2007/09/27

グアンタナモ、僕達が見た真実

ここ数日、ミャンマーのデモ騒動をニュースで見る度に気になるのがNHKの表記。いつから僧侶を僧りょと書くようになったんだろう。つい先日まで僧侶と表記していたのに。

なんてことを考えながら見ていたら、日本人らしき人が暴動に巻き込まれたとの報道が。これ以上騒動が大きくなったら、国連も黙っていられないだろうし、軍事政権がいくら頑張っても無理なんじゃないかと思うのですが。大体、仏教国なのに僧侶にあんなひどい仕打ちをするなんて信じられない。安土桃山時代かよ! 僧侶でさえ弾圧されているのだから、拘束された一般の人は一体どんな目に遭わされているんだろう。なにしろ一刻も早く事を落ち着かせてもらいたいと思います。

ミャンマーの軍事政権なんて中国の後ろ盾がなかったら保てないんだから、中国がガツンと言ってくれりゃいいのにね。どんな大人の事情があるか知りませんが、この状態を黙視し続けられるのだろうか。

そんな本日、グアンタナモ、僕達が見た真実を見ました。

グアンタナモ、僕達が見た真実
B000PGTEIS
アルファーン・ウスマーン ファルハド・ハールーン
リズワーン・アフマド


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結婚式に出席するためにパキスタンに渡った、パキスタン系イギリス人の3人の若者+パキスタンの友人が、不当な疑いをかけられてテロリストとして拘束され、9.11以来多くのテロリスト容疑者が収容されるキューバ領内のグアンタナモ米軍基地に、2年以上も収容されていたというノンフィクションを描いた映画です。

グアンタナモにおける、テロ容疑者への人権を無視した扱いは度々耳にしていましたが、本当にひどいですこれ。アリバイを調べもせず証拠をねつ造しようとしたり、暴力的な虐待より、徹底的に精神的ダメージを与えようとする陰湿さ。しかし、イギリスで育ち生活を送りながらも敬虔なイスラム教徒である彼らは、理不尽な扱いに屈する事なく、連日の拷問に耐え続けます。あの精神力の強さには本当に感心しました。

今年6月、アメリカ政府がグアンタナモ基地廃止を検討すると言い出しましたが、これ、どうするつもりなんだろう。なかった事にするつもりなんでしょうか。ちなみにグアンタナモに拘束されたテロ容疑者500人のうち、有罪になった人は1人もおらず。そんなものに国税使われてたなんて、アメリカ人だって怒るだろうよ。

現実には、イギリス国内でもパキスタン人の摘発が繰り返されているそうです。難しいよね本当に。関係ないけど、パキスタンと聞く度に釈然としないのが核保有国であるということです。仲の悪いインドが核を保有したからという理由からのようですが、一昨年にも一緒に大地震の被害に遭っていたように、べったり隣接した両国。どちらにしても相手を核攻撃したら、間違いなく自分とこも被災するよね。ほんとに核持つ意味あるのか?と思う次第です。

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