を手伝ってくれた、韓国やベトナムチームの人たちの姿に感動。10月には高専ロボコンが始まるよ! 今から楽しみです。

0 件のコメント: